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2017年 05月 11日
アブラムシの天敵(ヒラタアブ、テントウムシ、アブラバチ, etc.)
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ここ数日でバラが一斉に咲き始めた。急にカラフルになる庭。

気づけば3月4月と蕾にびっしり隆盛を誇っていたアブラムシたちが、急速に数を減らしている。どうやら、アブラムシたちに少し遅れて孵化したテントウムシやらヒラタアブやらの幼虫たちに、もりもり食べられてしまったらしい。

「アブラムシは陸のプランクトン」と昔の誰かが言ったようだ。

姿が見えなくなったアブラムシたちの替わりに、成長して庭を飛び回っているたくさんの天敵たちの様子をみて、本当になあ!と思う。君らみんな、早春の庭に満ち満ちてたアブラムシを食べて大きくなったんだな。


ヒラタアブ: 扁虻

アブラムシの群れの近くには、だいたいこのスケルトンの体を持つ幼虫あり。
意外とスピーディーな動きでアブラムシの群れに忍び寄り、見る間に群れを平らげる。
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ヒラタアブはアブラムシの中身だけ吸うらしく、粘着力ありそうな透明ボディに茶色っぽく干からびたアブラムシの骸を沢山くっつけて移動していた。餌場を食べ尽くしたら、また次の餌場へ。
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そんなにスケルトンでないタイプの幼虫もいる。多分、クロヒラタアブの幼虫。
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そうやって2週間くらい、一帯のアブラムシを食べ尽くして丸々と大きく太った頃、貝のような変テコな形の蛹になる。
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2、3週間の蛹の状態を経て、成虫が羽化。これはホソヒラタアブかな。
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成虫はアブラムシではなく花粉や花の蜜を食べて庭を飛び回り、ホバリングしながら交尾を行う。春に花をつける様々な果実の受粉を助けてくれる、庭の益虫だ。

成虫は交尾後、アブラムシが多くいる場所を探して付近に産卵する。卵は3日ほどですぐ孵り、そしてまた最初に戻る。受粉だけじゃなく、アブラムシも減らしてくれるなんて。ガーデナーは須くヒラタアブを讃えるべし。


テントウムシ: 天道虫

アブラムシの天敵といえば、テントウムシ。
どの虫もそうだが、孵化したばかりの幼虫って小さい。赤ちゃんぽくて可愛いものだ。
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しかし小さくても食べ盛り。自分より大きいアブラムシもどんどん捕まえて食べちゃう。
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そして脱皮を繰り返しながら、アブラムシを食べながら、どんどん大きくなる。
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こちらも孵化から3週間くらいで成虫になり、アブラムシの近くにまた産卵する。卵は3日ほどで孵り、幼虫はまたアブラムシ喰いへ。
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と思ったら……右側のは、ヘリグロテントウノミハムシじゃん!長い触覚が目印。騙されたー。


アブラバチ: 油蜂

アブラムシの体内に卵を産みつけ、ミイラ化させてしまう小型の寄生蜂。
ミイラ化したアブラムシをシャーレにとってしばらく観察していたら、お尻のあたりが丸く蓋のように開いて黒い蜂が出てきた。ガラスの厚みが結構あるので、写真では定規よりかなり手前で写ってしまってサイズが大きく見えるが、体長3mmはいかないくらいの小さな蜂だった。
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その他: サシガメ

その他にも、アブラムシを食べる虫は色々いる。下の写真はアブラムシをくわえてトコトコ歩いてたサシガメの幼虫。
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ジューシーで柔らかくて大量にいて捕獲も容易いアブラムシは、きっと色んな虫たちの共通の離乳食(?)みたいなもんなんだと思う。庭の虫たちにとっては、思い出の懐かしい味だったりするのかも。
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by macchi73 | 2017-05-11 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(6)
2015年 04月 27日
てんとう虫、マツバウンラン
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娘と散歩中、一面が薄い青紫の花に覆われている場所を発見した。マツバウンランだ!

北米原産の帰化植物で、日本では1941年に京都で初めて発見された。
その後も南〜西日本の方でしか見られなかったのが、だんだんと関東の方でも見られるようになり、ここ最近は東京でもいろんな場所でよく見かける。まだ東北方面には進出していないようだ。
日当たりの良い芝生や野原のようなところに群生するので、「うわー、お花畑!」って感じの風景を作っていることも多い。

細い葉が松葉に、花が海蘭に似ていることが名前の由来。
でも、しなやかに直立する茎に咲いた小さい花が一斉に風に揺れる様子は海原みたいで、そういう意味でも似合った名前に思える。かなり好き。

で、綺麗だなーといい気分で眺めていたが、娘が全然やってこない。
それで土手を降りたら、コンクリの階段のところにしゃがみこんで何か見ているのを発見。

オーイ、綺麗な花があるから一緒に見ようよ、と声をかけても全然聞いておらず、「ねえ、これ見てごらん」とか言う。母と子、どっちも自分が見つけたものを相手に見せたい。
んー、では、チビファーストで、子供からどうぞ。

−−黄色いテントウムシ見つけたと思ったんだけど、これ多分脱皮したところだよ。右と左に抜け殻が二つあるでしょ、それでその間に、小さい黄色のテントウムシと大きい赤いテントウムシがいるでしょ。たぶん、抜け殻から出てすぐが黄色で、だんだん赤くなるんだね……

娘の解説を聞きながら、一緒にしゃがんでテントウムシをしばらく見てた。ははー、なるほどねえ。黒い斑点もだんだん濃くなるっぽいね。フィルムの現像みたいだね。

で、その後、私の方もマツバウンランについての薀蓄を披露して、二人して満足して散歩続行。
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by macchi73 | 2015-04-27 22:04 | 【自然】雑草、野草 | Comments(4)
2006年 06月 06日
アリとアブラムシとテントウムシ
秋グミの木にアブラムシがいっぱい。

うへえ!と思ったが、同じ葉に天敵であるテントウムシの蛹(写真のオレンジの物体)もいるのを発見。
んじゃ孵化(っていうかな?)した後の御馳走にどうぞ、とアブラムシ駆除はテントウムシ頼みにして、そのまま放置することにした。

アブラムシの甘露を求めて、アリの姿もチラホラ見える。
そう言えば小学生の時、アリとアブラムシの共生って習ったなあ。
アブラムシの密度が高くなり過ぎたら、他の餌場に運んであげるらしい。アリのアブラムシ牧場ってヤツね。そう思って見ると、アリが羊飼いならぬアブラムシ飼いの職務を果たしているようにも見えて可笑しい。

もしかしてアブラムシ保護のために、アリがテントウムシ蛹を攻撃したりするんじゃないか?とも心配になってしばらく見ていたが、そういう気配は無さそうだ。

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by macchi73 | 2006-06-06 23:01 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)