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2014年 03月 04日
バレリーナ殺し
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今日は子どもの学年最後の保護者会に出席した。
帰宅してもまだ明るかったので、先日の雪で折れた枝やら葉やら凍みた花やらが散乱した庭を片付ける。
片付け中に子供たちが帰って来て「あれ、今日は休み?」とか言う。
枯葉を堆肥置場に運びながら、一緒に折れた大枝で遊んだり(小学生)、甘酒を飲んだり(高校生)する。

片付けが進んで地面が見えてくるにつれ、色んな芽吹きが見えて来た。
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(左上)庭中の地面にネモフィラと矢車菊 (右上)雪に埋まっていたのに意外と色褪せないプリムラ。
(左下)折れてしまったローズマリー。泣ける。(右下)何だか分からない球根の芽吹きが沢山。

そうやって地面を見ながら黙々と庭掃除をしていたら、気づいたら既に日は落ちていた。
もうそろそろ部屋に入りなよ〜と部屋の中から家族が呼ぶ声がする。
でも久々に熱中しちゃったんだ、それに今日くらいしか休みが取れないんだ、もうちょっとだけ、もうちょっとだけ……。

で、気が急くあまり、せっかくだから大物をやっちゃおうか、アレやっちゃおうか、と魔が差した。
アレっていうのは、リビングの窓辺に大きく茂ったバレリーナの移植。
細い通路にトゲを暴れさせるように茂り過てしまっているので、大剪定か移植かしないとなーって前から気になっていたんだよな。

で、真っ暗な狭い場所で、部屋からもれて来る明かりを頼りにザクザクとシャベルを地面に突き刺してみたが、さすが大株、そう易々とは抜けない。
アレ、これはやっぱり止めておいた方が良いかな!?と思ったんだけど、止められなかった。
太い根が邪魔してどう掘っても終わりが無く思えたので、最後はトレリスごと力任せに地面から乱暴に引き抜いた。
メリメリメリっという感触。そして細かい刺だらけの長ーく伸びた蔓がこちらにばっさり倒れて来て、髪やら上着に絡み付いた。バレリーナから私への一撃。

そうしてぐったりしたバレリーナを背負い、体中に刺だらけの蔓を絡めたまま移動して、前から目処をつけていた空き地にドサッと埋めた。
庭は真っ暗。立ちくらみがする。でもとにかくやり切った……。

ふらふらになって部屋に入ったら、顔と手から流血していた。
私は何をしてしまったのか。明日の朝が怖い。

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在りし日の美しきバレリーナ。
投げ売り状態の小さなビニールポット苗からここまで育てたのに。
もしも取り返しのつかないことをしていたらごめん。もう一回、挿し木から育て直すから。
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by macchi73 | 2014-03-04 23:53 | 庭仕事・収穫 | Comments(2)
2012年 11月 19日
園芸愛好家たち
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リビングの出窓の外で、バレリーナが咲き始めた。
「外はいま秋の花の時期だよー。ねえねえ出て来て見ないのー?」と問いかけるように、チラチラとピンクの花を揺らしている。

週末も出勤などしてバタバタしている最近だが、せっかくの秋を庭仕事無しに無駄に過ごしてしまうのか……と庭心がちょっと刺激されて焦る。

そんな夜、帰宅したら園芸仲間のAmeliaさんから荷物が届いていた。
美味しいケーキと園芸本、その他良いもの色々だった。

e0134713_23273177.jpg早速、翌朝にみんなでケーキをいただいた。

紅玉のみりん煮が入っていて、爽やかな甘酸っぱさ、リンゴの良い匂いで美味しい。

取り分けて食べ始めてから、あ、最初の綺麗な写真をとっておけば良かったなと思う。


もう絶版だからと郵送までして貸してくれたのは、『ベランダの庭 12ヶ月』という本。
ベランダマンと自称する著者の、ベランダガーデニング奮闘記&TIPS披露の内容だった。
「園芸にハマる者はみんな同じようなことで一喜一憂してるのか……」とふんふん頷きながら、フフと笑いながら、もぐもぐ食べながら、一気に読んでしまった。

前に読んですっごい笑ったカレル・チャペックの『園芸家 12ヶ月』の日本版といった趣き。
または、いとうせいこうの『ボタニカル・ライフ』の方にもっと近いか。
庶民度は、小野口>いとう>チャペックだな。
日本の二人は、狭いスペースや忙しくて放置気味になる世話に頭を悩ませながら、そして数々の失敗をしながら、それでも植物に心奪われて仕方がない模様。

春に次ぐ園芸適期である秋晴れの空の下、自分と同様に、きっとあちこちに気を揉む園芸家たちがいるんだと思うと、なんだか笑える。

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同志よ!と言いたくなる園芸記録。

『ベランダの庭 12ヶ月』(小野口広子)

チャペック、せいこうが園芸家の悲喜交々をエッセイ風に描いているとすると、小野口はHOW TO本風に紹介している。

こんな庭道具買ったのよー、こんな害虫対策してみたのよーってなご近所さんとの会話のようで、なんとも身近で役立つ内容だった。


『ボタニカル・ライフ』(いとうせいこう)

風邪で寝込んでいる娘に添寝して読み返していたら、「あれ、それってセイコウ?」と言う。

小学1年生が何故そんなことを……!?と思ったら、いまお気に入りのBIT WORLDという子供番組に、いとうせいこうが出ているのであった。



以下、ボタニカル・ライフの中から、あちこちを適当に抜粋。
それぞれ別の植物についての言及個所の引用だが、全体の流れとしてこんな感じの雰囲気。

彼らの園芸姿勢は、枯らしては後悔し、かと言って増え過ぎても持て余し、基本的にいい加減で、深い愛情よりは好奇心に基づいており褒められたもんではないが、「そうそう、そうなんだよなー」とかなり共感する。私もブログには載せない後ろめたい園芸処置が幾つあることか……。

そして三年目。俺は自分をだましてわざと水やりを控えた。捨てられないのなら死ぬのを待とうという恐ろしい計略である。オレはベランダ上の家康そのものであった。優柔不断な植物好きなら、このオレの所業を責めることが出来ないだろう。誰でも一度はそういう悪魔的なことをしたことがあるはずである。

……(何十ページも中略)……

いわば、やつは王をいさめたのである。領民の嘆きを無視し、はびこった悪をいい加減に潰してみせるばかりで外に新たな移民を求めていた俺に、やつはこう言っているに等しかった。
「王よ、我が花を見て何を思うのだ。このように我らには力があり、それを引き出すべきは貴方であるというのに、王よ。一体貴方は今まで何をなさっていたというのか」
おっしゃる通りであった。というか、おっしゃっているのは俺なのだが、要するに反省しきりだった。

……(何十ページも中略)……

クーロンコエが増える速度以上に俺は頭脳を駆使し、アイデアを生み出し続けてみせる。それがボタニカル・ライフのもう一つの魅力であったことを俺は再確認したのである。

……(何十ページも中略)……

鉢を次々に買い足しながらも、俺はその植物独自の強さを見たいのだなと感じる。
化ける力。
毎日が昨日と違うこと。
自分を繰り返さぬこと。
だが、一年を経てまたその差異を保ち、繰り返すこと。
俺は植物から啓示を受けたような気分になる。そして、その気分がいまや日常的であることに少し驚く。都会で植物と暮らすことは、つまりその啓示を日々感じ取ることに他ならないのだ。
繰り返しながら、繰り返さぬこと。
植物はそんな見事な矛盾を生きている。

なんか分かるなー。私も植物に手間と愛情を注いでいるとは言い難いが、でもその日々の啓示には、いつも小さな活力をもらい、淡い親近感を感じていると思う(つい擬人化してしまう程に!)。
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by macchi73 | 2012-11-19 00:19 | 書籍・CD | Comments(6)
2012年 05月 25日
ハナムグリ(花潜)
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リビングの窓辺にバレリーナが咲き始めた。良い匂いがする。
バレリーナってこんなに香る品種だったんだっけ。今年初めて気がついた。

匂いを嗅ごうとして近付いたら、花の中に頭から突っ込んでいるおかしな姿勢の虫がいる。
逆立ちして後脚をピローンと伸ばしているのは、何か意味があるのか。
探してみたら、一匹だけじゃなく、他の個体もこんな体勢だ。変なの。

この虫はヒラタハナムグリ。
ちょっと見はコガネムシにそっくりだが、大きさはとても小さい。
体長 1cm未満。黒っぽい体に、白い斑点がある。

ハナムグリ、とタイピングしたら「花潜」と変換された。
花に潜って花粉を食べるからハナムグリ。いかにも。潜ってる。
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by macchi73 | 2012-05-25 06:40 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2011年 05月 30日
ダブルセンター(バラの中心が分かれる現象)
雨に打たれて、バラの季節が終わろうとしている。
せっかく綺麗に咲いてたのに最後ベチョベチョになって終わるのも悲しいので、盛りを過ぎた花は早目に摘んでしまうことにした。

これまでは花殻摘みなんて殆どしたことがなかったけど、今年はどのバラもモリモリと良く咲いてくれたからなー。養生してもらわないとだ。

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写真は、うちのバラの中で一番最後まで咲き続けてくれる、花期が長いバレリーナ。
ピンク色の小さな花が沢山、ちょうどリビングの窓の外にこんもり見えて、目に優しい。
背後にはつるアイスバーグの白い花が見えている。

花殻摘みをしながら、なんで今年はこんなに花が大きく多花なんだろうと不思議に思う。
もしかしてアレのおかげだろうか……と思い当たることがたった一つだけ。

まさかの馬糞効果?

そういえば、縁側前のピエール・ド・ロンサールにはハート型の花が咲いてる。

あはは、面白いね〜!なんてウケていたら、これは花芯が分かれる「ダブル・センター」という現象で、バラ愛好家にはあまり喜ばれないらしい。
原因は、肥料過多や寒暖が激し過ぎるとか、色々な説があるようだ。

肥料過多って……つまりそれは、やはり馬糞疑惑なのか!?(しつこい)。

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でも寒暖の差も激しかったし、そっちが原因かもしれないし。

まあ、ハート型、子どもに受けてたから良いかな。



▼その他のバラも見る
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by macchi73 | 2011-05-30 21:45 | 庭仕事・収穫 | Comments(2)
2010年 05月 29日
2010年・バレリーナ
今年は東通路に生えているバレリーナの花がなかなか綺麗。
ずいぶん条件の悪い場所に植えてしまったけど、それでも何年もかけてちょっとずつ大きくなってくれたもんだよなあ。

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背景に見える白いツルバラは、つるアイスバーグ。
こちらも悪条件に強く、花を沢山つけてくれている。

ところで画面の変な場所が無意味にソフトフォーカスになっているのは何故だ?
とカメラを見たら、末っ子の虹色に光る油手形がクッキリと…。
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by macchi73 | 2010-05-29 17:33 | 栽培日記:春の植物 | Comments(2)
2009年 01月 31日
バラ (バレリーナ)
育て方はバラに準ずる。

2009/1
2,3年前に小さなビニールポット苗を日陰に植え付けたが、いつもヨレヨレと地を這うだけで殆ど育っていない。
酷い育て方を反省して、トレリスを立てて壁に誘引してみた。
場所は相変わらず日陰だけど・・・。

2009/4/11
まだまだ大きいとは言い兼ねるが、これまでになく葉っぱがちゃんと繁っている。

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2009/5/22
花が咲き出した。

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2010/5/29
今年は綺麗に咲いている。随分成長遅いけど…。
でも、日当り悪く地面は粘土っぽい(雨樋の真ん前なので)酷い場所に植えたのに頑張って少しずつ大きくなってくれていると思うと、健気。



2011年
勢いがついたら急に大きくなり、花付きも物凄く良くなった。
リビングの出窓の周りをぐるりと囲むようにして、ぐんぐん伸びている。花もたわわ。



2013年
春から晩秋まで、ずっと花を絶やさず咲いている。
新枝を次々ビュンビュン伸ばして、ちょっと暴れ気味。嬉しいような、大変なような……。
壁一面がバレリーナに覆われてしまった。修景バラって、こういうことだったんだな。



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by macchi73 | 2009-01-31 17:54 | 栽培日記:春の植物 | Comments(0)