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2012年 07月 20日
タマサンゴホコリとモジホコリ、粘菌の知性
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「なんかもう庭ブログじゃなくなってるよー」という声を聞きつつ、更に粘菌記事をアップ。

朽木の裏に、2種類の粘菌が同居してるのを発見した。
白いのはタマサンゴホコリ。毬状に固まって生えていて、名前通り、表面は珊瑚っぽい。

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一瞬、直前に見つけたエダナシツノホコリが固まって生えてるだけかな?とも思ったけど、ツノホコリがイソギンチャクの触手っぽく一本一本独立した形状だったのに比べて、タマサンゴホコリの表面はヒダのようになっている。

でも、この写真だと白飛びしてしまっていてよく分からないや。撮影失敗。


タマサンゴホコリの周りに生えている、糸状のものは、よく分からないがモジホコリの一種かな。

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よくよく見ると、ただの糸状ではなくて、先端に丸いものがついている。


ところでモジホコリは、迷路の中で餌までの最短距離を発見する原始的な知能を備えているという説がある(wikipedia)。この研究で、北海道大の中垣俊之准教授らがイグ・ノーベル賞を受賞したらしい。
ま、イグノーベル賞って、ユーモア賞みたいな意味合いがあるようなので、どこまで凄いことなのかは分からないが……。
こんなマイクロキノコみたいなルックスで、賢かったらすごいなー。

モジホコリ飼育のためには、餌はオートミールが良いっていうのが、なんか笑った。
ホント動物みたいだなあ。餌あげてたら、懐いたりして。

[youtube: 迷路を解く粘菌]

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by macchi73 | 2012-07-20 23:36 | 【自然】きのこ、菌類 | Comments(1)
2012年 07月 18日
ツヤエリホコリ
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すごく小さな銀色に光る粒々(球体部分は1mもない。0.5mmくらい)が、ブナの切株の凹みを覆っている。
これは多分、ツヤエリホコリという粘菌だと思う。

すごい!金属っぽい!または小さな宇宙のよう。
だけど別に珍しいものではなく、雨上がりなどに注意深く朽木を探せば、身近なところにも普通にいる粘菌らしい。

こんな極小ワールド、これまで全然気にしたことなかったが。
ずいぶん小さい生物が、地面のいたるところに居るもんなんだなあ。しかも、こんな面白い形で。
一度気付いてみると、これから普通に暮らす中でも地面を見るのが楽しくなりそうだ。

それと、こういう小さいものに心を注いで観察した後にふと我に返ると、自分たちの鼻穴とか眼球の大きさがなんだか奇妙に感じられる。
すごーく大きいものを見た後は、逆に、自分たちって粒々みたいに小さいなーと、妙な感覚に襲われるけど。
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by macchi73 | 2012-07-18 22:58 | 【自然】きのこ、菌類 | Comments(4)
2012年 07月 17日
ムラサキホコリ@越後妻有・美人林
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今回、一番見つけたかった変形菌を見つけた!
娘が上野の地球館で標本作りを体験した「ムラサキホコリ」だ。

末っ子もムラサキホコリには特別な親近感を感じているらしく、とっても嬉しそう。
上の子たちに「そうそう、コレ!ピノコが作ったヤツ」って説明している。

そうして地べたにかがんでワイワイ言っていたら、少し離れたところにいた人影たちが寄って来て、What are you watching? とか何とか話しかけられた。
どうも、妻有アート・トリエンナーレのための制作スタッフ等が滞在中のようで、どこに行っても外国人の姿が多い。

やばい。粘菌って何て言うの……と、挙動不審になる私。上の子たちがこっちを見ている。
いつも高校生から英語の質問をされると、その程度のことくらい自分で調べなさい!とか、分かったふりをして偉そうにしていた手前、冷や汗をかく。
アー、イッツ・ア・カインドオブ・マッシュルーム……バット・イット・ムーブス・アンド・イーツ・ライク・エニモーズ……。

マッシュルーム!リアリー?とか何とか驚く皆さん。
一方、訝し気な顔をしている高校生たち。視線が痛い。
「お母さん、マッシュルームで良いの?何か勘違いされてない?」と言う。
そして、「粘菌って英語で何だろね」「アメーバじゃないかな」「お母さん、アメーバって英語で言ってみて」という子供たちに応えてアミーバと呟いたら、「オウ!アミーバ!」と、いきなり納得する外国人の方々。

その後、何度か道で会い、でたらめ英語説明をする羽目になり、子供たちの母に対する信頼が完全に失われたのを感じる。
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by macchi73 | 2012-07-17 22:00 | 【自然】きのこ、菌類 | Comments(2)
2012年 07月 16日
エダナシツノホコリ
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越後松之山・森の学校キョロロに隣接する、綺麗なブナ林(美人林)で見つけた変形菌。
朽木の裏側にびっしりと付いていた。

e0134713_21385889.jpg拡大すると、まるでイソギンチャクみたいで綺麗だ。

エダナシツノホコリに限らず、変形菌って造形的に面白いものが多いみたい。


ちょうど雨上がりだった林には、キノコや変形菌がポコポコ見える。
子供たちも夫も、地面に注目しては、「何かあった!これはナニ?」と嬉しそうな声をあげている。

変形菌に関しては皆より一歩先を行く知識を持つ末っ子が得意気に跳び回る。
ちょうど旅行の直前に、変形菌観察会に出られて良かったなあ!

知識って、人から講義されるだけでは「ふーん」って通り過ぎてしまうだけだが、自分から発信したり実際に使ったりすると、なんか嬉しさとともに刻まれるからなー。
内容はいつか忘れるにしても、覚えたことは現実で使えるっていう経験を積むのって、すごく大事だと思う。
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by macchi73 | 2012-07-16 21:51 | 【自然】きのこ、菌類 | Comments(2)
2012年 07月 07日
ムラサキホコリ(変形菌、粘菌)
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小雨だけど朝から散歩に出た。息子と末っ子がついて来た。

上野のシアター360が見たくなって(妙に好き)国立科学博物館に行ったら、変形菌の観察会が行われていた。
子どもしか参加できないと言われたので、末っ子を預け、一人で館内をぶらぶらする(息子とは見たいフロアが違うので)。
毎回思うが、地球館って楽しいよなあ!

観察会が終わった後、再び合流して末っ子に変形菌って何さ?と聞いたら、粘菌のことだった。
あー、知ってる知ってる、南方熊楠の!植物みたいな動物みたいなアレか。
動物のように摂食するが、菌類のように胞子で繁殖する。変テコなヤツ。

観察会ではまず変形菌の講義を受け、サンプル標本を虫眼鏡で色々みて覚え、森林の地面から変形菌を探してピックアップして、顕微鏡で見ながらスケッチなどして、最後にマッチ箱大の標本を作ったとのこと。すごく楽しそうじゃん。子ども羨ましい。

その後、シアター360を楽しみ、図書館や博物館を堪能し、末っ子は昆虫標本作りワークショップにも加わっていた。また子どもだけ。
帰り道、息子のリクエストでアメ横やら上野付近を散策。子どもばっかり色々もらう。まあ大人は消費者だからな。買わないといけない。社会人は持ちつ持たれつ。

家に帰ってから標本を見せてもらう。
すごく近くで見ると、ミニチュアの蒲の穂みたいで面白い。
Wikipediaには、チョコバナナにも似てると書いてあって笑ってしまった。ホントだ似てる……大量のチョコバナナだなー。
なんか格好良いので、これお母さんにちょうだいと言ったら、ダメと言われた。ち。

カビとか苔とかを観察するといつも思うんだけど、普段自分たちが見てる自然(森林や草など)と相似形だったりするんだよな。不思議。
小さいものが大きいものに似る。部分が全体に似る。
自然や宇宙って、大規模な入り組んだフラクタルなのかなーと思う。

ちなみに博物館は高校生以下は無料。ワークショップもシアターも全部無料。
子どもたちは「もう街で遊ぶお小遣いがないよー」とかプチ大人みたいなこと言ってないで、ヒマな時は友達とみんなでそういう公共施設で一日じゅう遊べば良いと思う。世の中って子どもを面白がらせようという意図のもと動いているものが沢山ある。子ども羨ましい。
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by macchi73 | 2012-07-07 21:25 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(2)