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2013年 01月 14日
草の実の戦略
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冬の植物観察をしていたら、さっきまで浮かれて笑っていた末っ子が急に怒り出した。
どうしたの?と聞いたら、「ひっつき虫が取れなくって嫌なんだよう!!」と叫ぶ。
見たらタイツにセンダングサの種がびっしりと……。そりゃ面白がって薮を歩くからだよう。

あしがチクチクする!キーッ!もう嫌だ!もう歩かない!とすごい剣幕なので、取るのを手伝おうとしたが、ひっつき虫もなかなか手強い。
仕方無いなー、そう怒んないで家に帰ってガムテープで取ろうか……とジタバタするのをむんずと抱き上げてちょっと歩いたら、すぐに寝てしまった。
なんだよ、眠くて怒ったんだ。赤ちゃんみたいだな。

眠い子どもがぐずるのは、抱っこして運んでもらうための戦略。
ひっつき虫がくっつくのも、動物に遠くまで運んでもらうための戦略。どこか似ている。

* * * * * * * * * * * * * *

植物記』(埴 沙萌)を片手に持ち歩き、色んな戦略で勢力拡大を狙う植物の種子いろいろを探してみた。各派の呼び名は、『植物記』から引用。

【ヒッチハイク派】
 動物にくっついて運ばれる種


e0134713_275290.jpg◆センダングサ

センダングサはどれもひっつき虫として知られるが、多分これはコセンダングサ(小栴檀草)。

センダングサより小さく丸っこく、ポンポンした形状をしている。
アメリカセンダングサの種は太めで扁平な形だが、コセンダングサの種はほっそりしてる。


e0134713_22365385.jpg◆オナモミ

センダングサと並ぶ、ひっつき虫の代表選手。

毛に絡まると痛い。



【風まかせ派】
 遠くまで飛んでいけるような工夫をした種


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◆セイタカアワダチソウ

泡立つような冠毛により、フワフワと遠くまで運ばれて行く。

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◆オニドコロ

乾燥した実がはぜると、中にはプロペラのような翼のついた種子が入っていて、ヒラヒラと風にのって飛んで行く。

蔓に沢山ぶら下がっている爆ぜた実は、光沢のある造花みたいで綺麗。


【遠くへ行きたい派】
 単に落ちるのではなく、はぜたり、しなって勢いをつけて飛んで行く種


e0134713_20204865.jpg◆アメリカフウロ

これは晩夏の写真だけど、庭に沢山生えていて、パチンと弾けては小さな種を遠くまで飛ばす。

他にもカタバミ、カラスノエンドウ、スミレなど、庭によくある雑草って種をパチンパチンと弾き飛ばすものが多い。草刈りの時には、顔にパチパチ当たってちょっと痛い。



【鳥のごちそう派】
 美味しい実をつけて鳥を誘い、フンとして遠くの地に落としてもらう


e0134713_234265.jpg◆ヤブラン

地面からスッと伸ばした茎に、黒い実を沢山光らせている。

この実は人間も食べられると読んだことがあるが、試してみたことはない。どこでもよく見かけるので、遭難とかしたら食べるかも。

e0134713_28162.jpg◆リュウノヒゲ

ジャノヒゲとも言う。地際に綺麗な青い実をつけるので、末っ子が喜んで探す。

青い実の中には、瑞々しい白い果肉がつまっている。野鳥のシロハラなんかがよく食べるらしい。

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by macchi73 | 2013-01-14 07:07 | 雑草、野草 | Comments(2)