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2015年 05月 12日
ベンセ湿原の植物(5月)
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【ベンセ湿原】

青森県津軽半島西海岸にある湿原。海岸のそばにこのような湿生植物群が存在するのは珍しく、学術上貴重な南限の海岸湿原。

観光シーズンは初夏。6月にニッコウキスゲの大群落で一面黄色に染まる風景は壮観で、また7月のノハナショウブの群生も見事らしい(5月は何もなかった……)。

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サワオグルマ: 沢小車

水の多い場所に4〜6月頃に咲く黄色いキク科の植物。
日当たりのいい山野の湿原、水辺、耕作放棄水田、水田脇などに自生する。
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ミツガシワ: 三槲

北方の沼地や湿地に咲く白い花。花期は4〜5月頃。
ミツガシワ属には三槲(ミツガシワ)1種のみしか存在しない。 いわゆる氷河期の遺存植物の1つと言われている。
通常、北海道から東北地方の湖沼に見られるが、氷河期の遺存種として、京都府の深泥池にも見られる。
(今回は木道と離れていて接写できなかったので、以前、他の湿地で撮った写真)
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マイヅルソウ: 舞鶴草

高山または北国の森林や林縁、湿原などによく見られるスズラン亜科の植物。
ハート型の艶のある葉に、つぶつぶの小さい白い花をふさ状に咲かせ、秋には赤い実をつける。
草丈は3〜20cmと幅があり、日本列島では北のものほど姿が大きく、南のものほど小さい傾向があるらしい。

パッと見たとき、雪笹や藪茗荷に似てるかな?と思ったが、葉の特徴が違う。
名前の由来は、葉の模様が舞う鶴に見えるから。
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クルマバソウ: 車葉草

「あれ、ヤエムグラ?」と娘に聞かれたが、庭の雑草、ヤエムグラにはこんなに綺麗な花が咲いたのを見たことはない。

それでヤエムグラと同じアカネ属を調べてみたら、クルマバソウというのを見つけた。
オオクルマバソウ、クルマムグラにも似ているが、葉っぱがチクチクしないのと、花が4裂した漏斗状なので、たぶんクルマバソウで間違いないと思う。

北半球の平地や山地に広く分布する多年草。
6〜10枚くらいの葉が輪生し、5月頃に白い小さな花を咲かせる。
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ミズバショウ : 水芭蕉

山地の湿原のような雪融け水が豊富な場所を好み、4〜7月に純白の仏炎苞(ぶつえんほう)を開く。
この白い部分(苞)は葉が変化したもので、本当の花は真ん中のとうもろこしみたいな部分。
月下のミズバショウの群生がとても綺麗という記事を見かけた。見てみたいかも……!
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GW家族旅行。
5月の湿原は花もなくほぼ緑一色で、駐車場には私たちの車以外に1台がポツンとあるのみ、すれちがう人もいない……。が、無人の広々した草原をひんやりした風が吹き渡っていて、これはこれで良いハイキングだった。

観光資源的な植物はあまり見つけられなかったが、美味しそうなワラビや根曲竹がたくさん生えており、末っ子が「うわー採って食べたいなー」「ここはダメです」「ワラビはいいんじゃない?」「ダメです」というやりとりをずっとしながらの散策になった。

途中、一本だけ生えていた山桜から花びらがひらひら風にのって流れてきて、細い木道の上でバランスをとりながら花びらキャッチに興じたりする子供達。
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by macchi73 | 2015-05-12 23:55 | 雑草、野草 | Comments(2)