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2017年 08月 15日
夏休みオーストラリア旅行: ウォレス線を体感しよう!
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夏休み、オーストラリア家族旅行メモ。
【旅の目的】
日本とは全然違うであろう、南半球かつウォレス線、ウェーバー線以東の自然を体感したい!
(ウェーバー線は生物分布境界線の一つで、その線から東はオーストラリア区、西は東洋区)


【それぞれの目標】
1) 可愛いモフモフの有袋類を見たい。あわよくば触りたい!(by ピノコ小6)
2) 南半球でしか見られない星を見たい(by 夫)
3) ほぼ9割が固有種だというオーストラリア独自の動物相を体感したい。ただし休みはぐうたらしたいので、ホントその辺の雑草とか虫の観察だけでOK(by 私)

【達成度】
★★★★
→全員の希望が叶ったので◎!カモノハシが見られなかったのだけちょっと残念。

1) 少し郊外に行けば家畜や野生の有袋類がその辺でうろついているのを普通に見られる状況に、子ども大はしゃぎ。毎日何度でも隙あらば外をうろつき、動物に接近を試みていた。
e0134713_20385237.jpg宿付近でよく見かける個体たちには勝手に名前をつけて日々親交を深め、数日後には膝に乗って日向ぼっこする仲になっていた。もしかしたら自分たちが観光資源という自覚があるのかもしれない。

2) 夜や早朝に無人かつ無灯の草原に繰り出すと、物凄い星空!!
星座レクチャーで夫の株が上がりまくり。娘に尊敬されまくり。一方、カメラの設定ミスで星空タイムラプス撮影を失敗したり、闇夜の一人行動で娘を心配させたりで、私の株は下がりまくり。北の空に昇る太陽や月を見て、赤道の反対側に立っていることを実感。

3) 街中で普通に見られる生き物たちのメンツが見慣れたものと全然違うので、「これがウェーバー線の威力か!!」と実感。その辺をぶらぶら歩いて虫や鳥を見るのが凄く楽しかった。公園や駐車場やお店の前でしゃがみこんで生き物を撮影してると、それってすごい普通種だよと地元の人に教えられたりする。バット、ナット・コモン・フォー・ミー、フロム・東洋区!
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by macchi73 | 2017-08-15 23:55 | 【その他】日記 | Comments(1)
2017年 08月 14日
海鳥いろいろ@ミコマスケイ(卵・雛・幼鳥・成鳥)
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グレートバリアリーフの中にある小さな砂の島、ミコマスケイ(Michaelmas cay)に行った。海鳥の特別保護地区なので、地上も空も鳥でいっぱいだ。

正確には、島というより、大きなサンゴ礁に囲まれた浅瀬に貝殻の欠片などが堆積しただけの場所らしい。海上にいきなりポカッと砂地があるだけなので他の生物は生息できず、海鳥にとっては外敵のいない楽園となっているようだ。多い時は頭数にして3万羽、40種類近くの海鳥が集まって繁殖・抱卵なども行うため、卵、雛、幼鳥、成鳥など、色んな状態の鳥の姿が見られて楽しかった。


カツオドリ: 鰹鳥

島には色んな鳥がいたが、そのなかで一番大きくて目立っていたのはカツオドリ。嘴や肢の色が青のような緑のような、綺麗な色をしている。翼開張が1.5m弱なので、空を飛んでいる姿を見ると、軽く小学生くらいはあって、迫力。

一度に卵を1−2個産むが、孵化した雛が数日で別の雛を殺すため親鳥は1羽しか育てない事が多いらしい。
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クロアジサシ: 黒鯵刺

体長は40-45cm、翼開長は75-86cmほどのアジサシ。全身黒褐色だが、目の周りと額から頭頂部にかけてが白い。白黒のアジサシが多かったので、全身が黒っぽいクロアジサシはちょっと珍しくて目立っていた。

アジサシはいろいろな種類が入り混じった集団で過ごすことが多いが、繁殖は種類ごとに固まったコロニーを作るらしい。
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セグロアジサシ: 背黒鯵刺

クロアジサシとだいたい同じくらいの大きさだが、体が白黒で体型も細長い。
時期柄なのか、島にいる鳥の中で一番数が多いように見えた。ちょうど子育ての時期らしく、卵や雛や幼鳥の姿も数多く見られた。

雛は、お腹は真っ白でそれ以外は褐色の丸っこいヒヨコみたい。よちよち丸っこいお尻を振りながら、強い風を避けるように、親鳥や転がった流木の下に穴を掘って、半分埋まるようにしていることが多いようだった。
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幼鳥は、幼鳥だけで群れていた。丸っこくて小柄で可愛い。人を警戒しないようで、人の足元をのんびりウロついたり、半分砂に埋まってゴロゴロしたりしていた。
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ウィキペディアによれば、セグロアジサシは飛翔能力に優れた鳥で、ほとんどの時間を空中で過ごし(飛びながら眠ったりもする)、巣立ってから繁殖するようになるまでの約3年間はほとんど空中で過ごすとのこと。

砂の上を暢気に歩き回っている、よちよち、ふわふわの雛鳥や幼鳥たちの様子からは想像できないが、「おい、君ら大きくなったらずっと空中らしいぞ、大変そうだけど頑張れよ……」とか思ったりして。
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卵はうずらの卵と鶏卵の中間くらいの大きさ。手のひらに3つくらい載せられそうなサイズ。
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ギンカモメ: 銀鴎

日本で見かけるカモメより全体的に白っぽく、嘴や足が赤いカモメたち。たぶん、オーストラリアに分布するギンカモメっていう種だと思う。
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おまけの魚たち: サメ、エイ、ウミガメ等

さすがグレートバリアリーフ。鳥だけではなく、海中の珊瑚礁には綺麗な魚もいっぱいいた(というより、みんな寧ろ魚を見に来てるのか……)。

あっ、サメだ!!
すごく小さいけど。
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あっ、エイだ!!
これもそんなに大きくないけど。
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あっ、ウミガメだ!!
写真を撮り忘れたけど。

……そんな感じでした。
(現地の本屋さんで鳥類図鑑を買ったので、旅行中、野鳥は毎晩楽しく調べてたけど、いい感じの魚類図鑑は入手できなかったせいで適当な扱い)



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by macchi73 | 2017-08-14 23:55 | 【生物】野鳥 | Comments(0)
2017年 08月 10日
オーストラリアの蟻・3(マナコオオアリ、アシナガミツアリ、他)
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オーストラリアで見かけた、その他の蟻たち。

正直、アリって地味な見た目だと同定の仕方がよくわからなかったので、以下、テキサスの生物学社Alex Wild氏の写真サイト(http://www.alexanderwild.com/)を元に、「多分これだろ」と思ったものだけメモ。ミツツボ蟻の、膨らんだ姿を見てこなかったのが悔やまれる!!



(1) マナコオオアリ: Opisthopsis

多勢の黒っぽい蟻が行き交っている枝に、一匹だけ黄色くて目玉の大きいアリが混じっていた。

その枝にはカイガラムシがびっしりついていて、黒っぽい蟻たちはそれらを守るために巡回してるように見える。黄色いアリも甘露に与かろうと突進はするんだけど、そのたびに牧場主らしい蟻たちに追い払われていた。でも、諦めずにチョロチョロ歩き回っては、隙を見て突進する黄色いヤツ。
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この黄色いアリは、多分、マナコオオアリ(Opisthopsis)だと思う。
Alex Wild氏のサイトによれば、独特の大きな目を持つインドオーストラリアのヤマアリ亜科の蟻で、熱狂的な動きのために一般に「ストロボ・アリ」と呼ばれているとのこと。

顔が特徴的なので、たぶん黄色いアリの方はそれで間違いないと思うんだけど、牧場主の黒っぽいアリの方は何てアリかな。ちょっとわからず。
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(2) アシナガミツアリ: Leptomyrmex 

ケアンズの西方をドライブ中、バリーン湖の巨大松の上で見つけたアリ。まるで蜘蛛みたいな変な姿にびっくりしたんだけど、動くスピードが速くて、良い写真を撮り損ねた。

ちなみに、このアリだけじゃなく、松の巨大さにもびっくりした。松がこんなに巨大になるなんて、熱帯って怖い。
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こちらもAlex Wild氏のサイトから探してみたところ、アシナガミツアリ(Leptomyrmex)で間違いなさそうに思う。

大きくて脚のひょろ長いアリで、その見た目と動きから蜘蛛蟻(スパイダーアント)と呼ばれたりするらしい。分布はオーストラリア東部、ニューギニア、ニューカレドニアに限られるようだ。このアリの巣には、不毛の時期を乗り切る為、膨らませた腹部に蜜をためて保存することに特化したアリがぶら下がっているとある。

あっ、それって、変わった姿で有名なミツツボアリ(蜜壺蟻)のことじゃないか!?

蜜で丸々膨らんで、アボリジニが甘いオヤツとして食べちゃったりする蟻だ。うわー、知ってた、この蟻、知ってた!!あーあ、追っかけて巣を見れば良かった。残念だ!すごい残念!!

……蜜壺役をしている蟻のユニーク姿が見たかっただけで、別に食べたかったからという訳ではない。念のため。(とか言っても、グリーン・アントも聖堂シロアリも食べちゃった後だと、家族からは疑惑の眼差し)




(3) その他: 同定できなかったもの

道端のオケラの死骸に集っていたアリ。日本にも普通にいそう。
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ジャングルで、カイガラムシを舐めてたアリ。これも日本にもいそうなオーソドックスな見た目。
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ジャングルで、樹の上を忙しそうに行ったり来たりしていた蟻。うちの庭にもいそうな懐かしい見た目。
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宿付近の農場の土を掘っていたアリたち。
これは見た目にちょっと特徴があるので調べられるかなとも思ったけど、写真の写りが悪いこともあって、よくわからなかった。
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by macchi73 | 2017-08-10 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2017年 08月 09日
オーストラリアの蟻・2(聖堂シロアリ)
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オーストラリアの道路をドライブしていると、色んな場所にボコボコと盛り上がった土の塊が見える。蟻塚だ。

大きさは小さいものから大きいものまで様々で、場所も高速道路の脇から人家の納屋の裏まで、至るところで見かける。土を蟻の唾液や排泄物などで固めたものなので、赤土なら真っ赤な塚、白っぽい土なら白っぽい仕上がりになるようだ。触ってみたら、とても固くて頑丈だった。

↓ 宿の敷地内にも蟻塚。後ろには通りがかりのカンガルーも。
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中にいるのは、こんな感じの蟻。
これって蟻か!?形がおかしい……と思うだろうが、蟻塚を作るのはアリとは言ってもシロアリの仲間なのだった。聖堂シロアリ(Cathedral termites)と呼ばれるシロアリで、こんな風に尖ったツノを持つのは兵隊アリ、働きアリはもう少しアリに似た雰囲気の頭部を持っている。
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そういえば日本の西表島のタカサゴシロアリの頭もこんな形で、大きい巣を作るところとか、似ているようだ。あちらは樹上に巣を作るが、どちらもテングシロアリの仲間ということで、多分似たところがあるのかもしれない。『シロアリの事典』(青海社)によれば、テングシロアリの兵隊アリは働きアリよりも小さくて顎も弱いが、この尖った角のようなところからベタベタした液を吹き出して、他のアリやクモを動けなくするという戦い方をするようだ。

←Amazonの「なか見!検索」をクリックすると、記載されている色んな画像が見られて面白い。

ちなみに、前の記事のグリーン・アントと同様、このシロアリも、アボリジニには貴重な栄養源とされるらしい。グリーンアントが酸味とビタミン源で、こちらのシロアリはタンパク源。試しにパクッといってみたが、シロアリはそんなにこれといった味はしなかった。強いて言えば、少し野菜風味かな?

その様子を見て、あっ、また蟻食べてる、人間としての尊厳はどうしたんだ!なんて呆れられてしまったので、「大丈夫です、生物の尊厳とは、食性なんかによって失われるものではないのです……」なんて、厳かに言ってみる。シロアリの聖堂の前で。


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by macchi73 | 2017-08-09 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 08月 07日
オーストラリアの蟻・1(グリーン・アント)
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空港を出るなり、「お母さん!いいもの見つけた!ちょっとおいで!」と娘に腕を引っ張られて、透き通った緑色の蟻を見せられた。綺麗!

この蟻は、現地ではgreen tree ant とか単に green ant と呼ばれて親しまれ、ちょっと煩がられてもいるようだった。とにかくどこにでもいて、今回のオーストラリア旅行で一番よく見かけた生き物だったかも。

和名だとツムギアリ。名前の由来は、樹上に葉っぱを糸で綴った巣を作るから。
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よくお尻を振り上げたポーズをとっていて、娘と一緒に覗き込んでは、ダンスみたいで可愛いねーとか言っていたんだけど……。なんか、足元にお仲間の死体っぽいのが結構転がってないか?
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別のアリのお尻の噛み付いて、汁を吸っているヤツもいる。もしかして襲ってたりしてるのか?それとも、たまたま死んでしまった仲間の栄養分も無駄にすまいとしてるだけ?
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ズームアウト。

うーん……やっぱり襲ってるみたいに見えるかな……。
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出会い頭には触覚でササっとお互いに撫で合ったりしてるから、多分、そうやって匂いを嗅いでみて、巣が違うと小競り合いしたりするのではないかと思う。ちなみに、体が大きいのと小さいのが混じっている時があるが、体の大小は、仲間か敵かの判定には関係ないようだった。
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また、カイガラムシが付いている枝の上に集まっているのもよく見かけた。この辺の習性は、日本でもオーストラリアでも同じっぽい。アリはカイガラムシの甘露が大好き。
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旅行前に蟻の本を読んで、ツムギアリを見てみたいなーと思っていたとこだったから、しょっぱなからラッキーだった。嬉しい。持つべきものは、目の良い子供(虫好きの)。

そういえば、以前ツムギアリに特に興味がなかった時に東南アジア辺りでも見かけたりはしていたんだけど、その時は「ツムギアリって金色だ」と思って眺めていたのだった。体が緑色なのは、オーストラリアのツムギアリだけの特徴っぽい。

e0134713_152255.jpgケアンズ滞在中の宿のご近所のパブ、GREEN ANT CANTINA。お店のモチーフがグリーンアント(だが可愛くない)。

緑色の腹部には、ビタミンたっぷりの酸味のある液が入っていて、アボリジニがレモン代わりに食べると聞いた。

そういえば、東南アジアに行った時にもツムギアリをレモンティーに使うとかなんとか言われていたし、試しにちょっと試してみたら、本当に酸っぱかった。レモンのようなフルーティーな香り高い酸味でなく、ビタミンC剤のような酸味。特に美味しくはない。




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by macchi73 | 2017-08-07 20:50 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2017年 08月 05日
河川の岩の上に点々と見られるゼリー状の虫のようなもの→サカマキガイの一種?
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オーストラリアの熱帯雨林の宿に滞在中、付近のジャングルを散歩していたら川沿いに雨ざらしのボートがあるのを見つけた。この辺一帯はずっと何もない場所なので、おそらく宿の持ち物だと思われる。当然、「乗りたい!」と浮かれる子供。
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でもオーストラリアでは「川にはワニがいるので、遊泳区以外の川に絶対入ってはいけません」という警告を至るところで何度も見てるからなあ……ちょっと怖い。

で、いったん宿に戻って、部屋に置かれていたメモを確認すると「この付近にはワニはいない。川のそばにあるものはボートでも何でも自由に使って良い。カーブは深い淵になっている。泳ぐ時は安全は自己責任で。この辺は国立公園敷地内なので自然を荒らさないこと」とか書かれている。

ワニがいないなら安心だ。

早速、濡れても良いように水着に着替え、川ピクニックをした。川を渡って、向こう岸の大きな平たい岩場でお弁当を広げてランチする。メタリックブルーに光る大きな蝶がジャングルの上を飛んでいる。水中には沢山の小さな魚影。樹上からは、小鳥が代わる代わる目の前の水面にダイブしたりして賑やかだ。水浴びなのか?小魚を獲ろうとしてるのか?



それからボートでずっと、川を遡った。ボートは底に穴が空いている構造で、お尻が濡れるが水着だから気にしない。一旦濡れたら、もう体が水に浸かるのも気にしない。ジャングルにも川にも、人間は私たちしかいなくて、森からは色んな鳥の叫び声が響いてくるけど、それがかえって、とても静かな感じがする。
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岸に近い水底に、鮮やかな赤い花びらがチラチラと見えた。
飛び込んで一つ拾ってみたら、花びらじゃなくて表面がツルツルの硬い豆だった。拾い集めると手の中でカチカチと硬質な音をたてる。どれも全く均質な同じ形・同じ大きさをしていて、人工物みたいで綺麗。赤い点々を追って岸に上がるとデイゴに似た木が生えていた。なんとなく、これが海紅豆っていうヤツかなと思う。
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水深が深くなった場所では、カモノハシの巣じゃないか?と思われる横穴も見つけた。覗いてみたい気もしたけど(←嘘、絶対ダメ)、カモノハシって臆病だし、結構強い毒を持ってるらしい。脅かさないよう、バチャバチャ水音をさせないよう、距離をとってそっと通り過ぎる。明日は早起きして、まだ暗いうちに対岸からこの穴を見張ってみよう。そしたらカモノハシが出てくるところを見られるかもしれない。
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それから水が堰き止められて滝っぽくなっている岩場を渡ろうとしたら、表面がヌルヌルしていて、滑って転びそうになる。慌てて手をついたら、何か不思議な感触があってギョッとした。

見ると、岩の上にボコボコと、たくさんの透明な寒天状の点々が……これは何だ!?
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ちょっと気持ち悪いので、その辺の葉っぱで掬い上げてよく見ると、一つのゼリーに一匹ずつ、何か幼虫のようなものが入っているのが分かった。うへえ。
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いきなり脳裏に、むかし読んだジャングルの川に棲む恐ろしい寄生虫たちの話が蘇る。いや、でもあれはオーストラリア熱帯雨林の話ではなかったはず……事前に調べた危険情報にも寄生虫の情報はなかったはず……ここは遊泳できるって宿の人も言ってたはず……。

遊泳、本当にできるんだよな!?

急にゾッとして、辺りを見回しても、私たち以外は人っ子一人いない。色んな鳥の叫び声も、いきなり不気味に響き出す。さっきまで嬉しかった無人状態が、急に怖くなったりして。とりあえず子供には「ピノ!ま、まだ潜っては無いよね?潜るのは無しでね。ね、念のためね」とか言う。

それで宿に戻ってから、すごい勢いでゼリー虫の正体を調べてみたが、なかなか「これだ!」というものが見つからない。しばらく探してみて、”jelly dot on rock in river Australia” の検索ワードでヒットした記事が一番近いように見えるが……それによれば、これは虫じゃなくて貝の卵、Physa acuta、つまりサカマキガイの一種かな?

正体が(多分)分かったところで、サカマキガイについては日本語で調べてみて、まあどこにでもいる貝なんだなと、ある程度安心する。

でも、もし「これ知ってるよ、貝じゃないよ、危険生物だよ、やばいよ」という場合には、教えていただけると幸い(もう手遅れか!?)。



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by macchi73 | 2017-08-05 23:30 | 【生物】魚・貝など | Comments(5)