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2013年 01月 13日
トックリバチの巣
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家の外壁を洗っていたら、雨戸の枠の上に小さな泥のトックリがあった。
これは話に聞くトックリバチとかいう蜂の巣ではないだろうか。
本当に人が使うトックリみたいだなー。造形の妙。面白い。

娘に見せようと思ってつまんだら、結構固い。
で、どのくらい固いんだろう……と力を入れたら、割れた。

中は2部屋に別れており、一部屋にはテントウムシの成虫(ヒメアカホシテントウ)が入っていた。
もう一部屋には黒い粒々のようなものが入っている。他には特に何も入ってないみたい。
あれえ?昆虫の本なんか読むと、ツボの中には幼虫の餌になる青虫が詰まってるはずなんだけど。

e0134713_22332489.jpg密室の謎:

1. このテントウムシは何なのか?餌なのか?招かざる客なのか?

2. もう一部屋の黒い粒々は何なのか?

3. 青虫・芋虫が全然入っていないトックリって有りなのか?

名探偵がいたら教えて欲しい……。


これはどういうことなんだろう?と思って、トックリバチの生態を調べてみたら、次のサイトが詳しかった。
「京都九条山自然観察日記」 →トックリバチの巣

やっぱり、トックリバチの巣の中に入れられるのはシャクガなどの幼虫だと書いてある。
自分が親蜂だとしても、いくら麻酔をかけたって、食欲旺盛な肉食のテントウムシなんか巣の中に入れたくないと思うんだ。
むー。深まる謎。一体、このトックリの中で何が起こっていたのか?すごく気になる……。

図鑑で自然を調べるのって楽しいけど、実物は必ずしも図鑑通りでないことが多い。
それでも普段からよく目にして色んな状態を見てる虫なんかだと「多分これはこういうことだろう」って推理することができるけど、そうでない虫の生態って、その一生にどんなことが起こりうるのか全く想像できない。もどかしい。

以下、一応、調べて分かったトックリバチの生態。
平穏無事なトックリバチの一生だったら、多分こんな感じなんだと思う。

【トックリバチの生態】
●春〜秋:
 成虫は泥と粘液で壷のような巣を作る。
 中は2部屋に別れており、一室には卵を産みつける。
 もう一室には、仮死状態にした鱗翅目幼虫(イモムシ、アオムシ)を入れる。
 餌がいっぱいになったら、壷の口を閉じる。
●冬:
 幼虫は、ツボ巣の中で越冬する。
●翌春:
 孵化した幼虫は壷の中に蓄えられた餌を食べて成長する。
 やがて蛹化→羽化し、壷の口を破って外に出る。
 成虫の餌は、花の蜜。

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by macchi73 | 2013-01-13 22:31 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)