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2016年 03月 24日
コブシ(辛夷)とハクモクレン(白木蓮)
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コブシの花が咲いてた。

木の花が咲き始めると、いよいよ春だなって感じがすごくする。
春の花木といえば、ひらひら散る薄くて小さな花びらを持つバラ科の一群(梅、桃、桜など)がメインストリームだけど、もっと大柄な花をつけるモクレン科の一群(木蓮、辛夷など)も、野趣があって綺麗だと思う。

辛夷の花は、白木蓮に似てるけど、やや小ぶりで可憐な佇まい。
花弁の数も、ハクモクレンが9枚なのに対してコブシは6枚。白木蓮の花びらよりは薄手で、ほんのり日の光が透けて綺麗だ。

モクレン科に共通するのは、松ぼっくりみたいな螺旋型構造をした多数の雄しべと雌しべを持つこと。夏には、この部分が肥大して、落果しているのがよく見られる。ちょっとグロテスクな見た目。
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花の起源については、始祖の花は松ぼっくりみたいな形をしていたという仮説(ストロビロイド説)が現状では有力で、化石などからもモクレン目は最も古代の原始的形態を保存しているグループだと考えられている。また、それとは別のDNA解析を使った最近のアプローチによっても(APG体系)、モクレン目は単子葉植物より前の原始的な段階で分岐した群に分類されている。ふーん、モクレンの仲間はずっと昔からこうやって咲いてたんだなあ。

早春、まだ他の花が咲き始める前に、肉厚で大柄な花をモリモリと咲かせるハクモクレンを見ると、確かに古代の風景の中でもしっくりしそうな気がする(って、古代の風景、見たことないけど。想像)。モクレン目には、草本はなく全て樹木だというのも、なんだか力強い感じ。
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by macchi73 | 2016-03-24 23:55 | 栽培日記:春の植物 | Comments(9)
2013年 04月 16日
花の香り(ライラック、カラタネオガタマ)
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休日、お気に入りのウォーキングコースに末っ子を連れて行った。
いつもは夜に早足で歩く道を昼間にゆっくり歩いたら、街路沿いの植栽から色んな香りがする……。
もしかしたらだけど、このルートの街路樹のコンセプトは「良い香りがする植物」なのかもしれないね、なんてことを話しながら、一緒に鼻をクンクン動かして、一日かけて散歩した。

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【ライラック】

あれ、ヒヤシンスの香りかな?と思ったら、ライラックだった。

そう思って見ると、地面に咲く花、樹上に咲く花の違いはあれど、花の形状が似ている気がする……。
花の形が似ると香りも似てくるんだろうか。ヒヤシンスはユリ科、ライラックはモクセイ科だけどな。

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【カラタネオガタマ(唐種招霊)】

別名、トウオガタマ(唐招霊)

甘い接着剤みたいな匂いがするよーと娘が言うのでクンクン鼻で探したら、見たことが無い花が咲いていた。肉厚の花はモクレンに似ている。香りもちょっと異国風で珍しい感じ。

思わずスマートフォンで検索したら(便利な世の中!)、モクレン科のカラタネオガタマという花木だった。花の芳香はバナナの香りと形容されるらしい。

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【ナワシログミ(苗代茱萸)】

花の他に、ナワシログミのたわわな果実も目立っていた。

そう言えば、ナワシログミも秋に良い香りの花をつけるんだよな。



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で、「花の香り」ということについてちょっと調べてみた。
下記のサイトが分かり易かった。
〜不思議な色の世界〜 花の香りの正体
http://iromizu.com/hana_kaori.html

まず、人間が香りを感じるためには鼻の嗅覚細胞にその物質が結合する必要があることから、「匂いを発する」ためには下記の性質が必要らしい。

●揮発性がある(=空気を伝って鼻まで達する)
●水溶性、脂溶性またはアルコール溶性(=嗅覚細胞に感知される)


娘がカラタネオガタマの花を「接着剤の匂い」と表現したのも、これらの特徴が溶剤や接着剤にも似てるせいかなと思う。

また、上記の特徴を持った有香物質の中でも、人間が芳香と感じる物質には幾つかの種類があるらしい。
特にd-リナロール、β-フェニルエチルアルコール、ゲラニオール、アントラニル酸メチル、安息香酸ベンジルなどは、多くの芳香性の花に含まれている成分だが、それら幾つもの芳香物質の組み合わせや割合によって、芳香の特徴が決まってくるようだ。

そっか!だから良い匂いの花って、科が違っても時々すごく似ているんだ。

早春に甘い香りが流れてくれば沈丁花と思うけど、春本番ならジャスミン、秋なら金木犀とか、正直、香り自体より季節で判断してることって多い気がする。

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香りについて調べていたら、以前に読んだ本を思い出した。

『香水―ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント)

花の明らかな芳香だけではなく、幼子や乙女には、人の愛情を呼び起こす言い表せない香りがある。赤ん坊の頃には誰もが持つその香りを全く持たずに生まれてきた人間は、いったいどういう生を送り、何を欲するようになったのか?という物語。

とにかく物語中に溢れる香りの描写で、読んでいて鼻が疲れる気持ちになった。

名付けられない匂いが、人の感情を左右するという部分には共感。それ凄い分かる。子ども、小動物、恋人、景色の匂いって存在する。

『パフューム ある人殺しの物語』

同小説の映画化版。あの荒唐無稽な小説をどういう映画にしてるんだろう?って思ったけれど、基本的にそのまま映像化していた。

映画だと鼻は疲れなかったけど、目が疲れた。小説中にゴテゴテと溢れていた香りを、視覚に置き換えて表現していたからか。

小説ではあまりに空っぽで人間離れした有様だった主人公が、映画だと「自分の生きた証を残したい」とか考えたり、見た目がナイーブそうな若者だったり、ちょっとロマンチックな描写があったりなので、感情移入はしやすいかも。

……って言っても、やっぱりかなり荒唐無稽だけど。
面白いって思う人と馬鹿馬鹿しいと呆れる人と、両方いると思う。ちなみにAmazonで「エロス」に分類されていたのがちょっと笑った。そういえば裸が多かった!



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今の時期、庭ではジャスミンの蔓がぐんぐん伸びている。
うちの庭で芳香性の強い植物と言えば、真っ先に思いつくのは次のもの。

ジャスミンニオイゼラニウムスイートフェンネル
百合バラ金木犀
ヒヤシンス沈丁花スイセン

開花した時の芳香以外でも、草刈り時に強く香って良い感じなのは、ミントローズマリータイムあたり。

実際、草花ってそれぞれ良い匂いで、ほのかな香りも入れればまだまだ沢山あるけどなー。書き切れない。

自分の庭の好きなところの一つは、割と一年中良い香りがしているところ。
本当の香りの他に、愛着由来の良い香りもあると思う。
日向の匂い、落葉の匂い、夏の草いきれの匂いとか。



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by macchi73 | 2013-04-16 00:03 | 書籍・CD | Comments(0)
2010年 11月 21日
ホオノキ(朴の木)
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友達の行きつけ料理屋さんの常連さんたちと山芋掘りに行って、酒&鍋。
野天での飲食って楽しい。ウィー&ゲップ。
ふと見ると、一きわ大きな葉っぱを集めている同行の方がいた。軍配みたいな形の葉っぱ。
それは何ですか?と尋ねたら、ホーバだという。

うんうんと頷く友人たち。しかし私は寡聞にして知らず。
で、ホーバってなんですか?と聞いたら、ホーバミソに使われる葉だということ。
そこでまたうんうんと頷く皆。
しかし私はホーバミソというものも知らない。
ホーバミソ?それどういう字?オーソレミヨと関係ある?とか首を傾げていたら、ほら飛騨の……とか、肉と味噌のせて食べるじゃない……とか皆に細々説明されるが、全然分からない。つくづく我が身の雑学無しさ加減が厭になる。

帰宅して調べた。
ホーバとは朴の木の葉。そっかー、みんなは「朴葉」って言ってたのか。
その殺菌作用と芳香から、食材を包むのに適しており、朴葉寿司や朴葉味噌、朴葉餅などに使われるという。

朴の木はモクレン科の落葉高木。
とにかく葉が大きいのと芳香が特徴で、古代から食材包みに使われていたようだ。
材としては固く、細工物に使われる。花も綺麗らしい。


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by macchi73 | 2010-11-21 20:11 | 雑草、野草 | Comments(0)
2008年 10月 13日
ハクモクレンの実
新宿中央公園にて。

路上に気味の悪い物体が沢山落ちている。
見上げると、そこはハクモクレンの並木道だった。
あんなに綺麗な花なのに、実はこんなにグロテスクだなんて。

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by macchi73 | 2008-10-13 00:17 | 栽培日記:秋の植物 | Comments(0)