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2015年 12月 02日
夜の昆虫標本、生き物を殺す
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最近リフレッシュのために夜の1時台には眠るようにしたら、やれることがいきなり少なくなってしまった。がーん。一日ってこんなに短いのか。

それでもあいた時間に何となくやっちゃうのが、夜の散歩(一人で、または誰かと)、ピアノの練習、それから生物系の調べ物、スケッチとか。机の上の仕事の本には、なかなか手が伸びないのに……。
つまり、これが自分の娯楽なんだろうなと思う。

この間は、子供を誘って、ついに昆虫標本教室に行ってしまった。
それがとっても面白かったので、手持ちの昆虫の死骸を引っ張り出してきて、自宅でも標本作りをし始めたりしている。疲れた中年が、夜の書斎で。一人っきりで、虫の死骸を。これって、どうなんだろう。
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自然の中で生きて動いている生物を見て、図鑑で名前や生態なんかを調べるのは楽しい。
それで勝手に親近感を覚えるようになった生き物がうちの庭にはいっぱいいて、毎年姿を見かけるたびに「あ、また会えた」と思う。それで触ってみたり、子育ての様子を観察してみたり、時には飼育してみたりしては、くすぐったいような気分になる。だいたいこのブログの【生物】カテゴリに載せてる観察日記は、そんな感じのものだ。

だけど、その一方で、自分には蒐集癖っぽい性質が強くあるのも感じる。
例えば、生物を見かけたら写真を撮っているが、手持ちの画像にない種を撮れた時には、やたら嬉しい。なのに一度でも撮影した種に対しては、「あ、これはもう撮影済みだな……」とか思ってしまい、カメラは構えずにサラッと見るだけで満足だったりする。つまり、データ収集癖。とにかく数とバリエーションが欲しいんだ。

更に、よく知らない生物を見かけると、非常にがっつり見てしまう。生きてても、死んでても。
これを保存して並べたいという気持ちが湧いてきて、なんとなく恥ずかしくなる。この時の気持ちは、オモチャが欲しい子供の気持ちと同じだと思う。
そういう自分が少し後ろめたい気がするので、だいたいそっけない感じを装っているが、変わった生物がいると呼ばれたり、人から「これあげる」と虫の死骸なんかをもらうことがしばしばあることを考えると、多分だだ漏れなんだと思う。

そういう風に、生物をモノ扱いしてずらっと並べてみたくなる気持ちと、庭のなじみのメンツそれぞれに感じる親近感と、両方あるんです!と、強く言い訳したい気分だ。
……誰にむかっての言い訳?って考えると、よく分からないが。

とりあえず、生きてる生物を見ることは好きで、庭の害虫とか言っても殺したりしたことはあまりない。でも、このままハマると、ぜったいに蒐集癖が顔を出して、シリアル昆虫キラーになっちゃうんだろうなー、それはどうかなーとか思ったりだ。

他の人たちの昆虫標本などに対しては、特に悪く思うところは全然ないんだけど。
(寧ろ、めちゃくちゃ見せて欲しい)

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とは言え、私は、生物は種によってかなり違ったように世界を見たり感じたりしてると思うので、あんまり、可愛いとか、擬人化した友情なんかを感じている訳でもなく。
死ににくい人間より、死にやすい昆虫などの生物は、もっと死や痛みに無頓著な作りをしていて、人間の個の意識とは全然違うところで生きてるはずだと思う。
だけど、それでもやっぱり一回死んだら生き返らないとか、絶対的なラインでは共通するところがあって、一緒の仲間っていえば仲間のうちなんだとも感じる。

動物を殺すということを考える時、いつも思い出すのは、この本。

『動物感覚』(テンプル・グランディン著)

著者は自閉症の動物科学者で、屠殺場のデザインなんかに関わっている。

動物にとても親近感を感じているっぽい著者なのに、屠殺場場デザインなの?って一瞬おどろくけど、できるだけ動物たちが恐怖を感じず、殺されるまで安らかに暮らせるような工夫を研究している。自閉症の自分と、動物たちの物の認識方法には共通点があると考えているようだ。

人間が雑食の機能を持つ以上、個人がベジタリアンになったりすることはあっても、人類の肉食がなくなることは無いだろう。食べられるための家畜という存在もなくならないだろう。

でも、グランディンの本の中に、「それでも家畜たちは毎日、楽しいことを待って暮らしている」って感じのところがあって(うろ覚え)、そりゃそうだ、生物なら皆そうだと、強く思った。どうせ殺して食べるからって、恐怖や不快の中で暮らさせるのは無しだよな……。せめて楽しい日々の後になら、生物は誰もが死ぬんだから、殺されたり食べられたりっていう死に方も終わり方の1つとしてありなのかなと思ったり(でも逆に、生物なら誰でも、殺されること自体が嫌だろうってところもあるかもだが)。


人間の望む性質を強めるための交配で、特定の種が、どんどん(望まれた面以外でも)偏りを強めて、ある意味、精神に変調をきたしてしまうこともあるという話は怖かった。

それともう一冊。
このところ末っ子が、「このお話しとっても面白いんだよ、あのね…」と、夜の散歩やベッドでストーリーを教えてくれてる本。

『岸辺のヤービ』

私は読んでおらず、子から話を聞かされているだけだが、食べることに伴う殺生を思って物を食べられなくなる妖精的なものも登場したりする。それがメインストーリーではないようだけど。あら、タイムリー、とちょっと思った。

で、子供のそっち方面の意見もそれとなく聞いてみたけど、なかなか現実的で中庸な感じ。意外と大人だな。

私が「昆虫標本!?大好きさ!イエイ、ずらっと並べちゃおう!」と自分の嗜好のままに堂々としないのは、生命に対する姿勢という面で、子供からみた母親ポジションというところをちょっと気にする部分もあるのかなと思う。単に、私の中の固定観念の母親イメージで、それイコール私じゃ、全然ないけど。ってか、むしろ全然ちがうけど。


多分、標本のための昆虫採集とか、物凄く楽しめる自分だろう……きっとそのうちバンバンやる可能性も高い……そして、こんなテキストを残したことを後で決まり悪く思うだろう……とか分かりつつ。書いておく。


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by macchi73 | 2015-12-02 01:44 | 書籍など | Comments(6)
2014年 07月 25日
夏の企画展ごっこ
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世間でも色々と夏休み企画イベントなどやっているのに触発されて、我が家の末っ子博物館スペースでも夏の企画展をすることになった。タマムシの標本も完成したばかりだし、テーマは昆虫展で行ってみよう!

そうなれば、まずは展示物のセレクトと入れ替えだ。
どんどん物が追加されて、この頃ややゴチャついていたケースの中身を全部出して、棚卸ししてみた。
そして企画展のテーマに合わないものは、ラベルをつけて整理して保管倉庫に回すことにする……って、ケースの下に置いた紙箱にしまうだけだけど。

おー、だいぶすっきりした。
所蔵品を整理していると、「次は海の企画展もできそうだね」「ピノコが拾った良いもの特集ってのもできるよね」とかアイデアも出てきて良い感じ。
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次に、ポスターを作る。

どんな企画なのかをお客さんによく分かるように作るのが大事だよ、ほらチラシ見本も色々あるから見てごらんよ……なんて言ってたら、「お母さんは今は見ないで!あとで出来たらみせるから!」と、追い払われてしまった。どうやら制作に口を出されるのは嫌らしい。ちぇ。私はうるさいお母さんかよー。

e0134713_139236.jpgそうして出来上がって見せてくれたポスターのコピーは……

『ど』んなに見てもタダ!
『う』りはリアルさ楽しさおもしろさ。
『だ』んだんとりこになっていく
『!』いつのまにか毎日見るようになる

なんだか怪しい催眠コピーみたいで笑った。


それから展示品をいい感じにレイアウトする。
主な展示物は、これまで作った紙粘土昆虫、昆虫プラモデル、標本等だ。
展示用にラベルがつけられているのを見たら、『ねむるタマムシ』『ちょうがはばたく時』など、微妙に詩的で面白い。昆虫名とかじゃないんだね。

ちなみに、ここでも私が曲がりを直したりすると「いいの、わざとパラッとした感じに置いてるんだから」と娘に警告される。ハイすみません。でも気になるんだよー。
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それで最後に、家にある昆虫っぽい小物なども幾つかレイアウトし、見栄えを整えて完了。
どうかな、面白そうな感じになったかな?

これから長い夏休み、外の博物館なんかも色々見に行こう。
それで、見せる側の人たちはどんな工夫してるかっていう視点でも考えてみるのは面白いかもね。
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飾り付けとか楽しそうなところは口を出すなと言い、細かいものの片付けや整理は手伝ってと言う。子どもってわがまま。



長い休み、子どもがリビング常駐で四六時中なにか作っていて、どんどん部屋が散らかっていく……。

そんな時には紙箱にラベルつけて、関連するものは全部まとめて放り込めばスッキリ。


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by macchi73 | 2014-07-25 14:21 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(5)
2014年 07月 22日
樹脂標本を作る
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死なせてしまったタマムシを樹脂標本にした。
ちょっと悪趣味のような気がして気が引けつつ、でも試してみたいという……。

せめてもの言い訳で、自然を感じられるように押し花と一緒に樹脂に閉じ込めた。
まあでもタマムシの食草は広葉樹の葉だから、その辺の草と一緒に葬られても別に嬉しくないか。

隣では、末っ子も一緒に工作。華道の先生にプレゼントするんだと言って、ワレモコウの標本を作っている。先生が好きな色は赤と紫なんだってーとか言っている。先生、喜んでくれると良いね。
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樹脂はUVレジンというものを使った。
型に注いでお日様に当てておけば固まる。とっても簡単、お手軽にできる。




今回はあまり勝手が分からず乱暴にドボドボ注いでしまったが、気泡が入らないように丁寧に作業するともっと綺麗に仕上がるらしい。

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by macchi73 | 2014-07-22 21:25 | 【その他】日記 | Comments(4)
2014年 06月 21日
ミニチュア標本の作り方
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週末も出勤なので、末っ子と「夜には絶対!」楽しいことして遊ぶ約束をした。
で、なんか短時間でできる面白いことないかなーと考えて、ミニチュアの標本を作ってみることにした。

というのは、先週、娘たちを怪しい標本系(骨董系?魔術系?)のお店に連れて行ったら、姉妹で「すご〜い!たのし〜い!」と物凄くテンション上がってたんだよね。本物の標本は高価だったり保管が手間だったり、死体だと思うと怖かったりするので、紙と木でイミテーションを作っちゃおうという訳。

【ミニチュア標本の作り方】

材料:
●蝶の画像 ●バルサ材少々(または厚紙) ●木工ボンド ●塗料(手元にあった木材塗料を使ったが、水彩やアクリル絵具でOK)。

それと、もしあれば(無くても良い):
●マニキュア ●アクリル板 ●ヒートンねじ

(1) 図鑑やウェブから標本にしたいものの写真を縮小してプリントアウトし、切り抜いて色を塗る:

e0134713_244030.jpg色鉛筆や水彩だけでも良いが、マニキュアやトップコートでラメや艶を乗せつつ厚みを出すと、本物っぽい仕上がりになる。

色を塗るのが面倒くさい場合は、シロチョウ系の標本にすればモノクロのままでもOK!

プリンタが無ければ、薄紙で図鑑から写し絵しても良さそう。



(2) 彩色済の標本を、適当な台にボンドで固定する:

台には、標本が映えるような色を塗ったり、布や紙を貼っても良い。
今回はバルサ材という柔らかいベニヤ板のような木材を使ったが、厚紙やスチロールでも良いと思う。標本ラベルも付けると雰囲気が出る。

e0134713_243852.jpgラメのマニキュアをたっぷり乗せて、これ『星くず蝶』っていう名前にする〜と言う娘。ラベルには英語で書きたいの、だって格好良いから……と言って、カタカナで描いていた。

『星くず蝶』って和名、すごく良い名前だと思うけどなー。



(3) 標本箱の枠を作る:

こちらも今回はバルサ材を使ったが、厚紙や割箸、スチロール、紙粘土など、なんでも良い。

e0134713_243684.jpg木材を1cm幅に切って、台の周りをぐるりと囲める大きさにボンドで張り合わせる。

ここは 1mm, 2mmの誤差がけっこう組み上がりの状態に響くので、気をつけて丁寧にやるんだよと話して金定規とカッターの使い方を教えたら、結構ちゃんとやれている。上手いもんだ。



(4) 枠に台をはめてボンドで固定する:

今回は大人も手伝っているので、表にアクリル板を嵌めて、より本物のドイツ箱っぽくしてみた。
子どもだけなら、アクリル板は無しでも良いと思う。

e0134713_243467.jpgアクリル版を嵌める場合は、(2)で台を切る時に、台と同じ大きさのアクリル板もカットしておく。そして、アクリル版の周りに材を貼るようにして蓋付枠を組み、最後に底板を嵌める。


(5) オマケ:

一番小さいもの(1cmくらいのアオスジアゲハ入り)にはヒートンねじをつけて、ペンダントトップにできるようにしてみた。標本を首にぶらさげてたら、ちょっと格好良くないか?(それとも格好悪いか?)
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そうやって末っ子と二人で作っていたら、上の子たちもやって来て、自分たちも作ろうかなとアイデアを練り始めた。そしたら夫も寄って来て、あれ、macchiがなんか得意顔だー、と冷やかされる。

まあね。思いつきでやってみたけど、子どもが熱中して楽しんで、最後は自分一人だけでちゃんとデザインや設計、組立までしてるの見たら嬉しい。今回の遊びは大成功。得意な気分だ。ふふ。
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今回の様子を見て、末っ子にもそろそろ一人で刃物使わせても平気かなーと思ったが、心配性の長女が「いい?お母さんかお姉ちゃんがいる時しかカッターは使っちゃダメだよ、絶対だよ、分かってる?」とくどくど言い聞かせていたので、お姉さんの顔を立て、末っ子の一人刃物解禁はもう少し延期とする。

以下、カッター工作にあると便利な道具たち。

デザインナイフ

鉛筆を持つ感じで使えるカッター。細かい切り抜きが子どもでも簡単にできる。
アルミ定規

カッターで使うなら、削れず・滑らない定規が便利。

カッターマット(A3版)

こちらもカッターを使わせる時の必需品。A3サイズくらいある方が工作しやすい。

彩色、粘土遊びの時の敷物としても便利。


バルサ材(4mm厚)


小学校低学年でもカッターで楽に切れる、柔らかい木材。
工作遊びに向いてる。

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by macchi73 | 2014-06-21 23:55 | 【その他】日記 | Comments(7)
2013年 12月 22日
ジオラマ風・海の立体図鑑作り
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先週、海で拾ったジャラジャラがリビングにまだある……捨てない限りずっとある。
たまに踏ん付けて「イテッ!」となる。
子供との思い出の始末には、いつも頭を悩ませる。
もう使わないくせに、捨てるって言うと嫌がるんだよなー。

で、一緒に整理することにした。

まずは大量のジャラジャラをテーブルにぶちまけ、同類をグループにまとめていく。
ビニール袋にゴチャゴチャに入っていた時はゴミっぽかったが、分類・整理して行くと、なんとなく標本っぽい趣が漂って来る。
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せっかくだから、分類ついでに名前を調べてみることにする。
さあ図鑑を調べる練習だよ!と言いたいところだが、貝類に特化した図鑑が手持ちに無かったので、iPadで貝類図鑑ページを見ながら探して行くことにした。
参考ページ:『材木座海産貝類』
… よく知っているつもりだった「タカラガイ」の中にも色々種類があったりして面白い!
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それで名前が分かったものについては、グループから 2,3個、特に綺麗な個体をピックアップしてみる。
おおー。段々と綺麗に見えて来た。これらに名前をつけて標本にしてみよう。
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標本のタイプは色々あるけど、今回は紙粘土が手元にあったので、浜辺のジオラマっぽくすることにする。
紙粘土を台座にして、その上に貝などを適当に配置して行く。
紙粘土の下は、段ボールなどを土台にしておくこと。
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配置が終わったら、海岸に落ちてたガラスをネームタグにして置いて行く。
貝の名前については、「うーん、それちょっと違うんじゃ」と私と子供の見解が違うものもあったが、まあ子供本人が調べるのが大事ということで、細かいことは言わないように我慢、我慢(これが辛い)。

最後に、接着剤代わりに私のジオラマ用モデリングウォーターを流し込んで完成!
でも、紙粘土だけでちゃんと固定できるので、別にモデリングウォーターは無くてもOKだったみたい。
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ここまでやると、ジャラジャラも十分に活用した感が出て来る。満足そうな子供。
そのタイミングを逃さず「あとの残りは、庭に回そうか(←決して捨てると言わない)。貝は酸性土を中和するよい材料になるよ」とか言って、踏むと痛い思い出整理も完了!
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by macchi73 | 2013-12-22 16:14 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(3)
2013年 10月 29日
粘土でつくるキノコ
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夫と友人たちと登山に行った娘が、今日はたくさん良い形のキノコを見つけて楽しかったという。
お母さんに持って来てあげようと思ったのに、毒だからって捨てられた〜と残念そうだ。

e0134713_303896.pngこれがいっぱい生えてたというキノコ。

テングダケかな?


で、毒ではないムラサキシメジをお土産に採ってきてくれたので、キノコ汁にして食べた。
良い出汁がでて凄く美味しい!!秋の味だなー。

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明けて翌日。
いつものように(涙)、夜中に帰宅すると家族は寝ている。
テーブルの上にはドングリやら松ぼっくりがあって、「今日は学校で秋みっけしたよ」と末っ子からのメッセージ。小さいキノコが作ってあった。

それを見ながら私は夜中に一人、『粘土でつくるキノコ 』を見て作ったテングダケとアミガサダケに彩色する。
本当はパーツごとに半日乾かしたりする丁寧な工程だけど、その辺りは適当に省いて、サクサクっと一気に簡易化して作れば30分くらい。色だって乾いてないうちに塗っちゃう。
で、台座を作って、娘の松ぼっくりとチビキノコと一緒にテングダケをレイアウトしておく。

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翌朝、すごーい!と喜ぶ娘。
これ私もやりたいと言う。うん、やってみてよ、見たい見たいと答える。

そしてその夜。
また遅くに帰宅したら(涙)、アミガサダケがドングリと一緒に台座に据えてあった。
夜中に一人で晩ご飯食べながら笑う。時間差で親子共作。
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で、休日。
今度は図鑑見て作ろうよと話して、一緒に図書館で本を借りて来た。




娘セレクトの『日本の毒きのこ』、色んな毒キノコが載ってて綺麗。
また、毒キノコについての知識コラム、初期治療マニュアルなど、読み物部分も充実。
キノコじゃなくて「毒キノコ」についての熱さが感じられて面白い。
ただしキノコを食べるのが怖くなる……。人間に生えるキノコの記事、またキノコ中毒の手に汗握る手記には衝撃を受けた。くれぐれもキノコは生食すべからず。

私セレクトは『変形菌ずかん』。
カラフルな変形菌の写真がたくさん載っていて美麗な上、文章部分は大人から子供まで面白く読める構成。読みやすいが、浅くない。これ一冊で、採取ガイド・変形菌図鑑・教科書の役割をこなす。完璧だ。次は変形菌を作ろう。それか変形菌採取旅に行きたいなー。

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by macchi73 | 2013-10-29 23:57 | 書籍など | Comments(2)
2013年 10月 23日
幻のキノコ農場
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一日中雨の降り続く日曜日。
子供と一緒に紙粘土をして遊んだ。テーマはキノコ。
好きなキノコを作ろう!リアルにね!と打ち合わせるや否や、親子の会話も楽しまず、黙々と作業に入る我々(末っ子と私)。

そこに、一番器用な長女が飛び入り参加。
いきなり凄くリアルなキノコ付きの切株を作り上げた。
お姉ちゃんって凄い!と尊敬の眼差しの末っ子。
むむ。母として、そして年長者として私も負ける訳には行かない!

無言でタマゴダケモドキを作って隣に並べた。
本当はタマゴダケにしようと思ってたけど、そうなると長女の切株に生えている赤いキノコと被っちゃうのでね。色だけ変更した。年長者の余裕。

「お母さんのこれはタマゴダケモドキなんだけど。その切株のキノコは?」と聞くと、答えられない長女。ふふ。
つまり、リアルに見えるけど、これは実在のキノコではないね!……って、指摘してみても、誰もそんなこと気にしていないのであった。
むしろ、こんな時まで図鑑とか見て作ってしまう自分の発想の不自由さを恥じるべきか。

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そして末っ子が作ったのは、マリオのキノコ。
図鑑で言えば、ベニテングタケ(有毒)かな? なかなか獰猛なの作るね。

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すると、そこにアゲハの幼虫もやって来て、なんと猛毒のベニテングダケを食べ始めた!
と思ったら、これはマリオのスーパーキノコだったので、なんと幼虫は巨大化した!
ビョッビョッビョッビョッ!(←マリオの巨大化音)
スーパーマリオならぬスーパー幼虫だ!

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……とか何とかひとしきり遊んだ後で、今回作ったものは末っ子が綺麗に並べてレイアウトした。
キノコはシャーレに入れて培養してる風。

末っ子版、驚異の部屋だね。なかなか良い感じ。

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ちなみに右側のシャーレの緑のキノコは先日古本市に行った時に買った樹脂模型だ。
実はこれにインスパイアされての今回の粘土遊びだった。
(→ 作者の方サイト。キノコがいっぱいで楽しい!)

そして箱入りのオオルリアゲハの標本は、益子の「虫や」さんで買ったもの。
こちらもすごく面白いお店。

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とか遊びのことばっか書いてると、子供とよく遊ぶお母さんみたいだけど。
実際は、平日に起きてる子たちに会えるのは週1,2日、ご飯もいつも一人で食べ、週末も日曜くらいしか家族と過ごせていないのであった。ヨレヨレだ。

年々忙しくなっちゃって、家にいる時間は減り、「去る者は日々に疎し……」とか独り言いっちゃって、一人でグサッと来たりしている。夜になると子供から届く写真付きのメールをみて、自分は何やってんだって思う。頼むよ〜頑張って〜と常にソファで涅槃ポーズの夫がたまに妬ましい。

とりあえず、今週末はキノコ粘土を更に本格的にやる約束はした。素晴らしい参考書も用意した。守れますように。



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by macchi73 | 2013-10-23 00:47 | 【自然】きのこ、菌類 | Comments(5)
2012年 07月 07日
ムラサキホコリ(変形菌、粘菌)
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小雨だけど朝から散歩に出た。息子と末っ子がついて来た。

上野のシアター360が見たくなって(妙に好き)国立科学博物館に行ったら、変形菌の観察会が行われていた。
子どもしか参加できないと言われたので、末っ子を預け、一人で館内をぶらぶらする(息子とは見たいフロアが違うので)。
毎回思うが、地球館って楽しいよなあ!

観察会が終わった後、再び合流して末っ子に変形菌って何さ?と聞いたら、粘菌のことだった。
あー、知ってる知ってる、南方熊楠の!植物みたいな動物みたいなアレか。
動物のように摂食するが、菌類のように胞子で繁殖する。変テコなヤツ。

観察会ではまず変形菌の講義を受け、サンプル標本を虫眼鏡で色々みて覚え、森林の地面から変形菌を探してピックアップして、顕微鏡で見ながらスケッチなどして、最後にマッチ箱大の標本を作ったとのこと。すごく楽しそうじゃん。子ども羨ましい。

その後、シアター360を楽しみ、図書館や博物館を堪能し、末っ子は昆虫標本作りワークショップにも加わっていた。また子どもだけ。
帰り道、息子のリクエストでアメ横やら上野付近を散策。子どもばっかり色々もらう。まあ大人は消費者だからな。買わないといけない。社会人は持ちつ持たれつ。

家に帰ってから標本を見せてもらう。
すごく近くで見ると、ミニチュアの蒲の穂みたいで面白い。
Wikipediaには、チョコバナナにも似てると書いてあって笑ってしまった。ホントだ似てる……大量のチョコバナナだなー。
なんか格好良いので、これお母さんにちょうだいと言ったら、ダメと言われた。ち。

カビとか苔とかを観察するといつも思うんだけど、普段自分たちが見てる自然(森林や草など)と相似形だったりするんだよな。不思議。
小さいものが大きいものに似る。部分が全体に似る。
自然や宇宙って、大規模な入り組んだフラクタルなのかなーと思う。

ちなみに博物館は高校生以下は無料。ワークショップもシアターも全部無料。
子どもたちは「もう街で遊ぶお小遣いがないよー」とかプチ大人みたいなこと言ってないで、ヒマな時は友達とみんなでそういう公共施設で一日じゅう遊べば良いと思う。世の中って子どもを面白がらせようという意図のもと動いているものが沢山ある。子ども羨ましい。
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by macchi73 | 2012-07-07 21:25 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(2)