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2012年 05月 02日
雨連休、本棚整理
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連休を繋げてはみたが、どんよりした天気。ヒマだ。
でもこれはこれでOK。だらだら休もう。病院通いしよう(ガーン)。

朝、娘に、お母さんなんか面白い本ちょうだい、と言われて「よーし、まかせな!!」と張り切る。
娘の学校では朝に読書の時間があるらしい。

で、モラルが高くハラハラドキドキのお話しが面白いよなーと、次々勧めてみたが「それもう読んだよ」とばかり言われる。そうかあ。少年少女モノはだいたい勧めちゃったか。

じゃあちょっと大人モノを……と、自分の最近の本棚を見回してみて、愕然とする。
園芸本、ガイドブック、洋裁本、囲碁本、推理小説、歴史娯楽小説、そんなものばっかり多い。
なんという実用書棚。
小学生の頃に通っていた床屋の本棚にラインナップが似てきている。
この調子で進んで行ったら、次に加わるのは島耕作かゴルゴだな。娘っ子にはお勧めできない。

今回はとりあえず本棚をガタガタ探して、若い時に面白かったよなって本をピックアップして前面に配置した。
そうだ。若かりし自分は、外国かぶれだったんだ。

私もなんか面白い本、読みたいなあ。
適当に本を買って、「面白い!」って思える打率が下がってしまったのは、加齢現象なのか。
それと、高校生に良い本って、何だ?

e0134713_13542844.jpg雨の庭。

色んな場所に下草として広がってるこの草はなんだろ?と思っていたら、白い花が咲き出した。

ニリンソウだった。

いつの間にか増えた。

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* * * * * *

『イギリス人の患者』(マイケル・オンダーチェ)
散文詩みたいですごく好きだった。私は日本語で読んだが、原文の方もそんな評価らしい。
たぶん文体が詩的なんじゃなくて、モチーフ自体が詩的なんだと思う。

正直ストーリーは大雑把にしかおぼえてないが、幾つかのシーンを、色・音・香り付きで鮮明に覚えている。砂漠の風景、色ガラス瓶に囲まれた呪術師のシーンなど、色ガラスが光に透ける様子、瓶の触れあう鈍い音、まるで映画で見たように思い出す(けど、映画にはそんなシーンないと思う)。

映画も見たが、キャスティングが変な感じがした。
主人公カップルが若い(逆にイギリス人患者や叔父さんはもう若くない)物語だと思うのに、映画のジュリエット・ビノシュとインド人、なんか二人とも年季入ってないか……?
過去にポッカリ浮かんでるような、ごく若い時の遠い出来事ーー現在には繋がらなかったーーってのが、けっこう重要なポイントの気がするんだけど。

オンダーチェでは『ビリー・ザ・キッド全仕事 』が、もっと強烈に詩的で度肝を抜かれた。
でも人に勧められて読むんでは面白くない類のブツなので、娘には勧めない。イギリス人の患者を読んで、本棚から自分で探して読んでくれないかなあとか思う。


* * * * * *

『心臓抜き』(ボリス・ヴィアン)
オンダーチェが性質として詩人だとしたら、ヴィアンは意図的に詩的な感じを狙ってるかもしれない。1920年代のフランスって言ったら、そういうのが異常に持て囃された時代だろうし。

でもヴィアンの場合、各エピソードに一々細かいオチを律儀につけてて、実は普通に面白いお話だと思う。ジャックモールの気弱な感じ、リモートセックスのアイデア、笑った。空飛ぶ三つ子には胸痛めた。やばい、ちょっと間違うと彼らのお母さんに私はなりそうだ。

『日々の泡』 も面白い。『北京の秋』は読んでない。


* * * * * *

『悪童日記』(アゴタ・クリストフ)
ブラックな面白さの余り、フランス語で初めて熱中して読めた本。
作者がネイティブでないせいか、平易な短文が連なる感じで読み易い。
日本語でも面白いと思う(買ったけど読んでない)。

でも、同じような登場人物で『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』等々と進むにつれ、急速に面白さがダウンしてしまった。
志も高く、得体のしれないところがあった悪童が、段々と普通のクヨクヨした内面を持つ大人になっていくつまらなさ。

クリストフは、亡命作家ということで何となく文化の香りをまとっているように思わされるが、ブリジット・オベール(悪趣味な推理小説家)を絶賛してたりするから、実は単にグロテスクなものが好きなおばさんではという疑惑が、私の中ではある。日本で言ったら、アレだ、桐野夏生(グロテスク、面白いけど)。


* * * * * *

『存在の耐えられない軽さ』(ミラン・クンデラ)
「自己というものに重きを置いて、自分にとって最適のものを選び続けるか? それとも人生の一回性を重く見て、外から偶然やってきたものを取るか?」って問いなら断然後者が良い!と、クンデラに若い頃に思わされたのが、自分の後々に結構影響した気がする。結果、それはちょっと失敗風味だったかも……。人生は計画的に。やっぱ娘に勧めるのは止めよう(嘘)。

クンデラはどれも面白かったけど、その面白さが重厚な質のもの(プラハの春とか、道具立ては色々ソレっぽい)なのか?それともメロドラマっぽいものなのか?ちょっと判断つかない。

日本の作家で言うと、他の人の些細な点を面白がってよく覚えてんなーって雰囲気は阿佐田哲也に似てるかも。それにしても女に意味を置きすぎでちょっと笑えるかもって感じは、村上春樹か。

これは映画も面白かった。こっちのジュリエット・ビノシュは好き。垢抜けないファム・ファタル。
私にとっての伴侶はソレ(ファタルじゃないけど)。


* * * * * *

『エレンディラ』(ガルシア・マルケス)
ラテンアメリカ文学って、いつ流行ったんだっけ。
流行に乗って色々読んだが、結局、ガルシア・マルケスが一人だけ抜きんでて面白かっただけのような気がする。

本当は『予告された殺人の記録 』が一番好き。次いで、有名な『百年の孤独 』も好き。
ただなー、登場人物の名前がなー、覚えにくいんだよなー。これ、翻訳時に、三太とか馳男とか、名前まで日本語にしちゃったらマズいのかな。
人に勧められたからという理由で読むと、名前のせいで話に入り込む前に飽きてしまう危険性が高そう。

で、短編集である『エレンディラ』を勧めることにした。さくさく読めるし。


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by macchi73 | 2012-05-02 14:25 | 書籍・CD | Comments(4)
2008年 04月 13日
ニリンソウ
二輪草の育て方:
●花期は3〜5月
●夏には上が枯れて何もなくなる(ので、植えた場所を忘れないように注意!)。
●9〜10月に根を堀り上げて株分けできる。
●落葉樹の下などに植えておけば、特に何もしなくても年々横に広がっていくっぽい。


2007/3
花つきのポット苗をモミジの根元に植付け。

2008/1
枯れた雑草の残骸を片付けようと庭土を耕していたら、根っこの塊を掘り返してしまった。
これ何の根っこだっけなーと思いつつ、一緒に埋まっていたのが山野草用の土だったため、半日陰に植えとけば間違いないだろうと、アジサイの根元と柳イチゴの根元に2つに分けて植えておく。
2008/3
花を付け始めた。二輪草だったか。
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2008/4
結構な花付き。この調子でどんどん増えますように。


2009/4/27
ぐーんと大きくなってしまったアジサイの下で、白い花をポツポツと付け始めた。
株は広がったように見えるけど、花付きが去年ほど良くないのは、アジサイで日が当たらないからか。

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by macchi73 | 2008-04-13 20:22 | 栽培日記:春の植物 | Comments(0)