2017年 03月 26日
春の近所の野草摘み(食用!)
e0134713_156443.jpg


土筆で砂糖菓子を作れるという記事を読み(by 侘助つれづれさん)、休日の朝に見てみたら、庭にもポコポコ生えているのを見つけた。おっ、ちょうど季節っぽい!

で、「なんか土筆ってお菓子にできるらしいんだよ」と娘に言ったら、それ隠れ家用の食料にいいね!と、物凄く喰いつきが良い。「前に庭の草のクッキー作ったじゃん、ああいう自然っぽいお菓子いろいろ作りたいなー」という。
それで、二人で家を飛び出し、近所の川原にひとっ走りサイクリングして野草を摘みに出かけた。

ツクシ、イタドリ、ヨモギ、カラシナ、ナノハナ……今の時期、何が生えてるかもよく知らずに思いつきでやって来たけど、なかなかの収穫で嬉しい!!
e0134713_156274.jpg

帰り道の途中にあったお店に寄ってランチしながら、ツクシは砂糖菓子に、イタドリはジャムに、ヨモギは草餅にしようか、とレシピを相談する。

そして帰宅するやいなや、二人で台所に直行し、手分けしてそれぞれの草の下ごしらえとアク抜きなど開始。イタドリジャムとツクシの砂糖菓子をだいたい作り終えたところで、次の約束に出かける時間となったので、続きは明日に持ち越し。とっても楽しみだ!

e0134713_282694.jpg

[PR]

# by macchi73 | 2017-03-26 07:00 | 【自然】雑草、野草 | Comments(6)
2017年 03月 22日
氷の涯
e0134713_0111892.jpg

春だ庭だ花だとさんざ浮かれておきながら、家族をおいて一人で雪山なんか行ってる。

でも、雪山ですらもう春を感じた。

一面に広がる粗目雪が、クラックグラスみたいに陽光をキラキラと反射して春っぽい。真冬の雪のマットな質感とは全然違う。手にとって見ると、日中に溶けて夜にまた凍り……を繰り返して、小さなアイスキューブの集合体みたいになっているのが分かる。
e0134713_0112079.jpg

夜にも気温が下がらず無風状態のせいで、濃いガスが発生して視界が真っ白。
霧の白さは吹雪の白さとは違って、薄着でもほんのり暖かい感じがする。雪の上にウサギの足跡。幻想的でとても楽しい。夜の雪原でハイになる心。
e0134713_0111514.jpg

家族も一緒だったら良かったなーって時々思うが、でも一人の楽しさもあったりする。
まあ、家族全員、だんだんそうだろうな。
e0134713_0111370.jpg

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

地平線まで続く雪原を見ると常にワクワクしないか?夢野久作の『氷の涯』って、そんな感じ。



夢野久作っていえば、『ドグラ・マグラ』がチョー有名。

でも、『ドグラ・マグラ』、言うほど面白いか?面白くないことはないが、チャカポコ・インパクトによる過大評価じゃないか?という気がするのは、『氷の涯』の方がずっと面白いのになーって思うから。

シベリア出兵の下っ端一等兵が軍内の横領事件に巻き込まれ、濡れ衣を着せられ、どん詰まりになって、ロシア娘ニーナと氷の涯に逃避行するラストが凄く良い。二人とも死んでもいい(たぶん死ぬ)っては思ってるんだけど、その瞬間は未来はまだオープンなまま、スカッとした終わり方。スパイ・冒険・探偵小説の趣あり。

夢野久作って私の中ではB級作家ポジションなんだけど、氷の涯のラストの余韻だけは『グレート・ギャツビー』のラストに並んでもOKくらいの軽やかさと格調高さだと個人的に判定する。かなり好き。


註文した馬と橇はモウ下の物置の中に、鋸屑を敷いて繋いで在る。張り切っている若馬だから一晩ぐらい走り続けても大丈夫だと、世話をしてくれた崔が保証した。

僕等は今夜十二時過にこの橇に乗って出かけるのだ。まず上等の朝鮮人参を一本、馬に嚙ませてから、ニーナが編んだハンド・バッグに、やはり上等のウイスキーの角瓶を四五本詰め込む。それから海岸通りの荷馬車揚場の斜面に来て、そこから凍結した海の上に辷り出すのだ。ちょうど満月で雲も何も無いのだからトテモ素敵な眺めであろう。

ルスキー島をまわったら一直線に沖の方に向って馬を鞭つのだ。そうしてウイスキーを飲み飲みどこまでもどこまでも沖へ出るのだ。
そうすると、月のいい晩だったら氷がだんだんと真珠のような色から、虹のような色に、変化して眼がチクチクと痛くなって来る。それでも構わずにグングン沖へ出て行くと、今度は氷がだんだん真黒く見えて来るが、それから先は、ドウなっているか誰も知らないのだそうだ。

(中略)

「もし氷が日本まで続いていたらドウスル……」
と云ったら、彼女は編棒をゴジャゴジャにして笑いこけた。


[PR]

# by macchi73 | 2017-03-22 18:00 | 面白かった本など | Comments(0)
2017年 03月 18日
3月の庭の花
e0134713_2324395.jpg
娘が活けた桃の花、濃い紅色が派手派手で春っぽい。
大ぶりすぎてリビングの花器には全部入りきらないみたいなので、残りの枝はもらって庭のバケツに挿しておく。

ついでに庭で咲いてる花を放り込んで水面を飾る。
水仙、紫花菜、オオイヌノフグリ。福寿草、ヒヤシンス、色んな形のクリスマスローズ。それから地面に散ってた椿の花びら。

花の隙間、水面がキラキラ光って綺麗だ。
でも目で見るとキラキラの方が綺麗なのに、写真に撮ると日陰の方が色鮮やかに写る。
e0134713_23243774.jpg
寝室の窓辺では、杏の木がピンクのつぼみをどんどん大きく膨らませている。
裏窓から見える白木蓮も、ついこの間まではただの大きな猫柳みたいな姿だったのに、その猫柳的な蕾を一斉に破って白い花びらを見せるから、樹上いっぱいに大きな花がいきなり出現したみたいになっている。
子供が屋根の上で歌ってる。
e0134713_23243420.png
これからブワーッと春が来る予感。楽しみなような気怠いような。
e0134713_2324321.jpg

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

3月つながりで、ピアノアルバム『三月のワルツ』


[PR]

# by macchi73 | 2017-03-18 07:00 | 【庭】季節の様子・庭仕事 | Comments(4)