タグ:ヨコバイ ( 6 ) タグの人気記事

2017年 07月 15日
アオバハゴロモ(青葉羽衣)とクサカゲロウ(草蜉蝣)
e0134713_1161627.jpg

最近、庭の色んな植物の茎に、白いフワフワの綿のようなものがついている。

病気か?害虫か?アブラムシで蝋物質出すタイプって多いからなあ……と思って近くでよく見たら、アオバハゴロモが点々と枝の裏にいるのに気づいた。君、足元にそんないかにもベタつきそうな得体の知れない白いフワフワあるところ、よく集えるね、嫌じゃないの、という感じ。

それでもっとよく見たら、フワフワの中に微かに動くものあり。フワフワと見せかけて、虫の隠れ家だったか!
e0134713_1161430.jpg

それでそれで、もっともっとよくよく見たら、アオバハゴロモと謎の白い綿々の虫、顔立ちがそっくりじゃないか!?

……近親者の予感。

で、調べたら、やっぱりアオバハゴロモの幼虫だった。フワフワをまとってフワフワの中に隠れることで、目くらましの効能があるらしい。うーん、遠くからでもフワフワに白く覆われた枝って目立つから、目くらましより目印になっちゃってる気もするが。
e0134713_1161245.jpg

それでそれでそれで、もっともっともっと良く見たら、子である綿虫に小突かれているアオバハゴロモを発見。白いフワフワ虫にお尻をガンガン小突かれて、ヨロヨロと前に進むアオバハゴロモ成虫。うわー、アグレッシブ。反抗期か?それとも虫だとやっぱり、幼虫は成虫を近親関係にある者だとか認識しないのか?
e0134713_116952.jpg

それでそれでそれでそれで、もっともっともっともっと良く見たら、どうもお尻を小突いてるヤツって、周りのフワフワ幼虫たちと雰囲気も動き方も違う。

下の写真、左がアオバハゴロモの幼虫たちで、右が小突き虫。アオバハゴロモの方がどこかヒツジっぽい雰囲気だとしたら、右のヤツはなんかオオカミっぽい気配がある。背中のフワフワが盛り上がり過ぎてて、アオバハゴロモから剥いだ皮を被って変装しているようにしか見えないんだけど……。
e0134713_116651.jpg

っていうか、裏側から見たら、胴体が丸見え。二本の鎌のような大顎を持ったこの姿ってよく知ってる。クサカゲロウの幼虫じゃん!

アオバハゴロモは草の汁を吸う虫だけど、クサカゲロウの幼虫って肉食。羊の皮を被った狼。アオバハゴロモの皮を被ったクサカゲロウか。

クサカゲロウの幼虫には、背面に鉤状の毛を持ち、そこに植物や獲物の死骸などを引っ掛けて背負うタイプがいるらしい。Wikipediaによれば、アリなどの攻撃から逃れるためのカムフラージュという説もあるようだが、もしかしたら変装して獲物に近づくためってのもあるんじゃないの?と疑ってみたりして。




[PR]

by macchi73 | 2017-07-15 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)
2017年 05月 01日
バラの葉っぱの食べ方いろいろ(シロズヒメヨコバイ、ハモグリバエ、クシヒゲハバチ)
e0134713_236841.jpg

庭で虫たちを放し飼いしてあげてるので、薔薇の葉っぱがボロボロだ。可愛い食いしん坊たちだなあ!(←嘘、負け惜しみ)

そんな虫たちの食事の様子を観察していたら、虫によって葉っぱの食べ方も違えば食害跡の出方も違うことが分かった。これまでどれもゴッチャになっていたところがあるので、ちょっとメモ。


シロズヒメヨコバイ: 白頭姫横這

シロズヒメヨコバイは、成虫も幼虫も、葉っぱの裏側にとまってチマチマと移動しながら口吻を葉の組織に突き刺し、チュウチュウ吸っているっぽい。葉の表から見ると、汁を吸った跡が非常に細かい点状にプツプツと並んで絣模様みたいになっている(小さい歯型、じゃないんだろうけど)。
e0134713_236118.jpg

食害跡のある葉っぱを裏返すと、幼虫と成虫が一緒に群れでいることが多いようだ。
成虫でも体長3mm程度と、とても小さくて目立たない虫だけど、間近で注目してみたらかなり綺麗な虫だと知った。白地に黒斑のある透明感のあるボディが美しい。
e0134713_2395271.jpg

ちなみにどうでも良いことだが、白頭大横這(シロズオオヨコバイ)というヨコバイもいるけど、お互いは全然似てないのであった。


ハモグリバエ: 葉潜蠅

ハモグリバエは、葉っぱの中の組織を袋状に食べながら進むので、食害跡は白っぽい模様が描かれたようになる。幼虫の通ったトンネルの中には黒い糞が点々と残っていて、トンネルの最先端には幼虫がいる。
e0134713_23125479.jpg

ハエの子なので、容姿はウジムシっぽい。ただし葉っぱを食べてるせいかな、色はとても綺麗な透明感のある黄色だった。


クシヒゲハバチ: 櫛髭葉蜂

クシヒゲハバチは、葉の裏側から柔らかくて美味しそうな部分だけをムシャムシャ食べていた。葉の表面や葉脈などの硬そうな部分は食べないので、表から見ると白く透けた穴があいているように見える。
e0134713_23154437.jpg

クシヒゲハバチは、成虫もたくさん葉っぱの上をウロウロしていた。
しかし何故か葉っぱの上をうろついているのは全部メスばかりで、名前の由来となっている櫛状の触覚を持つオスは見られなかった。ちなみにオスは触覚がボサついているだけで、あとはメスとそっくりな姿らしい。
e0134713_23163681.jpg
e0134713_23164577.jpg

なにをそんなにウロウロしてるんだろう?としばらく見ていたら、薔薇の茎に産卵を始めた。お尻の先を茎に刺して産卵し、また数歩すすんで産卵し……という感じで、点々と茎に卵を産みつけていく。

その動作や雰囲気は、チュウレンジバチにそっくりだ。ま、チュウレンジバチは体が黄色いからすぐ見分けがつくけど、体が黒っぽいという黒いルリチュウレンジなんかだと見間違えちゃうかもしれない。ただし、チュウレンジバチは触覚が三節しかなくて先端の一節だけが長いので、触覚に注目すれば見分けはつくか。
e0134713_23171438.jpg
e0134713_23172131.jpg
e0134713_23173233.jpg

ちょっと不思議に思ったのは、茎の傷跡からして、もうこの場所って他の蜂(チュウレンジバチ?)が産卵済の場所っぽいんだけど、それは気にしないのかな?

葉っぱの食べ方は、クシヒゲハバチの幼虫は中心部から表面を齧り、チュウレンジバチの幼虫は葉の縁から残さず食べていく感じだから、卵の孵化でも何か競合しない仕組みがあったりするのかな(無さそうだけど……)。ここの茎は覚えておいたので、たまに様子を見てみようと思う。
[PR]

by macchi73 | 2017-05-01 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(5)
2016年 12月 26日
コミミズク(昆虫の方の)
e0134713_19301819.jpg

これなにかな?変な顔の虫、と夫に呼ばれた。
あー、これはヨコバイの仲間なんだけど、たしか鳥の名前と同じなんだよなー、そうだコノハズクだ……なんて、したり顔で昆虫博士を演じてみる。たぶん、樹上での擬態が得意だから木の葉って感じだったか?

で、家に帰ってから検索したら、そんな名前の虫はいなかった。

それでよく調べたところ、正解はコミミズクだった。
名前の由来は、次のようなことっぽい。由来を知れば、もう今度は忘れないと思う。

(1)鳥類の「ミミズク」に似た耳みたいな突起を持つ昆虫を「ミミズク」と命名。
(2)昆虫の「ミミズク」に似た、もっと小型の虫を「コミミズク」と命名。


しかしコミミズク(昆虫)には、ミミズク(昆虫)にある突起がないので、もはやミミズク(鳥)には全く似ていないという事態が生じている。それで間違っちゃったんだなー、なんて言い訳。

樹上での擬態が得意なのは本当の話。
ぴったりと樹上に張り付けば、ヘラ状の頭部のせいで、樹皮の表面と滑らかなカーブで一体化して木の一部にしか見えないという訳だ。ま、命名には全く関係なかったが。


e0134713_2073514.jpg
←ミミズク、鳥バージョン。

ちなみにこちらの名前の由来は、ツクってのがフクロウの古名で、耳みたいな羽が生えてるフクロウだからミミズク。



[PR]

by macchi73 | 2016-12-26 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2014年 08月 16日
テングスケバ(天狗透翅)
e0134713_21334290.jpg

帰宅したら、夫が「macchi〜、きょう変な顔の虫見つけたよ!」と得意そうに写真を見せてくれた。
天狗みたいな顔の変な虫。ちょっとヨコバイ幼虫に似てる雰囲気だから、きっと近縁種だな。

で、「黄緑色 虫 天狗」とか何とかで画像検索したら、本当にヨコバイ亜目の「テングスケバ」という虫だったので笑った。

やっぱりテングみたいな顔って、誰でも思うんだなー。

e0134713_2138426.jpg天狗みたいに鼻が長い顔で、透明な翅を持つから、テングスケバ。

この写真だと、まだ翅がちゃんと生えてないから、たぶん幼虫の状態。

しかし夫よ、私にくれる動植物の写真がいつもブレブレなのはなんでなんだ。


[PR]

by macchi73 | 2014-08-16 22:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)
2012年 05月 12日
すごく小さい緑の虫 → ミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫、成虫)
庭にいる害虫と呼ばれる虫を観察し始めたら、思っていたより色んな種類が見つかって、ちょっと楽しくなってきている。これまでずっと無視していたような小さな虫でも、調べるとちゃんと名前や素性が分かるのが驚きだ。
これって一々、ファーブルとかそういう人たちが地道に調べたんだろな。凄い。

どんな小さい虫でも、一度は誰かの興味を引いて、名前をつけられてるのが普通なのか?
それとも、その辺をウロチョロしてる虫でも、つまらな過ぎて未だ誰の注意も引かず、名前が全然無いヤツってのもいるのかな?どうなんだろう。

今日見つけた、まだ名前が判明していない虫。
透き通った緑色の体で、小さい小さいバッタのような姿。体調1,2mmくらい。
バラの葉っぱの裏に隠れていた。探すと結構あっちにもこっちにも居る。
君の名前は何だ。

e0134713_038928.jpg

今の時期、色んな昆虫の幼虫が沢山いるから、きっと何かの子ども時代だと思うんだけど……。
こういうオーソドックスな姿って、かえって何の虫なのか見つけにくいな。

ヨコバイの幼虫かなーとも思ったけど、それにしては顔が出っ張ってないし。
バッタとかコオロギとかの幼虫にしては、後脚に筋肉が少ない気がする。
お腹の質感はスリップスにも似てる気がするけど、スリップスはもっと細長くて尖ってるよな?
眼の付き方は、ちょっとハエっぽいかな?

e0134713_0445139.jpg結局、深夜まで調べても何だか見当もつかなかった。

ありふれ過ぎてて、わざわざどっかに載ったりしてないってことなんだと思うんだけど。

でもこんなに小さい虫でも、育てば(多分)ちゃんと名のある虫になると思うと、何となく神妙な気分になる。



* * * * * * * * *

やっと発見!
チャミドリヒメヨコバイの老齢幼虫が、そっくりな見た目だ!
「埼玉の農作物病害虫写真集」
 → チャミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫)

「農業ガイド」
 →チャミドリヒメヨコバイ(幼虫)

うちに茶は植えて無いから、ただのミドリヒメヨコバイ(緑姫横這)っぽいな。
そっかー。ヨコバイの幼虫はひし形の顔をしているのに、ヒメヨコバイの幼虫の顔は平らなんだ……。

そう判明してから、再度じっくり庭を探してみると、若い成虫も見つけることができた。
お腹の質感、足の付き方とかに、幼虫時の面影がある。

幼虫の時も小さかった(1mm程度)けど、成虫でも3mmくらいかな。
凄く小さくって透明感のある雰囲気のヨコバイだ。

e0134713_22371784.jpg

[PR]

by macchi73 | 2012-05-12 00:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2009年 05月 17日
バナナ虫(ヨコバイ科ツマグロオオヨコバイ)
e0134713_23472829.jpg

写真を撮ろうと近付いたら、気配に感付いたらしく、サササッと横歩きして葉の裏側に隠れてしまった。
この横歩きする様子から、「ヨコバイ(横這)」という名がついたらしい。

見ていると、しょっちゅうおしっこしている。
飲んだ樹液が、そのままお腹を通っておしっこになる感じ?

ヨコバイは人を刺すと聞いたことがあるが、バナナムシを捕まえて刺されたことはまだない。
webで検索してみたら、人を樹と間違えて樹液を吸おうとして刺すことがまれにあるようだ。
吸血目的で刺されるより、なんか痛そう。嫌だな。
[PR]

by macchi73 | 2009-05-17 00:01 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)