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2016年 11月 17日
栗の渋皮煮、渋皮染め、クリシギゾウムシ
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残業で疲れた夜に同僚と、友達のやってる料理屋さんに行ったら、コレ庭にまくと良いよと炭火焼の灰を袋に入れてもらってウキウキで帰る。植物灰は、家庭菜園の土壌改良材になるんだよな。

その後日。
灰汁を使って栗の渋皮煮というものが作れることを知る。灰の上澄み液に、鬼皮を剥いた栗を浸してアク抜きするという方法。せっかく灰がいっぱいある今、やるしかない!と思って、作ってみた。
レシピはインターネット上に色々あったが、主にこちらを参考にした。
 →栗の渋皮煮:ほっこり日記

渋皮煮って初めて食べたけど、栗の味がすごくして、見た目も秋らしくて美味しいものだなあ!
夜、夫が入れてくれたお茶と一緒にパクパク食べる。食べながら得意になって夫にレシピを話したら、ピタッと夫の手が止まった。

そして、「今すぐ友達に連絡して料理に灰を使って大丈夫か確認して」と不安そうな顔で言う。えー、炭火焼の灰だよ、大丈夫だよ、と言ったら、庭用にって貰ったんだろ!タバコとか入ってないって言い切れるのか?macchiは適当すぎる!あっ、微かに口内に違和感がある気がしないでもない……と、声まで震わす(さらさらでタバコなんて入ってなかったよ、ソレきっと渋成分だよ、食べすぎ)。確認するまで残りの栗は食べるな令が出て、栗が封じられてしまった。で、その場で友達に連絡したら大丈夫だよと言われて一安心。改めて、残りの栗も食べて良い令が発布される。

結局、渋皮煮は子ども達にも大好評で、30個以上作って瓶にも漬け込んだのが3日で全部なくなってしまった。またそのうち、栗(と灰)が手に入ったときはやってみようっと。


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ついでの草木染め:栗の渋皮染(赤)

栗を渋皮ごとしばらく灰汁につけ、鍋で茹でると深紅の煮汁が出てくる。

あんまり綺麗な赤色だったんで、煮汁で白布巾を草木染めしてみたら、予想通り綺麗に染まった。アクの強い植物の煮汁って、良い染料になるんだよなあ。栗の渋皮染め、いい感じ!

色味の感じや、灰汁(アルカリ性)で赤が濃くなり酢(酸性)で色が薄くなる振る舞いを見ると、たぶん、枇杷の葉で綺麗な赤の草木染めができるのと同じ原理だと思う。どちらも色素はタンニンなのかな?
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ついでの虫観察:クリシギゾウムシ(栗鴫象虫)

たくさんの栗をまずはそのまま水につけてみて、沈んだ実だけ渋皮煮には使う。

浮いた実は虫食いの可能性が高いが、実が縮んで鬼皮との間に空気が入ってしまっているだけというケースも多い。なので、渋皮も剥いて中を割ってみて、空気が入っているだけだったら甘露煮にすれば良いかなと思う。

小さい穴があいてる栗の場合は、クリシギゾウムシが実を食べて、すでに脱出してしまっている可能性が高い。試しに見てみたら、やはり、中には卵のようにみえる糞がつまっていて、幼虫自体はもういなかった。ちょい残念。
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by macchi73 | 2016-11-17 07:00 | 庭料理 | Comments(4)
2014年 08月 30日
草木染めのバッグ
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小学生の夏休み自由研究ということで、娘と一緒に草木染めした布を集めて、バッグにした。

最悪のタイミングでミシンが壊れてしまったので、夜中にチクチク手縫い。
時間も無いので突貫で、手の甲が腱鞘炎のようなバネ指のような、変てこな感覚になるまで縫った。
ううう。もうしばらく裁縫はしたくない(あ、でも休み明けに雑巾持たせないといけないんだった……)。

草木染めバッグができたら、お花の道具とか教科書を入れるんだーと娘が言っていたので、それにちょうど良いサイズのバッグにした。小学生らしい手提げ袋じゃなくて、小振りなショルダーバッグにしてみる。持たせてみたら、小さい子のショルダーバッグってあんまり見かけないので、ちょっと大人っぽくて可笑しいかな。

娘が一番気に入っている金木犀で染めた布には、娘の名前を刺繍してタグにして付けた。
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そして、肝心の娘の方の作業はと言うと、お兄ちゃんに連れられて単語帳を買いに出かけ、「草木染めクイズ」を作っていた。単語帳の表には染めた布を貼り、裏に染料となった植物の名前を載せているというもの。布の下には、それぞれヒントがついている。

こちらも、かなりの突貫だな……。

ま、いかにも一日で作りましたという感じだけど、原料の色と染め上がりの色ってかなり違うので、面白いクイズにはなっているかもしれない。

夏休みはあと1日を残すのみ。
聞けば、これでなんとか全部の宿題が終わったみたい。良かったね。
最終日の明日は、心置きなく遊ぼう!

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見て〜!今日は全部お母さんの手作りだよ〜!!
と呼ばれて見たら、帽子・パンツ・シャツ・バッグ、すべてハンドメイドを装着した娘の姿があった。
手作りは柔らかくって気持ちイイんだよねー(←よれてるからね……)と、満面の笑み。

あはは。全部揃えると、なんというか、ヒッピーっぽい……。

もっと裁縫の腕を上げて、カッチリした行儀良さそうなお洋服作れるようにしたいかも。

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by macchi73 | 2014-08-30 23:55 | 出来事・その他 | Comments(4)
2014年 08月 29日
草木染め:キンモクセイ(金木犀)
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↑金木犀染め:レモンイエロー(ミョウバン媒染)

日々、色々な材料で草木染めをしていたが、やっと布が最後の一枚になった。

最後は何やる?と娘に聞いたら、それはやっぱり庭のキンモクセイが良いと言う。
娘がいつも登っている、庭で一番のお気に入りだ。

そっかー。それ良いかも。
キンモクセイはこれから濃い橙色の花を咲かせる訳だし、もしかしたら色素が蓄えられていて、鮮やかなオレンジ色に染まるかも……なんて期待しつつ、試してみたら、綺麗なレモンイエローになった。オレンジじゃないけど、これはこれで良い。

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で、これまで染めた布を並べて見ながら、どんなバッグにしようかねーと相談する。

こんなデザインが良い!と娘がアイデアを出したのは、染めた布をランダムに並べたクレイジーキルトのような柄。

えええ。それ、メチャクチャ縫う箇所多いから……。
もう明後日は学校だし、ちょっと無理じゃないの。

e0134713_11265894.png全部自分で縫うならイイと思うよ、とか意地悪言ってみる。

えー、もう夏休み終わりだし、ピノコはそんなに縫うのできないよう、とか逃げ腰の娘。

だよなあ……。夏休みの宿題は計画的に。


で、ミシンを出してみたら、なんと。
このタイミングで、何故かパーツの不調でちゃんと動かない。ガーン!

ハイ、手縫い決定。

そこで、お母さん(私)からの提案。
お母さんは今週から繁忙期で夜もいないしさ、デザインは任せてくれるかな。
ピノコに似合うようなの(そして縫うところが少ないの)、考えて作るから楽しみにしててよ。

OK、サプライズだね、ということで。
娘は娘で、これまでの染めの結果を、何らかの形にまとめることにする。←というか、こっちが夏休みの自由研究の本体だから。

残す夏休みはこの週末のみ。
果たして今回の自由研究は、夏休み中に間に合うのか!?

e0134713_23145621.jpgお母さん案は、やってもこのくらいかなー。それでもけっこう縫うところがありそうで、困惑中。

まあでも、自由研究レポートの方でこれまでの染め結果を網羅するんであれば、別にバッグの方には全部の布を使わなくても良いと思うんだ(←ひより)。


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by macchi73 | 2014-08-29 23:55 | 庭仕事・収穫 | Comments(0)
2014年 08月 27日
草木染め:ビワの葉
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裏のお宅に今年のカプリスをお裾分けして、替わりに門扉脇に茂っている枇杷の葉を貰った。
茄子が染め材料に変わって嬉しいなあ!(←草木染めに夢中)
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そしたら、ビックリ!
赤い花でも出せなかった、綺麗な赤い色が出た。なんでだ!!
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↑ビワの葉染め:(左)灰汁で煮出して銅媒染(中)鉄媒染(右)ミョウバン媒染

赤みを出すのに、銅媒染が役立ったのか?それとも灰汁が役立ったのか?
対照実験をしてみた結果、ビワの葉で赤みを出すのは灰汁が原因だと分かった。
水で煮出すと黄色い汁が、灰汁で煮出すと赤くなる。媒染液はミョウバンでも銅媒染でも、どちらでも発色はそんなに変わらないみたい。

でも、ウェブで調べたら、普通に煮出すと赤く/灰汁で煮出すと緑になると書かれている……(→草木染めガイド)。うーん。それって今回の結果と真逆だなー。何でだろう??

あ、もしかしたら、我が家の灰汁自体が赤みがあるって可能性は無いか?
ビワで赤く染まった訳ではなくて、灰汁が赤く発色しただけだったりして……と疑い、灰汁だけで染めも試してみたが、それでは特に発色はしなかった。むむむ。

で、何となく、ミョウバン染めした布を灰汁でグツグツ煮てみたら、なんとみるみるピンク色に変色した!
そっかー。じゃあやっぱり「枇杷の染液+灰汁」という組み合わせが、綺麗な赤色を出す組み合わせなんだ。

e0134713_1261558.jpg上の黄色い布が、水で煮出してミョウバン媒染したもの。

下のピンク色は、同じ黄色だった布を灰汁で煮込んだもの。

煮ているうちに、黄色い部分がどんどんピンク色に変わっていく様子は劇的!!


あっ、じゃあ、もしかして。
前に染めて失敗だった、ペチュニアの布を灰汁で煮込んでも同じ変化が出たりしないかな!?
なんてワクワクしながら布を灰汁の中に投げ込んだら……

全然違う結果になった。

し、渋い……。まさに煮染めたような色になってしまった。
なんとなく、田舎の倉の奥にしまいこまれた絵巻物を思わせる。

e0134713_1261315.jpg上の微かに赤みのあるグレーは、ペチュニアで染めた布。

下の古すぎる水墨画みたいな色は、同じくペチュニア染めを灰汁で後から煮込んだもの。

実際に目で見ると、どちらも、もう少し赤みを感じさせる色なんだけど。微妙すぎて写真には現れないみたい。


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以上で分かったこと:
灰汁でアルカリ化させると青に/酢で酸化させると赤に発色するのは、色素全般に通用するルールではなく、単にアントシアニンに対してそうってだけっぽい。まあ、そりゃそうか。

大抵の花や野菜の鮮やかな青や赤はアントシアニンのせいだと思うけど、植物の色素って、それだけじゃないんだな。枇杷の葉の色素って何だか分からないが(ポリフェノールかな?)、それはアルカリ化で赤くなるってことなのかもしれない。
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それにしても、見た目は普通の葉っぱなのに、染め方でこんなに色味を出せるビワって凄い。
左から、灰汁で煮出して銅媒染(赤)/水で煮出してミョウバン媒染(黄)/ミョウバン媒染後に灰汁で煮る(ベビーピンク)/灰媒染(ローズピンク)/鉄媒染(黒)

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by macchi73 | 2014-08-27 23:55 | 庭仕事・収穫 | Comments(2)
2014年 08月 26日
草木染め:赤を出すのは難しい
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草木染めをしていたら誰でも考えることだと思うが、花のまんまのクリアな色を布に移しとることができたら綺麗だろうなー。

それで、庭でひときわ赤いペチュニアの花で、通常の染めと叩き染めの両方を試してみた。

で、結論から言うと、難しかった。不成功。

真っ赤な染液は、花の汁に酢を加えれば簡単にできる。
そして、その液に布を浸せば、綺麗な赤色にも染まる。
でも、なかなか布に色が留まってくれないんだよな。水や媒染液に晒すと色が流れてしまう……。
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叩き染めでも、叩くと青くなってしまったが、酢に浸せば綺麗な赤を出すことはできた。
が、洗うと色が流れて薄くなってしまうのは同じ。
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たぶん洗わないでそのまま完全に乾燥させれば、しばらくは綺麗な色のまま留められそうには思ったが、バッグにして使う予定だから媒染での色止めはしっかりやっておきたいんだよなー。

で、一度軽く鉄媒染をしてから、染液に二度漬けして染めると、少し暗くはなるが深紅の花の色を留められるという記事があったので試してみたら……こんな感じの色になった。ガーン!!
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あまりのダメ結果にびっくりだ。
こりゃ全然ダメだなーと呟いたら、「でも全然違う色になるっていうのが面白いよ。これが草木染めだよ」と娘が言う(←いつもこのキメ台詞……)。

バッグにはこのまま使うらしい。

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そんなこんなで。
鮮やかな赤みって難しいんだなーと歩いていたら、心惹かれるものを発見!
ヨウシュヤマゴボウ。
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「この実が服につくと洗ってもとれないんだよねー」と、昔、ママ友達が言っているのを確かに聞いたことがある!

洗ってもとれないってことは、染めたらしっかり定着するってことじゃないか!?
それこそが、いま求められているパワーじゃないか!?

早速試してみる。

e0134713_23432951.jpgこのブドウは地獄の実って呼ばれてて、誰も触らないよ……と子供たちから聞く。

地獄の実って笑っちゃったが、確か結構な有毒なんだよね。触らないが吉。

……ということで、染めるのも手袋&爪楊枝で、直接皮膚につかないように行った(警戒しすぎ?)。


で、結論から言うと、難しかった。不成功。

一回目、普通に染めて媒染したら、何故か赤みだけが流れて、薄い黄色になってしまった。あらま。
で、染み込みが足りなかったかな?と思い、一晩漬け込んで媒染したら、少しだけ赤みは残ったが、黄みの強いピンクベージュといった色味に仕上がった。

これはこれでナチュラルっぽくて良い気もするが、当初目的とした「赤!」または「ピンク!」って断固叫べるような色ではないかな。

赤を染めるのって難しい。
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by macchi73 | 2014-08-26 23:55 | 庭仕事・収穫 | Comments(0)
2014年 08月 25日
草木染め:待宵草
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↑マツヨイグサ染め:(暗紫色)鉄媒染/(黄色)ミョウバン媒染

私も夜の散歩について行きたいよう!と娘が騒ぐので、20時頃からの早い夜散歩に連れて出た。
「これがお母さんのお気に入りルート」と、娘が喜びそうな高い土手に登り、夜景を見たり、夜の虫を見たりする。

川沿いにはところどころ宵待草の茂みがあって、暗闇の中、黄色い花が娘のヘッドライトに照らされて光る。この花は夜に咲くんだよ、だから待宵草とか月見草って呼ばれたりもするんだけど、いかにもそんな感じだよね……と見物し、草木染めのために少し折り取って帰る。

その後、夜道でポカッと光っているファミレスに寄ったり、ハクビシンを見つけて追いかけたりしてたら、なんと2時間半以上の長い散歩になってしまった。……ま、子どもは夏休みだし、ちょっとの夜更かしは良いかな。
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帰宅して、摘んで帰った花束でササッと急ぎの草木染めをする。
一枚の布をミョウバンと鉄で染め分けたら、青みのある黄色と紫がかった黒に染まった。
まるで月見草が咲く夏の夜の景色、そのまんまの色で面白い!

e0134713_19224377.jpgオオマツヨイグサ。6~9月の夕方に道端や荒地に咲き、朝には萎んでしまう一夜花。

花だけみると可憐だが、草の背丈は娘の身長を超え、固くて太い茎はちょっとした木のよう。

色んな草が絡まり合った川辺の薮でも他の草に負けずに咲き、いかにも生命力旺盛なので、きっと染める力も強いだろうと思ったら、予想通りよく染まった。


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by macchi73 | 2014-08-25 20:00 | 庭仕事・収穫 | Comments(0)
2014年 08月 24日
おうちで藍染め(叩き染め、生葉染め)
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草木染めと言えば、やはり王道は藍染め!!

そう思って、休日の遠出がてら藍染め工房に立ち寄り、小学生でもできる簡単な藍染めのやり方を聞いてみた。
そしたら、通常の藍染めは専門の設備が必要だけど、生葉染めなら家庭でもできるという。

e0134713_043278.jpg藍染めの染料となるのは、タデアイ。見た目はイヌタデなどにちょっと似ているタデ科の植物。

藍染めの濃い藍色は、このタデアイを発酵させたスクモという染料でしか出せないそうだ。

スクモを作る設備を見せてもらったが、土間にあいた穴で何ヶ月も発酵させる(冬季はフタ付きの穴で炭を起こして保温したりする)らしく、確かにこれは一般家庭で試すのは無理だなー。

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ただし、薄い青ならスクモではなくタデアイの生葉でも染められるそうだ。

試しに手のひらで生葉を揉んでみるように言われてやってみたら、最初は緑色に染まっていた手のひらが20分くらいしたら青っぽく変色した!

布を染める時も同じように、生葉をすり潰した染液に浸けてから空気にあてて酸化させれば青い色に染まると言う。

見本として工房で染めた生葉染めの絹のストールを見せてもらったら、とても淡い水色ですっごく綺麗!これは俄然やる気が沸いちゃう!!


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それで自宅のタデアイ(丸葉藍という品種で、ちょっと工房のとは違うけど)で早速試してみた。
ウェブで検索したら、藍の生の葉でできるのは「生葉染め」の他に「叩き染め」という手法もあるらしい。せっかくだから、両方試してみよう!

【藍の叩き染め】

叩き染めは、葉っぱを布に叩き付けて直接染める手法。
とても簡単で、染まりにくい木綿などでも濃い色で染められる。

布の上に葉っぱを起き、その上にラップを乗せて、まんべんなくハンマーで叩いて染める。
葉の形を残すように叩けば、可愛い模様にできる。

最初は緑色だが、干しているうちに段々と濃い藍色になる。
急いで藍色にしたい場合は、消毒液のオキシドールをかけて酸化を早めると良いらしい。
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【藍の生葉染め】

生葉染めのためには、タデアイの葉と茎を一緒にミキサーにかけ、青汁ジュース的な藍汁を作る。
汁ができたら、すぐにガーゼなどで葉を濾して取り除く。これが染液となる。

e0134713_0481992.jpg手が染まるとなかなか色が取れないため、必ず手袋をして行うこと!!

今回、うっかり手袋無しで作業したら、爪が青黒く染まってしまった。がーん。

ま、2日くらいで落ちるらしいし、娘は夏休み中だから大丈夫かな。私は明日も仕事だけど。仕方ない、手元は隠して仕事するか……。


藍の生葉液での染める力は30分しか持たない(酸化してしまう)ので、液ができ次第、すぐに染めたい布を漬け込み、布を液の中で揉んだりして、よく染み込ませる。
液の酸化で青く染める仕組みのため、できるだけ液は泡立てたり空気に触れさせないようにする。

e0134713_0493410.jpg常温でも良いが、お風呂くらいの温度まで温めた方が染まりは良いらしいと書いているサイトがあったので、鍋で少しだけ熱してみた。

青というより濃い緑色だけど、これが本当にあの綺麗な水色になるんだろうか……。


30分以内に布地を染め終え、絞って一旦干す。
直射日光下で干すのが良いという説と、陰干しが良いという説を見かけたが、目的は乾かすことではなく空気にあてて酸化させ、緑色を青色に変えるためらしいので、どっちでも大丈夫な気がする。
今回は、風通しの良い日陰で乾かしてみた。
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2, 30分干したら、水洗いする。
そしてまた20分くらい空気に晒し、更に水洗いする。
すると、布から徐々に緑色が流れ出し、青い色が発現した。ヤッター!!

……と思ったら、一番大きな布だけは、水で流してもあまり青くならず、緑色っぽいままだ。
うーん、なんでだろう。すぐに空気に晒さず、叩き染めしたりしてモタモタしてたせいで緑色で定着しちゃったのかな?ショック。

仕方ない。とりあえず一緒に干しておく。
せっかくの藍染めなのに青くならないなんて……とガッカリしていたら、「それが草木染めだよ、でもこの緑色も良い色だからイイじゃない」なんて娘が言う。むー。ポジティブシンキングか。

ま、大きい布はまだ乾ききってないし。
時間が経つにつれ、大きい布の方も段々青くなるんだったら良いなー。時間に期待しよう。
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by macchi73 | 2014-08-24 23:55 | 庭仕事・収穫 | Comments(0)
2014年 08月 24日
草木染め:桑の葉
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↑桑の葉染め:(左)ミョウバン媒染/(中)銅媒染/(右)鉄媒染

引き続き、末娘の自由研究の草木染め中
簡単に大量に収穫できる植物ということで、裏庭の桑の葉を使ってみる。
普通に煮出す用と、実験用に灰汁で煮出す用と、お鍋2つ分、いっぱい刻んでね!

という訳で、桑の葉をごっそり取って来たら、あとはお姉ちゃんにも手伝ってもらって、ひたすら刻むのみ……。
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桑の葉は、煮ていると美味しそうな香りがするので、「あれ、今、お茶沸かしてる?」と子ども。
普通に水で煮ただけだといかにも桑の葉茶みたいな黄褐色の煮汁になるが、灰汁で煮出すと煮汁は真っ黒だ。
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で、3種類の媒染(銅・鉄・ミョウバン)を試してみたら、黒い煮汁の銅媒染は明るいベージュ、黄色い煮汁の鉄媒染はグレーベージュに発色した。

あれー、思ってたのと逆の色になった!と娘。
「バイセンするまでどんな色かが分からないのが草木染めだね〜」と語る。その通り。

でも、どれも温かい黄みを強く感じさせる色味なのが共通している。
この強い黄みが、桑の葉の色の特徴なのかもしれない。
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by macchi73 | 2014-08-24 18:00 | 庭仕事・収穫 | Comments(0)
2014年 08月 23日
草木染め:ヨモギ
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↑ヨモギ染め:(左)銅媒染/(中)鉄媒染/(右)ミョウバン媒染

週末、家族と温泉に出かけた帰り道の土手沿いにヨモギが沢山生えていたので、少し摘んで帰って、草木染めした。
ヨモギって、摘む時も煮る時も良い香りが強く漂って、気分爽快になる。いいね。

e0134713_18261890.jpgヨモギの葉には、ヒメアカタテハの幼虫が沢山ついていた。見た目は危険な毛虫に見えるけど、刺されたりすることはない。

ヒメアカタテハの蛹って金色でメタリックに光るんだよと娘に話したら、「見たい!」と言う。

きっと10月頃には同じ土手のヨモギの葉裏に沢山の蛹がいるはずだから、探しに行こう。


いつもの草木染めの通り、15分くらいグツグツ葉っぱを煮て、その煮汁で染めた布をミョウバンと鉄で媒染してみたら、明るいきな粉色と綺麗な墨色に発色した。同じヨモギ汁なのに、全然違う色になるのが面白い。

それで更に、灰汁で煮出して銅媒染というのも試してみた。
そしたら、透明感のある青みがかった淡い緑色に染まって、とっても綺麗!!
ヨモギの場合は、灰汁で煮出すと赤みが抑えられて、青みの緑になるようだ。
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あまりに綺麗な色だったので、近所の露店で売っていたベージュのインド綿スカーフも同じ染液に着けてみた。

すると、もともとの染めとの二重染めになったせいか、それとも二番煎じの染液のせいか、さっきのハッとするような綺麗な緑色とはまた違う色味(黄みの強い黄緑色)に染め上がったけど、これはこれで柔らかい色で、肌になじんで良い感じ。

末っ子から、スカーフ好きなおばあちゃんへの誕生祝に送ることにする。
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by macchi73 | 2014-08-23 23:55 | 庭仕事・収穫 | Comments(0)
2014年 08月 20日
【夏休みの自由研究】草木染め(いろいろな植物と、媒染方法)
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このところ、「自由研究」「草木染め」という検索キーワードでこのブログに来る人が多いみたい。
なんでだろう、草木染めが流行ってんのかな?なんて思っていたところに、末っ子が「夏休みがもうちょっとしかないよー。自由研究、何しようかなあ」とか暢気なことを言ってるのが聞こえた。

分かった、それだ!

きっと夏休みも終わりが見えてきて、慌てて自由研究のテーマ探しをしているキッズが多いのではないか?

ということで、娘にも「自由研究、草木染めはどうよ?どっかで流行ってるっぽいよ」とか言ってみる。
マイブログ検索キーワードの真似。自己模倣。

でも、前にもやった事を自由研究としてまたやるのも退屈なので、娘と一緒に草木染めに関する資料を読み、いろいろな媒染方法というものを試してみることにした。

Step1. 媒染液作り

草木染めとは、植物の汁で布地を染めること。
ただし、植物の汁だけでは、洗ったり日光に当たったりするだけで、すぐに色落ちしてしまう。
なので、布地に色素をしっかり定着させるための薬を使う。その薬を媒染剤という。

媒染剤にも色々な種類があるようだが、家庭で簡単に作れるのは「ミョウバン液」「銅媒染液」「鉄媒染液」の3つ。色々作って発色の違いを実験しても良いし、どれか一つだけを使うなら、簡単でキレイに発色しやすい「ミョウバン液」がオススメ。

【媒染液の作り方】
●ミョウバン液:スーパーで100円くらいで売っている焼きミョウバンを水に溶かすだけ。
●銅媒染液:お酢に銅をつけて数日置いておくとできる。漬けておくのは 10円玉でも良い。
●鉄媒染液:お酢に錆びた鉄をつけて数日置いておくとできる。錆びた釘やクズ鉄などを使うのが良いが、無ければ釘を塩水につけて錆びさせてから使うのでもOK。

また、色素を定着させるための媒染液とは違うが、植物を煮る時に加えて発色を変えるためのPH調整剤としては、灰汁やお酢が使える。一般的に、赤みを出したいならお酢を、青みを出したいなら灰汁を使うと良いのではないかと思う(この辺は、本当にそうかは実験してみないと分からないけど……)。

【PH調整液の作り方】
●灰汁:水に灰を混ぜて数日置いておき、上澄みを使う。染汁をアルカリ性にする。
●お酢:台所にある酢ならなんでもOK。染汁を酸性にする。

色々な媒染液やPH調整液を使うことで、同じ植物の汁でも、染まる色を変えることができるらしい。
面白そうなので試してみよう!

e0134713_19112171.jpg●「錆びた鉄は無いかな〜」と言ったら、末っ子が宝物箱からゴソゴソと五寸釘などを出してきたので(拾い集めていたらしい)、鉄鍋に酢と一緒に漬けておき、鉄媒染液を作った。

●園芸店で売っている草木灰をバケツに入れて灰汁を作った。

●十円玉をお酢につけて銅媒染液を作った。

●ミョウバンは台所にあった漬物用のものを使う。



Step2. 布地の準備

草木染めでは、動物性の布(絹、毛)は染まりやすいけど、植物性の布(綿、麻)は染まりにくい。
もし綿などを染める場合は、無調整豆乳に布地をよく浸してから、よく絞って、カラカラになるまで干しておくと染まりやすくなる。

豆乳をつけたまま干したら布が臭くなっちゃうのでは?という心配はご無用。
試してみたら、枝豆の香りが微かにする布になった。
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Step3. 草木染め(色んな植物で染めてみよう)

草木染めは、どんな植物でも試すことができる。
でも、まずは台所にあるモノで試すのが楽チンかもしれない。

台所に常備されていそうな野菜でオススメなのは「ナス」と「玉ねぎ」。
どちらもハッキリした色が出るので、染めて楽しいと思う。

ナスで染める場合は、皮だけを鍋で煮た汁に布地を漬ける。
あとの詳しい手順は、こちらの記事を参照のこと。
途中までは黒くてガッカリするような色だけど、ミョウバン液に漬けた瞬間に、パッ!!と色が変わるところが快感。
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Step4. 草木染め(色んな媒染液を試してみよう)

同じ植物の汁で染めても、媒染液を変えると出来上がりの色が違ってくるらしい。
玉ねぎ染めで実験したら、ミョウバン液ではオレンジ色・銅媒染では茶色・鉄媒染では焦茶色になった。

e0134713_2049438.jpg一番上から時計回りに、鉄媒染液、銅媒染液、ミョウバン液、タマネギで染めた布。

絞り染めの中心だけを鉄媒染液、銅媒染液につけてみたら、パッと濃い色に変わった。

その後、全体をミョウバン液に浸すと、絞り染めの外側は濃い黄色に発色した。


ちょっと失敗したなーと思ったのは、鉄媒染した部分を絞った手で布のほかの部分にも触ってしまい、所々黒っぽい染め上がりになってしまったところ。

媒染液が付いた手で染めた布を触ると、すぐに反応して発色してしまうので、同じ布を別の媒染液で染め分ける時は注意が必要だ。特に、鉄媒染はとっても濃い暗色に発色してしまうことが多いようなので、作業は慎重に。
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Step5. 作品作り

そんな感じで草木染めの基本を押さえたら、あとは研究として面白くまとめるだけだ。

原料の草と染め上がりの布を並べて色見本帳を作るのも面白そうだし、色素や媒染の仕組みについて本で調べて実験結果と比較したレポートにするのも良さそう。

娘に「どうする?」と聞いたら、野原の草で色んな色に染めた布をパッチワークみたいにして手提げバッグを作ろう!と言う。自由研究っていうか、単にバッグが欲しいだけか?

夏休み終わりまで、あと10日ほど。
どんなバッグが作れるかなー。楽しみだ。

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10日後。日々、その辺の草木を摘んでは染めを試して、バッグ完成!
バッグには、草木染めクイズの単語帳を作ってくっつけて、今年の自由研究とする。間に合ったー。
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by macchi73 | 2014-08-20 21:36 | 子ども自然学習 | Comments(8)