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2017年 05月 01日
バラの葉っぱの食べ方いろいろ(シロズヒメヨコバイ、ハモグリバエ、クシヒゲハバチ)
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庭で虫たちを放し飼いしてあげてるので、薔薇の葉っぱがボロボロだ。可愛い食いしん坊たちだなあ!(←嘘、負け惜しみ)

そんな虫たちの食事の様子を観察していたら、虫によって葉っぱの食べ方も違えば食害跡の出方も違うことが分かった。これまでどれもゴッチャになっていたところがあるので、ちょっとメモ。


シロズヒメヨコバイ: 白頭姫横這

シロズヒメヨコバイは、成虫も幼虫も、葉っぱの裏側にとまってチマチマと移動しながら口吻を葉の組織に突き刺し、チュウチュウ吸っているっぽい。葉の表から見ると、汁を吸った跡が非常に細かい点状にプツプツと並んで絣模様みたいになっている(小さい歯型、じゃないんだろうけど)。
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食害跡のある葉っぱを裏返すと、幼虫と成虫が一緒に群れでいることが多いようだ。
成虫でも体長3mm程度と、とても小さくて目立たない虫だけど、間近で注目してみたらかなり綺麗な虫だと知った。白地に黒斑のある透明感のあるボディが美しい。
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ちなみにどうでも良いことだが、白頭大横這(シロズオオヨコバイ)というヨコバイもいるけど、お互いは全然似てないのであった。


ハモグリバエ: 葉潜蠅

ハモグリバエは、葉っぱの中の組織を袋状に食べながら進むので、食害跡は白っぽい模様が描かれたようになる。幼虫の通ったトンネルの中には黒い糞が点々と残っていて、トンネルの最先端には幼虫がいる。
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ハエの子なので、容姿はウジムシっぽい。ただし葉っぱを食べてるせいかな、色はとても綺麗な透明感のある黄色だった。


クシヒゲハバチ: 櫛髭葉蜂

クシヒゲハバチは、葉の裏側から柔らかくて美味しそうな部分だけをムシャムシャ食べていた。葉の表面や葉脈などの硬そうな部分は食べないので、表から見ると白く透けた穴があいているように見える。
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クシヒゲハバチは、成虫もたくさん葉っぱの上をウロウロしていた。
しかし何故か葉っぱの上をうろついているのは全部メスばかりで、名前の由来となっている櫛状の触覚を持つオスは見られなかった。ちなみにオスは触覚がボサついているだけで、あとはメスとそっくりな姿らしい。
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なにをそんなにウロウロしてるんだろう?としばらく見ていたら、薔薇の茎に産卵を始めた。お尻の先を茎に刺して産卵し、また数歩すすんで産卵し……という感じで、点々と茎に卵を産みつけていく。

その動作や雰囲気は、チュウレンジバチにそっくりだ。ま、チュウレンジバチは体が黄色いからすぐ見分けがつくけど、体が黒っぽいという黒いルリチュウレンジなんかだと見間違えちゃうかもしれない。ただし、チュウレンジバチは触覚が三節しかなくて先端の一節だけが長いので、触覚に注目すれば見分けはつくか。
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ちょっと不思議に思ったのは、茎の傷跡からして、もうこの場所って他の蜂(チュウレンジバチ?)が産卵済の場所っぽいんだけど、それは気にしないのかな?

葉っぱの食べ方は、クシヒゲハバチの幼虫は中心部から表面を齧り、チュウレンジバチの幼虫は葉の縁から残さず食べていく感じだから、卵の孵化でも何か競合しない仕組みがあったりするのかな(無さそうだけど……)。ここの茎は覚えておいたので、たまに様子を見てみようと思う。
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by macchi73 | 2017-05-01 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(5)
2014年 05月 11日
バラの虫害(ハモグリムシ; 葉潜虫)
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バラの葉に虫害が出ている。
葉が齧られてしまうのは毎年のことなので気にしていないんだけど、今年の虫食いは変な感じだ。
しかも隣り合ったバラたち全部に被害が出ており、被害の出た株(アンブリッジローズ、スターリングシルバー、ジャストジョーイ)は花付きが明らかに少ない。

葉の中の柔らかそうな組織だけ食い荒らされているこの状態は、以前スナップエンドウに発生したエカキムシ(絵描き虫=ハモグリバエ)に似てる。
ただ、ハモグリバエは蛇行した食害跡だったけど、今回のは広く食い荒らされている。
webで画像検索してみたら、ハモグリガ(葉潜蛾)かハムグリハバチ(葉潜葉蜂)の食害跡っぽい。

それで喰われた葉を取り除きつつ、株全体をよくよく調べてみたら、小さな青虫を発見。

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透明な体の芯に葉の緑が透けて見え、結構綺麗な幼虫だ。
いつものチュウレンジバチの幼虫に似て頭部が丸くしっかりしてるから、多分ハチの仲間かと思う。
ということは、今回の食害はハモグリバチかな?

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葉潜虫の食害を防ぐには、マラソン乳液やオルトランを散布するのが良いらしい。
でも、うちの庭では末っ子が「エディブルフラワー!」とか行って、しょっちゅう庭の草花を摘まみ食いしてるからなあ……。
とりあえず、幼虫がモリモリ食べ中の葉はすべて取り除き、幼虫と一緒に庭隅のコンポスター行きとした。

綺麗なピカピカの葉しか残さなかったので、これでだいたい駆除できたと思って大丈夫かな。
これから春後半、アンブリッジローズ、スターリングシルバー、ジャストジョーイにも無事たくさんの花がつきますよう。
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by macchi73 | 2014-05-11 13:44 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(6)