カテゴリ:【こども】自然学習、自由研究( 25 )

2017年 04月 18日
夕暮れの緑の光
夕方、空を見たらカラフルだった。

東の空は薄青。そこから上空を流れる雲は薔薇色で、西の地平は夕焼けで橙色に染まっている。沈む太陽はちょうど雲で隠れて光芒しか見えず、その雲の下で区切られた空の一角だけ、クリアな緑色に光っていた。

緑色の光ってあまり見ないから、しばらく見とれてしまった。
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太陽から地球に届く光は、大気圏に突入するなり大気中の窒素や酸素などの分子や細かい粉塵にぶつかって、波長が短い光から順に四方八方に拡散しては消えていく。なので、空の色って、自分が光の散乱度合いのどこにいるかによって見え方が変わってくるのだと思う。

可視光線の波長は、短いものから順に、青紫・藍・青・緑・黄・橙・赤だ。
だから太陽光線が大気圏に入ってすぐの空の色はきっと青紫~藍色で、それから真っ青になり、段々と緑が混ざった水色のグラデーション、もっと進むと黄色~橙色になって、最後は赤色光だけが残り、その先は人の目に見える光は消えてしまうんだろう。

ふだん緑色の空をそんなに見かけないことから考えると、青と緑の光は重なり合いながら水色の濃淡を作り、ほぼ一緒に拡散しちゃうのかもしれないな。その、青色が届かず緑色だけが残ったポイントがあの一角なのかなとか考えて眺めてたら、大気圏をあっちこっち散りながらの光の道のりが想像されて、ちょっと楽しくなった。

それかまたは、単に太陽の前にかかった雲がプリズムみたいな分光器の役割を果たして、緑の光を分離して見せてるだけっていう可能性も高いかな?緑の光だけが何か唐突な感じでポコッと雲の下に隔離されてる様子を見ると、そっちの方が正しそうな気もする。

詳しくは、こんど早く帰れた日、子どもと屋根の上で考えてみよう。

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子どもと一緒に空の色について考えるための覚書
参考サイト:

【光の波長と散乱】
イメージとしては、こんな感じか?
本当は、光っていうモノがそのまま遠くまで届くっていうよりは、電子の運動リレーで進んでいるように見えるだけという話も別のとこで読んだので、細かく見ると、もっと複雑なんだろうけど。水面の波もそうだけど、波形って成分自体が移動してるっていうよりは、エネルギーの移動なんだろうな。
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【光の波長と粒子のサイズ】
●可視光線の波長:赤700nm〜青紫400nm
●窒素:0.36nm
●酸素:0.34nm
●二酸化炭素:0.33nm
●一般的な雲粒:1000nm(=0.01mm)


【反射と散乱】
光は面にぶつかると反射する。しかし、自分の波長より小さな粒子にぶつかった時には反射せず、散乱しながら通り抜ける。光の散乱が少ないほど、光は遠くまで届く。

(A)粒子の大きさ<光の波長 → レイリー散乱(短い波長の光ほど強く四方八方に散乱される)
(B)粒子の大きさ≒光の波長 → ミー拡散(波長に関係なく、光の進行方向へ散乱される)
(C)粒子の大きさ>光の波長 → 反射(物体は反射された光の色に見える)

ふだんの空の色に影響するのは、主に(A)のレイリー散乱。
地球の大気を構成する窒素や酸素などの分子は光の波長より小さいため、大気中では、まずは波長の短い光が強く散乱する。空気中をさらに長く光が進む場合、より遠方まで届くのは、散乱されにくい波長の長い光となる。

以上のことから……

●昼間の空は青い:
昼間は太陽光の入射角が高く、地上までの空気の層の距離は短いので、より多く拡散されている波長の短い光(青紫・藍・青・緑)に染まって、空は青系に見える。

●夕焼け空は赤い:
夕方は太陽光の入射角が低く、人の目に光が届くまでの空気の層の距離が長くなるので、波長の短い光(紫・青)は拡散しきってしまう。そのため、拡散しにくい波長の長い光(黄・赤)だけが人間の目に届いて、空は赤系に見える。

●曇りの空は白い:
雲を構成する水滴や空気中の塵などは光の波長より少し大きいので、レイリー散乱ではなく、ミー散乱が起こり、全ての波長の光が等しく散乱されて空は白っぽくなる。

ちなみに、雲の隙間から太陽の光が柱状にさす薄明光線も、光の進行方向へ強く散乱が起こるミー散乱のせいっぽい。あれも綺麗なものだよな。
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旧約聖書のエピソードから、薄明光線はヤコブの梯子(ジェイコブス・ラダー)とも呼ばれる。


『ジェイコブス・ラダー』

自分は夢を見ているのか?狂っているのか?どこにいるのか?という恐怖と混乱の場面の中に、時おり唐突に静かな幸福の場面が挟まれる。

今だとわりとあるような映画かもしれないが、当時は結構ショックで、かなり好きだった。

陰惨な話が得意なウィリアム・ゴールディングの『ピンチャー・マーティン』に似た構造の話だけれど、ジェイコブス・ラダーの方は、悲惨の中のハッピーエンドだと思う。

この映画の中のマコーレ・カルキン、すごく良い。懐かしい子供のイデア。

天使みたいな人がいう。地獄で燃えているのは人をとらえて離さない愛着や思い出だ、それらは全部焼き尽くされる、でもそれは人を罰するためじゃない、それは……ってのは、多分本当にそうなのかもなと思うけど、それでもやっぱり、最後まで探し回って掻き集めちゃうだろうな、私も。


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by macchi73 | 2017-04-18 23:55 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(7)
2017年 03月 12日
こどもの隠れ家づくり
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金木犀の剪定があまりにも久しぶりすぎて、剪定枝が庭にうず高く積み上がってしまった。剪定枝は一回の限度量までならゴミと一緒に収集してくれるはずなんだけど、この量じゃすぐには片付かないっぽい……。

それで、大きな枝を何本か組んで、庭に円錐形のティピーテントを作ってみた。
そしたら、今日も遊びに来ていた子供たちが興味津々で寄って来て、しばらく見てた後、黙々と一緒に組み出した。そしてある程度出来上がった頃、うーん、もっと全員一緒に入れるように壁と天井を広く組めないかな、大きな枝がいっぱいあるし、とか言い出す。うん、できると思うよ。壁面用にトレリス2枚かしてあげる。

それであとは子供たちに任せたら、なんだか凄い隠れ家が組み上げられた。

壁も屋根も結構な面積を枝と蔓で組んで、なかなかにスペイシャス。高学年たちの機動力すばらしい。
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「このへんに窓つけたいね」「窓、おちてたよ!」「椅子あったら良さそう」「椅子も色々落ちてた!」「床も欲しいね」「あの板、使える」「小さいテーブルも必要」「あそこに落ちてる木の枠に網のせたら?」「ランプもあったよ」「カーテンも!」「キッチン道具落ちてた!飾ろう」「ブロックも落ちてた、これ使おう」

−−子供達の尽きない発想も凄いが、そんなに何でも落ちてる庭も凄くないか!?

得意なような、恥ずかしいような。
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作業も佳境、やばい、これまじやばい、やばすぎる、やば、やばー、と似たような単語しか発しなくなっている小学生たち。語彙少ないなあ。そういう鳴き声の動物みたいだ(命名:ヤバ)。でもワクワク感は、やば伝わる(←間違った使い方)。

そして完成!
すごいよ、次はあの子も呼ぼう、お弁当持ってきてみんなで食べよう、などと楽しそうに話しているので、完成記念におやつでも買って来てみんなで食べたら?とちょっと離れたお店にお遣いに行かせる。

そして小学生が留守のうちに、夫と二人で新築の隠れ家でちゃっかり寛ぐ。ふっふ。もうだいぶ日も落ちたけど、何重にも枝が組まれた壁の奥行きは深く、緑にすっぽりと包まれると、中は風から守られてほんのり暖かい気すらする。素晴らしい居心地。危なさそうな枝だけ、カットして滑らかにしとく。
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それで帰ってきた小学生たちに場所を譲る。
暗くなってきた庭で、ランプつけて暖かい飲み物とおやつたべて、今日はさよなら。

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当初のイメージはこの程度だったんだけど。小学生たち、予想を大きく超えてきた。




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by macchi73 | 2017-03-12 11:30 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(4)
2016年 08月 21日
【夏休みの自由工作】小学校で使う小物を自分で作る
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「お母さん、体操着袋が破けたから直して!それとお道具袋も新クラブになったから新しく作ってよ。あと、給食袋も面白い形のヤツ作ってくれる? 絵、描くから」と娘に言われた。むむ、なんか面倒くさいリクエストの香り。

で、「ピノコも高学年になったんだから、もう自分で作ってみても良いのでは?たぶん面白いと思うよ」と提案すると、そっかーじゃあ夏休みの自由研究はそれにしようかなと言う。良いと思う!賛成!

そして数日後、「こういうのが作りたい、作り方教えて」と見せられた完成イメージ図が、めちゃくちゃユニークかつ面倒そうなデザインで笑った。初回からいきなり高望みなヤツだな。まあ、やりたければおいおい試すとしても、まずは基本の概念やミシンの使い方を覚えるために、ランチョンマットから作ってみてはどうか?と提案。

それで、毎日、時間があるときには私も付き合って、簡単なものから一つずつ作ってみることにした。


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1. ランチョンマット(平面を作る)

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こんなものを作りたいという実物大の図を描いて、その周りにぐるっと1.5cmくらいの縫い代をつけた型紙を作る。

まあランチョンマットの場合はただの長方形だから、実際には型紙は脳内イメージを持つだけにして、表布と裏布を重ねていきなりハサミで切っちゃってOK。表と裏の布は、柄や色の違うものを選ぶとリバーシブルみたいで良いかも。

e0134713_1519088.jpg二枚の布がずれないように慎重に切ること!丁寧な良い子なら、待ち針で二枚の布を固定してから切れば、失敗なく綺麗にできると思う。

ピノコには「えー面倒くさい!待ち針って絶対?」と問われて、「自信があるなら好きにすれば良し」とか答えたら、案の定、多少いびつな形になってしまい、ミシンがけのときにツケが回ってきた。まあこれも経験。


それでできた長方形の2枚の布に、名前を刺繍したり、ワッペンを貼ったりして飾り付けする。
二枚縫い合わせてしまってからだと、刺繍の裏糸が反対側に出ちゃうからね。刺繍は縫い合わせる前にやらないといけない。

e0134713_1515561.jpg周囲1-2cmは、縫い代に使われることをよく考えること。

刺繍や飾り付けは、思っているより少し中央寄りにつけることになる。


飾り付けが終わったら、二枚の布を中表にして三片を「コ」の字にダーっとミシンで縫って裏返せば、綺麗なランチョンマットがほぼ完成。

最後の一辺を袋の中に縫い代を織り込むようにしてアイロンがけして、縁から7,8mmくらいのところを表からステッチをかけるようにミシンがけすれば、出来上がり。

e0134713_151533.jpg完成したランチョンマット。

背後には、何か難しそうなイメージ図も……。本当にそんなの作れるのか?作ったとして、立体にした際、思ったように使えるものになるのか?

それはこれから分かってくるはず。


以上、だいたい何を作るにしても基本は同じだと思う。
  • (1)イメージ図を描いて
  • (2)裁縫用の実物大型紙にして、
  • (3)縫い目を綺麗に隠すような構造を考えて縫う
  • (4)その際、どのステップでも、常に3Dのイメージを持ちながら作業すること。

三次元世界の中で何かを設計する時にはいつも感じることだけど、どんな薄い布にも厚みはあるし、どんな細い線にも太さはあるし、完成品では隠れて見えない縫い代は絶対必要だし。現実では、いつでも、そういう細かいゴチャゴチャを計算に入れないと上手くいかない。この世ってそうなんだなって、裁縫や工作すると実感できるよね。


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2. 体操着袋(平らな巾着袋を作る)

次は、体操着袋が欲しいというので、さっきのランチョンマットと同じような手順で、平らな巾着袋を作ってみる。

入れたいものがちゃんと入るよう、布の上に体操着を置き、実際に袋状にして包んでみて、必要な布のサイズを割り出す。体操着にも厚みがあるから、布の上に置いてぐるりを切るだけじゃ、パッツンパッツンの袋になっちゃうからね。

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気をつける点は、さっきのランチョンマットと違って、袋になった内側も見えてしまうということ。
だから、切った布の縁がボサボサして糸くずを出してこないように工夫しないといけない。

布をボサボサさせない方法は、2種類ある。
「布の縁が表に出てこないような構造を考える」か、「ギザギザミシンで端の始末をしてしまう」かだ。
後者の方が頭を使わなくて小学生でも失敗がないので(←失礼な物言い)、とりあえず今回は、布地の縁には全てギザギザミシンをかけてしまおう。

そして、ランチョンマットと同じことに気をつけながら、名前の刺繍や飾り付けをする。
ずっと愛着持って使えるように、飾りは色々と自分でアイデアを練ろう。
ピノコが思いついた、アイロンで貼れるフェルトを使うっていうアイデア、とっても良いと思う!

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布の準備ができたら、いよいよ袋状に縫う。
袋は丈夫さが命なので、よく引っ張られると思われる箇所は、返し縫いなどして、強度を上げることを心がけると良いよ、と娘に言ったら、親の仇のように返し縫いミシンをしている。あ、必要なとこだけ、一往復やれば十分かも……。

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(1)まず、ランチョンマットと同じく、布を中表に合わせて3辺を縫う。
袋状になったら裏返してみて、これから自分がどんなモノを作りたいのか、そのためにはどこをどんな風に縫えば良いのかを、じっくり考えてみること。

(2)図のオレンジの囲みの部分は、ちょっと難しいところ。
どうやって縫ったら思った通りの形になると思う?よく考えて、縫い方の構想を固めたら、縫ってみよう。

思いつかなかったら、または自信がなかったら、または慎重派のキッズは、先達の知恵を借りるのもありだと思う。裁縫の本や、インターネットの動画を参考にしてみよう。



(3)紐を通す部分を縫ったら、完成!
紐を通す時には、ヘアピンを紐の先っちょにつけてガイドにすると楽ちん。

出来上がったら、入れようと思ってたものを実際に入れてみよう。サイズと形は、思ってた通りにできたかな?


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3. お道具袋(マチのある立体的なポーチを作る)

次は、カメラの形のボックス型のポーチが作りたいと、デザイン画を見せられた。おお、だんだんと難しくなってきたね。それではまず、型紙を作ってみよう。

e0134713_15145650.jpg方眼紙の上に、入れたいものを実際に置いてみて、必要な面積と高さを割り出す。


そしたら、そのサイズを基に、方眼紙の上に直方体を展開してみる。展開図の書き方は、たぶん、小学校の算数でもう習ったよね。

展開図ができたら、最初に描いたデザイン画を見てカメラの柄も書き込んでみること。

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図面が完成したら、切り取って、完成模型を作ってみる。
思った通りの形になってるか?ちゃんと中身は入りそうか?

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そしたらいよいよ、紙ではなくて布を切るか……と思うだろうけど、ちょっと待った!
このまま展開図と同じ布を切っちゃうと、全部で何辺を縫わなくちゃいけないか、数えてみて欲しい。全部の辺をいちいち縫うのは、大変じゃないか?面倒くさいよね?

そこで、お母さんの裁縫豆知識をちょっと聞いてくれ(たいして知らないけど)。
前に作った平面の体操着袋と同じような平らな袋を作って、その角に「三角マチ」という縫い方を施すと、いきなり立体的な袋になるんだよね。焼き芋買った時にもらう茶色の紙袋と同じ構造だって言えば、分かるかな?

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つまり、上の図で言えば、点線の部分で開いた面積の二枚の布を切って、平らな袋を作れば良い訳。
ということは、今つくった展開図を利用して、どういう型紙をつくれば良いか、分かるかな?

分かったら、表布と裏布を重ねて、いよいよ布を切ってみよう!

e0134713_15144858.jpg正解です!

展開図で欠けている部分も紙を貼って埋めて、ただの一枚の長方形にすれば良いのでした。さらに、縫い代としてぐるりに1cm足すことも忘れないでね。

今度は待ち針でちゃんと止めてるから、重ねた布もずれてない!経験から学んだね、賢い!



そして、これまで作ったものと同様、布を中表に重ねて袋状に縫ったら、袋の角を開いて、三角マチを縫ってみよう。
三角マチで注意すべき点は、三角形の底辺(縫う部分)が、最初に欲しかった高さと同じ長さになるような三角にすること!

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これで袋部分は完成です。
次は、型紙に描いたイメージ画をその通り切り取って、カメラデザインの蓋を作ろう。

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フェルトで作ったカメラのレンズに刺繍をしたら、蓋に縫い合わせる。
そして蓋を本体に縫い付ける時には、肩ひものフックを引っ掛けるループも二カ所にとめておく。

この辺りはちょっと複雑な構造だから、手縫いでゆっくりやってみよう。

e0134713_15144255.jpg案の定というかなんというか、何度か失敗しては、ほどいて縫い直したりする。

蓋を縫い付ける時に、あらかじめリボンのループを本体と蓋の間に挟んでおかなくちゃいけないとか、マチを生かすためには袋の口にプリーツを入れないとガバガバしちゃうとか、試行錯誤してみないとわかんないよね。

あとは、綺麗な直方体感を維持するために、展開図どおりに切った薄いプラ版を、袋の底にしいておこうか。


最後に、蓋をとめるマジックテープをくっつけて、完成!!

サイズもピッタリ、とっても良くできました。頑張ったことをここに褒め称え、お母さんからは、使ってないバッグの肩ひもを進呈します。

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4. 給食袋(とんでもなく自由なデザインで作ってみる)

ここまで色々作ってみて、だいたい、人類にとって袋とはどういうものかということ(?)が分かって来たことと思う。

それでは再度問う。
最初の案の、特殊なデザインの袋を作ろうとまだ思うかい?ちゃんと使えるものになると思うかい?毎日使って不便じゃないかい?と聞いたら、「うん!作る!」と言う……。

そうか。そしたらちょっとデザイン変えて、刺繍や飾りで表現するっていうのもアリだと思うよ、と提案したら、メチャクチャ嫌そうに「えー、ヤダつまんない」と言われた。

そうか。まあ、やってみないと結果は分からないよね。失礼した。ガールズビーアンビシャス。

お母さんも楽しみにしてるよ。夏休みも、そろそろ終わりが見えてきた。頑張れ!

(現在、鋭意製作中)→完成した!



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小さい時、リクエストされた通りのものを私が作ると、 喜んでニコニコしていたチビを思い出す。それがいつの間にか、ぜんぶ自分で作れるほど大きくなったかと思うと、ちょっとしみじみ。楽チンになったなあ。

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子どものタイプにもよると思うが、最初から本の通りにやって本と同じ完成品ができるよりも、最初のデザインは自分でやって、それが現実化する方が、「頭の中のイメージが実現した!ものを作った!」って感じはするのかなーとか思った。なので、素敵なデザインが色々載ってる本より、基本のやり方が図解でわかり易い本などが一冊ある方が良いかもしれない。


 
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by macchi73 | 2016-08-21 07:00 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(3)
2016年 07月 27日
夏休みの子供とゲーム
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夏休みだ。連日、子供同士でプールや図書館に行ったりしてる様子は微笑ましい。
我が家にも、しょっちゅう子供たちが遊びに来ていて賑やかだ。リビングに7人8人と小学生がいると、なんとなく大きい人たちは気圧されて別室に引っ込んでしまったりして。

しかし勘ぐりかもしれないが、リビングに子供たちが集まる理由の一つに、どうもiPadがあるような気配がしないでもなく……。なので、しばらくiPadは禁止中。ウチは利用時間とインターネットアクセスの制限してるだけで割と好きにゲームさせてるけど、ご家庭によってはゲームはさせたくない方針とか、色々あるからな。

そしたらなんとiPadのアプリでやってた推理ゲームを人力で行うため、自分たちでゲームカードを自作したようだ。小学生によるデジタルからアナログへの移行!ちょっと笑った。
さらには囲碁や将棋を引っ張り出して、みんなで始めたりしている。「将棋や囲碁なんて、ルールみんな知ってんの?」と聞いたが、知らない子はやりながら覚えたり、回り将棋や将棋崩し等すぐできるものをやってるようだ。やっぱり子供って、デジタルでもアナログでも、ゲーム好きなんだよな。

で、アナログのボードゲームなら視力にも悪くないかな?と思って、前にやって面白かった『クルード』をプレゼントしてみたら、好評の模様。

個人的には、ゲームに熱中するのって、「何かの解き方やパターン」とか「ルールや前提条件」とか「結果までの経過を楽しむための勘所」とかを素早く見つけられるようになるメリットはある気がするし、そんなに悪いことじゃないんじゃないかと思う。ま、その素早さが実生活で役に立つのって、やっぱり現実のゲーム的な局面だけでのことなんだけど(でも割と、現実にもゲーム的な側面があるのも事実だと思う)。

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我が家で人気のボードゲーム。

『スクラブル』

箱には対象年齢は高校生からって書かれてるけど、別に難しい英単語を知らなくても戦略によっては勝てるので、中学生からでも十分イケる。ゲームのためにレアな英単語(ZやXで始まるポイント高いヤツ)を覚えたりするので、むしろ中学生にオススメだと思う。

小学生向けの『スクラブル ジュニア』というのもあるようだ。最近は小学生以下でも英語習ってる子も多いみたいだしな。

★人数:2-4人
★一回のプレイ時間目安:40〜60分
★公式対象年齢:高校から大人
★意地悪度:なし。クリーンなゲームです。

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『9・13路盤セット』

囲碁を本格的にやるなら19路盤が必要だけど、広大な19路盤は一局が長いので、最初は9路・13路がオススメ。この盤は、9路と13路が表裏になっている。

将棋と違ってルール自体は単純なせいか、囲碁の方が小学生に人気で、初めてやる子でも結構ノリノリになる。子供はすぐに終わる9路盤が大好き。定石とかも覚えて使ってみたいなら13路盤が手軽。

あと、石の感触とかも子供の興味をひくみたいなので、安いマグネット囲碁やプラスチックのものより、硬質ガラスや木の素材のものの方が良さそうだ。中古でも気にしない場合は、もっとずっと良い材質のものが古道具屋さん行けば安く買える(ただし9・13路盤はなかなか売ってないので、盤だけ別に注文するのが良い。盤だけなら良いものでも2000円くらい)。

★人数:2人(詰碁なら1人でも)
★一回のプレイ時間目安:9路盤なら10分、13路盤なら15-30分。
★対象年齢:小学1年生くらいからかな?
★意地悪度:意地悪じゃないけど、1対1なので負けた側は結構くやしいみたいだ。泣くかも。

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『チケット・トゥ・ライド』

すごく有名なボードゲームの名盤。シンプルだけど面白い。

カードに書かれた目的地までを自分の列車のコマで埋めると、カードに書かれた点数が稼げる。達成が難しい目的地は点数が高く、簡単な目的地は点数が低いので、どのカードを選ぶか考えること。

こちらも公式には対象年齢13才以上となってるけど、ルールは単純だから、地図とカードに書かれてるアルファベットの地名さえ読めるように工夫してあげれば小学生でもOKだと思う。

★人数:2-5人
★一回のプレイ時間目安:30〜60分
★公式対象年齢:13歳から
★意地悪度:他のプレーヤーの目指す目的地を推測して邪魔する意地悪プレイも可能(邪魔されると遠回りしなくちゃいけない)。ただし、邪魔はメイン要素ではない。

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『クルード』

根本的な仕組みは、「どのプレイヤーも持っていないカードはどれだ?」という推理で、人数が少ないと謎解きの難易度がガクンと下がりすぐ終わってしまうので、3人以上でプレイしたい。

英語版だと日本語版の1/6〜1/3くらいの価格で買えるので、ルールも単純だし、我が家では『Cluedo シャーロック・ホームズ版』を購入して、小学生たちのために日本語ルール説明書は自作した(わかりやすいように、我が家ルールや用語も混じっちゃってるけど)。

★人数:2-6人
★一回のプレイ時間目安:30〜60分
★公式対象年齢:8歳以上
★意地悪度:推理の勝者がいるだけで、負ける感はすごく少ないので、ゲーム自体の悔しさはとても低い。ただし犯人当てゲームなので「凶器」とかの犯罪用語(?)は使うことになる。そこを配慮してか、日本語版では「殺人事件」ではなく「被害者を脅して失踪させた犯人当てゲーム」になってるっぽい。



↓↓↓↓クルードのルール説明(日本語)はこちら↓↓↓↓
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by macchi73 | 2016-07-27 23:55 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(0)
2015年 08月 31日
【夏休み自由研究】豆電球のランプ
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子供の夏休み最終日。
特別に仕事を早く上がって帰ってきたら、末っ子が晴れ晴れとしていた。宿題全部終わったらしい。ギリギリセーフで良かったね。

それで「自由研究は、もう前に作った貝殻のランプシェードでもイイよねえ。うちのランプのコンセント、ちょっと使わせてちょうだい」とか言ってる。むっ!日和の香り。それって研究か?ただの工作じゃないか?

そしたら娘曰く:
「だって、自分で回路作ってやってみたけど、豆電球が切れちゃうんだもん」
「電池1個だけだと大丈夫だったんだけど、それじゃ暗くてランプっぽくないし」
「だけどそれで電池3個つないだら、電気は明るいけど、電球がバチって2回とも切れちゃったんだよー」
「あと豆電球は1個しか持ってないから、全部切れたらイヤだから、その後やってない……」

すべて了解した。
それ、結構イイ線の実験になってると思うけどな〜。じゃあ最後のダメもとで、お母さんが見てるから、電池2個でやってみよう。電球が切れるのは、電池のパワーが強すぎると熱くなって燃えてちゃう訳だから、パワーを落とすか丈夫な電球にするかどっちかで解決できるしね……。

で、試したら、電池2個なら直列でも電球は大丈夫そうだった。明るさも充分。やった!
ただし、娘のやり方(ただ銅線をねじって留めて接続する)だと回路が不安定なので、ちゃんと接続パーツを使って回路を組むようにし、回路の各パーツがぐらつかないように紙粘土で台を作って固定してやってごらん……と少し教える。
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それで私は他の用事をして、戻って来てから見たら、スイッチまでちゃんと組めてて、いきなり良い感じに進化していた。
「電池のところが見えてると格好悪いから、そっちも貝とかガラスで隠したんだよ。それでここがスイッチで、ここを外すと電池替えもできる」とか、工作部分はたいへん凝っていて宜しい。銅線の剥き方、回路の基本的な組み方なんかも、一人でちゃんと覚えたのか、上手なもんだった。

クイッ、とスイッチを入切すれば、球体のランプが光ったり消えたり。綺麗じゃん。
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つまり、娘は一人だと作業が雑。そして最後の最後で、飽きてしまって詰めが足りないとこがある。方向性としてはちゃんと良い実験になってたのになー。勿体無い。
ただ、誰かと一緒に話しながらだと、凝り性の部分もちゃんと発揮されるようだ。まあ、好きで好きでやってることって訳でもないしな。当たり前っちゃ、当たり前か。

出来上がってみれば、かなり満足気で嬉しそうな娘。
何がわかった?と聞けば、「電池1個だと暗い」「電池2個だと、まあまあ明るい」「電池3個だととても明るいけど、電球が切れる」「でも並列だと、電池が何個でも明るさは変わらない(暗い)」。

OK、いま自分がお母さんに話したその事を、そのまま図と文にまとめてランプに添付しなさい……と、結局、宿題に口を出してしまう母であった。ま、手伝ってないけどね。
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(そして後で見たら、電気の回路のことより、海で貝殻を集めた絵日記風の部分の方に重きが置かれたレポートになってたのが、ちょい笑った)

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すべりこみセーフの夏休み自由研究。多少やっつけだが、身についたことも無くはないのでOK。

今回使ったのは、これが2セット。



アーテック 豆電球基本実験セット(単3型)


銅線がいっぱい入っているので、色んな組み方が試せて良い。

1セット200円前後で安いし。


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by macchi73 | 2015-08-31 22:24 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(3)
2015年 08月 26日
【夏休み読書感想】野ねずみハツラツ 六つのぼうけん
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夏休みの読書感想文のために図書館で借りてきた本がとても面白かったから、お母さんも夜に読んでみて、と子供に言われた。

で、帰宅してさっき読んだ(夜更かし)。なんとなくシーンとして幸せな気分になった。
好奇心旺盛な野ねずみのハツラツが、『ハネノヨウニ』という名前のいかだを作って、旅に出る話。


風がやみました。
船べりをたたいていたゆるやかな波の音も、とまりました。
おこっていたカモの声も、しずかになりました。
やがてハツラツは、音のない夢の世界をただよっている気分になりました。きこえてくるのは、水の中でゆれうごくじぶんのしっぽの音ばかり−−。

この幸せな気分の原因は何かな?と考えるに、登場人物(動物だけど)がそれぞれの性質のままで暮らしてるからだと思う。好奇心に満ちたハツラツは勿論魅力的なんだけど、それ以外の動物たちも、心配性は心配性のまま、意地悪は意地悪のまま、内向的は内向的のまま、それもアリの描かれ方をしている。あと、文章が淡々としていて詩的だ。ピーター・パーナルのモノクロの挿絵も文章に似合っている。

なんか、真善美を目指して努力して一路に自分を磨くような話より、こういう散漫な物語の中には美とポエジーがあると感じた。バリエーションがある世界って綺麗だ。(ま、真善美を目指す話には、その代わり力強いストーリーがあるけど)

良い性質でも悪い性質でも、自分の素質のまま生きるということの中には一つの美があると思う。
やっぱ、躾とか自己研鑽とかいう行動の中には、生来のものを撓めるとか損なうって面は、どうしても含まれてきてしまうからかな。
ついつい子供には「こうあるべき」っていう道徳的なことを言ってしまったりもするけど、本当はそのまま任せておいて、自分の性質に沿った在り方を開拓するままにしとくので良いのかもしれない。

わたしはサミシガリヤが好きかな、と娘が言ったので:
ハツラツは、病人のベッドのそばにすわりました。そしてふたりして、何時間もおしゃべりをしました。とてもいい話し合いでした。
おたがいに、じぶんの意見をのべました。
ハツラツは、世の中へぼうけんの旅に出て、いろいろ見てまわるのはすばらしいことだよ、と主張しました。
サミシガリヤは、そんなこと、しないほうが安全だよ、と主張しました。
そんなある朝のことです。
ベッドの中からサミシガリヤは、ノネズミがやぶれた上着にブラシをかけ、ひげをみがいているのを見かけました。
それでサミシガリヤは、ハツラツが出ていきたがっていることを、はっきりと感じとりました。だれが見たって、そう思ったでしょう。
サミシガリヤは、からだに毛布をまきつけました。そして、ハツラツが不幸になるのをおそれながら、あとを追って外に出てきました。
ジャコウネズミはノネズミに、出かけたがっているように見えるけど、ほんとうかい、とたずねました。
「百パーセント、あたってるよ。」
ジャコウネズミは、ハツラツのいかだに、ユリやヒシの実など、おいしい食料をつみこみました。そして、ハツラツがいかだのつなをほどいているとき、こうさけびました。
「世の中とやらに、ぼくからよろしくってつたえておくれ!」

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

読書ノルマは5冊で、あとの4冊はこちら。
ポーやシェイクスピアは、もうちょっと大人っぽい版(?)を読んで欲しかった気もするが、なかなか良いセレクトだと思う。

問題は、今週だけで全部読んで感想文まで書けるのか?という点だけど……うるさく言うまい。計画性の無さもそのまま温存して育つが良い(ダメか?)。


『おとうさんがいっぱい』(三田村 信行)


⚫︎選んだ理由:
夏だから怖い本を一冊。お姉ちゃんとお兄ちゃんがお母さんに読まされてトラウマになったって言ってたから。




『にあんちゃん』(安本 末子)


⚫︎選んだ理由:
同じ年の女の子の日記だから。あと、昔の夏の戦後の記録として良い本だから読めとお母さんに言われた(←強制。でもお母さん間違った。戦後10年くらいの話で戦争とは直接は関係ない……。でも良い本)。



『夏の夜の夢』(シェイクスピア)


⚫︎選んだ理由:
夏休みだから夏の本にした。目次にほとんど全部「恋」っていう字が入っているのはおかしい。




『黒猫・黄金虫』(エドガー・アラン・ポー)


⚫︎選んだ理由:
江戸川コナンの元の、江戸川乱歩の元の、エドガー・アラン・ポーは、いつかは読まないといけないと思っていたから。


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by macchi73 | 2015-08-26 02:38 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(2)
2015年 08月 12日
海のランプの作り方(予備的自由研究)
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ビーチコーミングで拾って来た貝殻やシーグラスをずらりと並べて、使い道を娘と相談してたら、「良いもの見つけたよ!」と言って、ランプシェードの写真を持って来た。
へえ、綺麗!さっそく試してみよう!!
作り方の参考サイト:
-Cafe*SNOW*FLOWERS- ~シーグラスとビーチクラフトのおみせ~

シーグラス(ビーチグラス)のランプシェードの作り方


簡単にまとめると、糊を含ませたティッシュペーパーを、膨らました風船に巻いて乾かし、その上に貝殻やガラスをボンドで貼っていくだけ。そして完全に乾いたら、中の風船に針などさして破裂させる(これがドキドキして楽しい!)。

材料はいちいち窓にかざして、綺麗に光を通すものを選びながら進めた。
夫からもらったピカピカ貝殻も使おうかと思ったけど、それらは殻がしっかりとして厚く、あまり光を通さなかったので、また別の工作に使おうと思う。
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風船が割れた後に残る球体のランプシェードを電球にかぶせれば、海のランプの出来上がり。光源の写真って難しくて、実際の色味が表現できなかったんだけど、目で見ると本当はもっとずっと綺麗だ。
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大きな貝殻なら(これはウニ殻だけど)、そのままランプにかぶせるだけでも結構いい感じ。
電球を固定する台にも、拾った大きな貝殻を使ってみた。
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色付きの和紙が手元にあったので、ティッシュペーパーの代わりに使ってみた。
すると光に色がついて綺麗だけど、桃色はちょっとミスチョイスだったかも。水色系を使う方が、海の雰囲気が出そうだ。
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100円ショップで売ってた水風船(パンパンに膨らましても直径10cm程度)をベースにするなら、ソケットはE12程度がちょうど良い。中身の電球は、電球色よりもクリアタイプの方が綺麗だったのは意外。


美しいレイアウトにしようと真剣に取り組んでいる娘を見て、このまま遊び呆けて夏休みが終わってしまった場合は、これを自由研究として提出しちゃえば良いのでは?と思ったり。でも、自由研究にするなら、豆電球と乾電池つかって、ちゃんと回路から自分で組ませる方が良さそうかな(今回の工作だけだと、研究要素がちょっと少ないかも)。


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by macchi73 | 2015-08-12 21:34 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(4)
2015年 06月 09日
龍舌蘭の繊維で布を織る
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仕事帰り、子どもを夜の華道教室に迎えに行った。
今日の花材はリュウゼツランだ。鋭く尖った大きな葉を、娘が剣のように構えている。格好良い。
これはニューサイランと言う竜舌蘭です、繊維が利用されたりもするみたいですよ、と先生。

ええっ、植物性繊維!?
ついこの間、友達からも似たような話を聞いた気がする。予期せぬシンクロニシティに、実験心がムクムクと……。

で、帰宅してから竜舌蘭について調べてみたら、やはり葉から繊維をとることができるようだ。竜舌蘭で作った縄は水を吸うと1/4くらいまで収縮する性質があり、そのため戦前の推理小説では、殺したい人物の首にリュウゼツランの縄を巻いて雨の降る日に放置するというトリックなどが散見されたりするらしい……って、ずいぶん回りくどいトリックだなあ!人に縄を巻いて放置できる時点で、もっと普通にナニできる気がするけど。

それで子どもから、葉っぱを2枚もらって繊維にしてみた。
次の動画なんかを念頭に置きつつ、自宅では圧搾機などないので、剣山でワシワシと繊維をほぐして大ダライでザブザブ洗ってみる。
【参考サイト】
NPO法人 Science Film Museum(http://www.kagakueizo.org):
暮らしに役立つ熱帯植物2-1:
→(C-12)驚異の繊維・サイザルとロープづくり
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そして一晩干したら、翌朝には白っぽい繊維になった。
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その夜、自家製リュウゼツラン糸で何をしようかなーなんて、わくわくしながら早めに仕事を終わらせた。帰路途中で良いことを思いつき、100円ショップで針金櫛(2コセット)を買って帰宅。

お菓子の木箱と櫛を使って機織り機を作ってみた。制作費100円、工作時間15分。
針金の櫛を上下に組み合わせ、経糸を偶数は上の櫛、奇数は下の櫛に留める。
で、櫛を上下させて、経糸が交互にスライドすることで生じた隙間に、緯糸を通して織り上げるという仕組み。

ニューサイラン布、上手くできるかなー?
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完成!
昨夜、繊維をとってすぐは、緑金色でなんとも美しい糸になるなと思った。
一晩干したら、ふわっと白く膨らんで、さらに期待が膨らんだ。
で、機織りしてみたら……なんかボサボサの、貧乏っぽいゴザになってしまった……。
これはニューサイラン糸のせいじゃなくて、機織機の構造や作業が雑だったからだろうな。もしかして、糸を紡げばもっと綺麗だったかな?
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そんなこんなしていたら、出かけていた夫がご馳走を持って帰宅。
macchi, 今日なんの日だか覚えてないの?と言われて最初わからず、少し考えたら、なんと結婚記念日なのだった。

で、一緒に機織りしていた娘が、結婚記念日工作をしてくれた。
そして、「きょうはお父さんとお母さんの20回目の結婚記念日です。これは結婚記念で南の島でのんびりするお父さんとお母さんです。これはピノコとお母さんが作った糸で編んだハンモックです……」なんていろいろとナレーションをつけながら、iPadで動画撮影を始める。
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楽しそうな粘土細工の夫婦に笑う。夫も、上手いなあ!と感心している。

ふと、龍舌蘭のハンモックも、水に濡れたら1/4に縮むんだろうか……とか思う。
アレをナニするトリックに使われるんじゃなくて、寛ぎハンモックに使われたんで良かった。

娘の可愛いナレーションの入った動画は保存しておこうと思う。
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むかし、これが欲しくってなー。
買おうか買うまいか迷って、構造をジロジロ眺めた日の経験が役立った。



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by macchi73 | 2015-06-09 23:55 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(4)
2014年 08月 20日
【夏休みの自由研究】草木染め(いろいろな植物と、媒染方法)
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このところ、「自由研究」「草木染め」という検索キーワードでこのブログに来る人が多いみたい。
なんでだろう、草木染めが流行ってんのかな?なんて思っていたところに、末っ子が「夏休みがもうちょっとしかないよー。自由研究、何しようかなあ」とか暢気なことを言ってるのが聞こえた。

分かった、それだ!

きっと夏休みも終わりが見えてきて、慌てて自由研究のテーマ探しをしているキッズが多いのではないか?

ということで、娘にも「自由研究、草木染めはどうよ?どっかで流行ってるっぽいよ」とか言ってみる。
マイブログ検索キーワードの真似。自己模倣。

でも、前にもやった事を自由研究としてまたやるのも退屈なので、娘と一緒に草木染めに関する資料を読み、いろいろな媒染方法というものを試してみることにした。

Step1. 媒染液作り

草木染めとは、植物の汁で布地を染めること。
ただし、植物の汁だけでは、洗ったり日光に当たったりするだけで、すぐに色落ちしてしまう。
なので、布地に色素をしっかり定着させるための薬を使う。その薬を媒染剤という。

媒染剤にも色々な種類があるようだが、家庭で簡単に作れるのは「ミョウバン液」「銅媒染液」「鉄媒染液」の3つ。色々作って発色の違いを実験しても良いし、どれか一つだけを使うなら、簡単でキレイに発色しやすい「ミョウバン液」がオススメ。

【媒染液の作り方】
●ミョウバン液:スーパーで100円くらいで売っている焼きミョウバンを水に溶かすだけ。
●銅媒染液:お酢に銅をつけて数日置いておくとできる。漬けておくのは 10円玉でも良い。
●鉄媒染液:お酢に錆びた鉄をつけて数日置いておくとできる。錆びた釘やクズ鉄などを使うのが良いが、無ければ釘を塩水につけて錆びさせてから使うのでもOK。

また、色素を定着させるための媒染液とは違うが、植物を煮る時に加えて発色を変えるためのPH調整剤としては、灰汁やお酢が使える。一般的に、赤みを出したいならお酢を、青みを出したいなら灰汁を使うと良いのではないかと思う(この辺は、本当にそうかは実験してみないと分からないけど……)。

【PH調整液の作り方】
●灰汁:水に灰を混ぜて数日置いておき、上澄みを使う。染汁をアルカリ性にする。
●お酢:台所にある酢ならなんでもOK。染汁を酸性にする。

色々な媒染液やPH調整液を使うことで、同じ植物の汁でも、染まる色を変えることができるらしい。
面白そうなので試してみよう!

e0134713_19112171.jpg●「錆びた鉄は無いかな〜」と言ったら、末っ子が宝物箱からゴソゴソと五寸釘などを出してきたので(拾い集めていたらしい)、鉄鍋に酢と一緒に漬けておき、鉄媒染液を作った。

●園芸店で売っている草木灰をバケツに入れて灰汁を作った。

●十円玉をお酢につけて銅媒染液を作った。

●ミョウバンは台所にあった漬物用のものを使う。



Step2. 布地の準備

草木染めでは、動物性の布(絹、毛)は染まりやすいけど、植物性の布(綿、麻)は染まりにくい。
もし綿などを染める場合は、無調整豆乳に布地をよく浸してから、よく絞って、カラカラになるまで干しておくと染まりやすくなる。

豆乳をつけたまま干したら布が臭くなっちゃうのでは?という心配はご無用。
試してみたら、枝豆の香りが微かにする布になった。
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Step3. 草木染め(色んな植物で染めてみよう)

草木染めは、どんな植物でも試すことができる。
でも、まずは台所にあるモノで試すのが楽チンかもしれない。

台所に常備されていそうな野菜でオススメなのは「ナス」と「玉ねぎ」。
どちらもハッキリした色が出るので、染めて楽しいと思う。

ナスで染める場合は、皮だけを鍋で煮た汁に布地を漬ける。
あとの詳しい手順は、こちらの記事を参照のこと。
途中までは黒くてガッカリするような色だけど、ミョウバン液に漬けた瞬間に、パッ!!と色が変わるところが快感。
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Step4. 草木染め(色んな媒染液を試してみよう)

同じ植物の汁で染めても、媒染液を変えると出来上がりの色が違ってくるらしい。
玉ねぎ染めで実験したら、ミョウバン液ではオレンジ色・銅媒染では茶色・鉄媒染では焦茶色になった。

e0134713_2049438.jpg一番上から時計回りに、鉄媒染液、銅媒染液、ミョウバン液、タマネギで染めた布。

絞り染めの中心だけを鉄媒染液、銅媒染液につけてみたら、パッと濃い色に変わった。

その後、全体をミョウバン液に浸すと、絞り染めの外側は濃い黄色に発色した。


ちょっと失敗したなーと思ったのは、鉄媒染した部分を絞った手で布のほかの部分にも触ってしまい、所々黒っぽい染め上がりになってしまったところ。

媒染液が付いた手で染めた布を触ると、すぐに反応して発色してしまうので、同じ布を別の媒染液で染め分ける時は注意が必要だ。特に、鉄媒染はとっても濃い暗色に発色してしまうことが多いようなので、作業は慎重に。
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Step5. 作品作り

そんな感じで草木染めの基本を押さえたら、あとは研究として面白くまとめるだけだ。

原料の草と染め上がりの布を並べて色見本帳を作るのも面白そうだし、色素や媒染の仕組みについて本で調べて実験結果と比較したレポートにするのも良さそう。

娘に「どうする?」と聞いたら、野原の草で色んな色に染めた布をパッチワークみたいにして手提げバッグを作ろう!と言う。自由研究っていうか、単にバッグが欲しいだけか?

夏休み終わりまで、あと10日ほど。
どんなバッグが作れるかなー。楽しみだ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

10日後。日々、その辺の草木を摘んでは染めを試して、バッグ完成!
バッグには、草木染めクイズの単語帳を作ってくっつけて、今年の自由研究とする。間に合ったー。
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by macchi73 | 2014-08-20 21:36 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(8)
2014年 07月 25日
夏の企画展ごっこ
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世間でも色々と夏休み企画イベントなどやっているのに触発されて、我が家の末っ子博物館スペースでも夏の企画展をすることになった。タマムシの標本も完成したばかりだし、テーマは昆虫展で行ってみよう!

そうなれば、まずは展示物のセレクトと入れ替えだ。
どんどん物が追加されて、この頃ややゴチャついていたケースの中身を全部出して、棚卸ししてみた。
そして企画展のテーマに合わないものは、ラベルをつけて整理して保管倉庫に回すことにする……って、ケースの下に置いた紙箱にしまうだけだけど。

おー、だいぶすっきりした。
所蔵品を整理していると、「次は海の企画展もできそうだね」「ピノコが拾った良いもの特集ってのもできるよね」とかアイデアも出てきて良い感じ。
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次に、ポスターを作る。

どんな企画なのかをお客さんによく分かるように作るのが大事だよ、ほらチラシ見本も色々あるから見てごらんよ……なんて言ってたら、「お母さんは今は見ないで!あとで出来たらみせるから!」と、追い払われてしまった。どうやら制作に口を出されるのは嫌らしい。ちぇ。私はうるさいお母さんかよー。

e0134713_139236.jpgそうして出来上がって見せてくれたポスターのコピーは……

『ど』んなに見てもタダ!
『う』りはリアルさ楽しさおもしろさ。
『だ』んだんとりこになっていく
『!』いつのまにか毎日見るようになる

なんだか怪しい催眠コピーみたいで笑った。


それから展示品をいい感じにレイアウトする。
主な展示物は、これまで作った紙粘土昆虫、昆虫プラモデル、標本等だ。
展示用にラベルがつけられているのを見たら、『ねむるタマムシ』『ちょうがはばたく時』など、微妙に詩的で面白い。昆虫名とかじゃないんだね。

ちなみに、ここでも私が曲がりを直したりすると「いいの、わざとパラッとした感じに置いてるんだから」と娘に警告される。ハイすみません。でも気になるんだよー。
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それで最後に、家にある昆虫っぽい小物なども幾つかレイアウトし、見栄えを整えて完了。
どうかな、面白そうな感じになったかな?

これから長い夏休み、外の博物館なんかも色々見に行こう。
それで、見せる側の人たちはどんな工夫してるかっていう視点でも考えてみるのは面白いかもね。
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* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

飾り付けとか楽しそうなところは口を出すなと言い、細かいものの片付けや整理は手伝ってと言う。子どもってわがまま。



長い休み、子どもがリビング常駐で四六時中なにか作っていて、どんどん部屋が散らかっていく……。

そんな時には紙箱にラベルつけて、関連するものは全部まとめて放り込めばスッキリ。


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by macchi73 | 2014-07-25 14:21 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(5)