カテゴリ:【庭】収穫、料理( 141 )

2016年 05月 07日
ローズウォーター(飲用)を作る
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ゴールデンウィークも後半の休みの日に朝寝してたら、末っ子がベッドに飛び込んできて、バラが満開だよ〜!もう起きなさ〜い!!と叫ばれた。ええ……やだよ……お母さん遊び疲れ中だよ……と布団を被ると、グイッと鼻先にバラの花びらを突きつけられる。うわ、爽やかな芳香。ちょっと目が覚めた。

それで玄関に出たら、暑かった。
ドアを出るなり、ゼフィリーヌ・ド・ルーアンがたくさん咲いてる。一昨日くらいまでは咲いてなかったのに、ここ数日の暑さで一気に咲いたみたいだ。良い匂いを深呼吸。
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ショッキングピンクの花は、すでに開ききって、散り始めているものもチラホラ。
つぼみもまだまだいっぱいあるけど、この調子だと今年は一気に咲いて、すぐ散っちゃうのかもなー。

もったいないので、香りを保存しておくべく、最近流行っているらしきフレーバーウォーターなるものを作ってみる。

作り方の参考にしたのは次のページ:
六耀社
加藤万理 SLOW LIFE IN BERKLEY

レシピによれば朝9時までに花を摘んで正午まで置いておくのが正統らしいが、すでに寝坊してるので、その辺は適当に……

芳香の強い薔薇を摘み、花びらをよく洗ってミネラルウォータに漬け込む。
薔薇だけだとちょっと寂しいかなと思って、今回は薔薇の香りのするローズゼラニウムの葉も少し加えてみた。
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で、そのままラップをして3時間くらい放置してから、コーヒーフィルターで水だけを濾してボトルに詰めた。
それだけだと見た目が寂しいので、花びらを数枚だけ入れて、蓋をして冷蔵庫で保管する。

それで夕食の時にサーブしたら、けっこう薔薇の香りがちゃんとする水になっていて面白かった。娘たちにも好評。

まあ、水だからゴクゴク飲んじゃって、すぐになくなっちゃうけどな。
まだまだ薔薇はたくさん咲きそうだから、次は長持ちする薔薇シロップ薔薇ジャムも作ろうっと。
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レシピを検索している時に知ったが、飲み水に香りづけするのがどうも最近流行ってるっぽい。

『フレーバーウォーター 野菜、果物、ハーブで作る』(福田 里香)

Amazonの「なか見!検索」で少し立ち読みしてみたが、キュウリ水とかトマト水、美味しそうかも!夏になったらやってみようっと。


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by macchi73 | 2016-05-07 23:55 | 【庭】収穫、料理 | Comments(0)
2016年 04月 14日
タケの子は、三郎四郎
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帰宅したら、おおう、よしよし、と娘が竹の子をあやしていた。抱っこする手つきが、いかにも優しげ。

今日、竹林を持つ素敵なお祖母さんを持つクラスメートと一緒に、隣町までタケノコ堀りに行って来たのだと言う。すっごいお屋敷の大きな庭にいっぱい竹が生えててね、最初はとっても大きいの見つけて掘ろうとしたんだけど、それは採りにくいよ、こっちが美味しいよって、プロの目からの助言も受けながら掘ったのさ、二つも掘れたんだよ、と楽しそうに教えてくれた。

へえ、二つも!で、もう一本は?と聞くと。

これは四郎だよ、三郎は料理してしまった、と言う。

そして、その視線の先には……三郎の変わり果てた姿−−タケノコご飯とタケノコ汁−−があった。
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とても美味しくいただいた。


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しかし、なんでいきなり三郎なんだ?と、後から考えるに。

実は先日、Ameliaさんからも立派なタケノコが届き、春の山菜と共にテンプラにして美味しくいただいたところなのであった。(いつもありがとうございます!)

まだ娘に確認はとっていないが、おそらく、そちらが一郎だったのではと思われる。
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↑↑ ご機嫌で寝そべる、在りし日の一郎。↑↑

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↑↑ カラリと揚がった美味しい一郎。↑↑

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by macchi73 | 2016-04-14 06:00 | 【庭】収穫、料理 | Comments(4)
2016年 04月 09日
アミガサタケのレシピ、庭に生えてる風
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いきなりアミガサタケ長者になって、笑いが止まらない。

今までは僅かなアミガサタケをポテトなどで嵩増しして食べていたが、今回は贅沢にキノコ本来の味を楽しむシンプルなレシピを試してみる。……なんてね。今日は夫がいないので、凝った料理ができないだけだったりしないでもないでもない。

お父さんたちが帰ってくるまでに凄いメニュー作って驚かせよう!と、助手のピノコもノリノリだ。よーし、じゃあ今日は、見た目にもキノコキノコしい食卓を狙いましょう!
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まずは、下ごしらえ。キノコを流水で洗ってから、水につけておく。汚れは沈み、隠れている虫は上に出てくる。今日は2匹のダンゴムシと1匹のハサミムシがレスキューされ、庭にリリースされた。


【アミガサタケのソテー】
まずはアミガサタケそのものの味を楽しむために、そのまんまを食べられる一品。紫花菜(←庭に生えてる)と一緒にバターでソテーするだけ。

キノコの旨味をダイレクトに感じておいしいが、バターを奮発しすぎてちょっとくどくなってしまった……結果、ムラサキハナナのちょっとした苦味が引き立つ結果に(主役はどっちだ!?)。
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【ボイルド・アミガサタケ】
茹でると弾力が出るという記述を見つけたので試してみる。
丸ごと茹でて、豆腐にトッピングし、オリーブオイルとハーブ塩(←庭に生えてる)をかけるだけ。

味よりも、ブリッとした食感を楽しむ感じか。さっぱりしてる。
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【アミガサタケのクリーム煮】
アミガサタケは乳製品との相性が良いと言われているので、クリームソースも作ってみる。
鶏もも肉をフライパンで焼き、その油でアミガサタケを炒め、ブランデーでフランベしてから生クリームを加えて煮て塩胡椒。フェンネルの巨木の若葉(←庭に生えてる)を添えていただいた。

これが一番好評だった。チョーウマイ!
キノコを噛んでもジュワッと旨味が口の中に広がるし、クリームソースにもキノコの出汁がでていて凄くおいしい。家族にも好評!!アミガサタケ美味い!!!
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by macchi73 | 2016-04-09 21:20 | 【庭】収穫、料理 | Comments(3)
2016年 04月 08日
紫花菜のお浸し
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毎年のことだが、裏庭が紫花菜に占領されてしまった。

庭ではおなじみの花すぎて特に詳しく調べたことはなかったが、このところアブラナ科の仲間を立て続けに調べていた関係で、同じくアブラナ科のこの花についても少し調べてみる。

名前は、ムラサキハナナと呼んでいたが、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)という名前の方が正式っぽい。また、菜の花と同じく食べられるという記述もちらほらある。まあ、アブラナ科の植物は大抵食べられるからな……野菜として売ってないってことは「食べられるけど、特に美味しくない」とか、いつものそういうヤツだろう……と流し読みしていたら。

紫花菜は、子供に一番人気の味、とても美味しいと書かれているサイトを発見!!
なにー、それは本当か!?もしそうだとしたら、裏庭がいきなり、ただの藪じゃなくて野菜畑に変身することになるんじゃないか!?
多摩川クラブ:
諸葛菜「必ず食べておきたい土手菜、その②」

多摩川について、いろんな切り口から非常に詳しく書かれているサイト。動植物の写真もクリアで分かりやすく、読むところが多くて面白い。作成者の写真が、なんかアパッチけんにそっくりなおじさんだなーと思って読んでたら、途中で本人だとわかってびっくりした。

で、気づいたら、もうだいぶ暗くなった裏庭に飛び出して、せっせとムラサキハナナを摘んでいた。今晩の夕食で味見だ!

この間の菜の花と同じように、つぼみの多い柔らかい茎を先端から15cmくらい摘んで、おひたしにする。茹でこぼしてから、水にさらしておくのが美味しく食べるコツらしい。調理の準備中、花びらを生のまま摘み食いしてみたら、全くアクや癖もなくてほのかに甘いくらいだったので、花は茹でずに少しとっておいてお浸しの飾りにしてみた。
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出来上がって、食卓に運んだら、うわー!綺麗ー!と、飛びついてくる末っ子。
一口食べて、「これ美味しいよ!すごく好き!」と、パクパク食べる。多分、上に乗せた花の効果かもしれないな。

味としてはほうれん草みたいな普通のお浸しだったけど、葉が肉厚でみずみずしいのが良い感じ。野草でこのレベルなら上出来と言えるでしょう。
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紫花菜の藪に覆われた裏庭。アオの池との行き来も、一苦労……。

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by macchi73 | 2016-04-08 22:00 | 【庭】収穫、料理 | Comments(2)
2016年 04月 07日
下を向いて歩く
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雨の後、散った花が綺麗で、地面ばかり見て歩く。
アスファルトの道路がずっとペールピンクの水玉模様になってたり、地面が一面桃色のグラデーションの絨毯みたいになってたり、柔らかい緑色の苔の上に桜色のドットが散ってたりする。

さらに、下ばかり見ていたおかげで、森の中で美味しいキノコまで見つけた。
家族に見せるために大きなヤツを4つほど摘んで帰る。

夜、帰宅して。
今日はこれでちょっとした一皿を作るぜ……と、チラッとポッケからキノコを出して見せたら、ギャッ!!それはピノコの好きなアミガサダケ!!と叫ぶ末っ子。む。良い反応だ。

庭に生えているフェンネル、ローズマリー、タイムを刻んで、ポテトと一緒にバターで炒めたら、良い匂い!とっても美味しいオツマミになった。ワインと一緒にいただきます(ほとんど末っ子が食べてしまったが)。

そしておやすみなさい。
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by macchi73 | 2016-04-07 23:55 | 【庭】収穫、料理 | Comments(2)
2016年 02月 14日
金柑と胡桃のチョコレートケーキ
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先月、実付きのキンカンを花屋さんで買った。
購入時の小さな鉢から、手持ちのスリット鉢に植え替えようと思ってたんだけど、2月は休日出勤と朝帰りが続いてグッタリしてしまい、気づけばそのままずいぶん日が経ってしまっていた……。その間ずっと、キンカンの苗と鉢と用土は庭先に出しっ放し。すっかりヒヨドリやメジロのお食事処となってしまっている。
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それでとりあえず、鉢はリビングのすぐ外の縁側に避難させた。
ここならガラス一枚挟んですぐそこに人がいるし、野鳥も怖がって寄って来ないだろう……と思ったのに、大胆にも人のすぐ傍までやってくるヒヨドリが一羽いる。肝が据わったヤツだなあ。
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子供が面白がって「うわーすごい、すごい近くまで来るよ〜!」と、ヒヨドリの様子を伺いながら、ジリジリと少しずつリビングの中へと鉢を移動し始める。恐れ知らずのヒヨドリ、どこまでなら食べに来るかな?
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結果、さすがに家の中までは食べに来ないことが分かった。

それで、まだ庭で未練がましくキンカンを見ているヒヨドリを横目に、人間は美味しそうな果実だけ摘み取って、キンカンとクルミのチョコレートケーキを焼いた。柑橘類とチョコレートの組み合わせ、私は好きだ。しかし、「え。俺はすっぱいものとケーキは別々の方が好きだ」と夫。あらま。次から覚えとく。
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それからまた鉢は庭に出して、残りの果実は小鳥たちに譲る。途中で横取りしてごめんよ。



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by macchi73 | 2016-02-14 12:00 | 【庭】収穫、料理 | Comments(5)
2016年 01月 07日
七草粥
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正月七日、七草粥を炊いた。蒸気で台所の窓硝子がみるみる曇って行く。

冬の朝らしい風景だけど、例年のシンとした底冷え感はない。裸足でも全然平気。やっぱり今年は暖冬だ。

この気温だと、いつもなら家族5人分の朝飯を炊くのに11分。だけど今日はお粥だからちょっと勝手が違うかも。夫がピカピカに磨いたガスコンロの五徳や受皿にふきこぼれやしぶきが飛ぶのを恐れて、何もしないで、ただ鍋をじっと見守る。蓋の間から、ぷしゅ、と最初の微かな一吹きがあったのを察知して、電光石火で火を止める。我ながらシュッとした動き。

斯様に毎日注意して使っているおかげで、まだコンロはピカピカだ。
しかし家族が誰も起きてこない。まだみんな冬休み。

ひっそりした台所で、皆の無病息災を祈りながら今年も粥を食べて、一人ぼっちで「行ってきます」なんつって、出勤。七草粥、美味い。


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by macchi73 | 2016-01-07 22:45 | 【庭】収穫、料理 | Comments(5)
2015年 12月 31日
りんごのポタージュ(手抜き朝食のためのレシピ)
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【リンゴのポタージュのレシピ】
−−私は好きなんだけど、普通に食べてみて、美味しいと思われるものかどうかは、ちょっと自信ない。
(1)リンゴ2個を適当に細かく切って、「え、ちょっと多くない?」ってくらいのバターで炒める。
(2)リンゴに火が通って良い匂いがしてきたら、小麦粉を「え、ちょっと多くない?」って思うくらい振りかける(けっこう多めに入れないとトロッとならないので注意)。
(3)焦がさないようにしばらく炒め、林檎の表面がバターと小麦粉でモソモソした感じになったら、牛乳を少しずつ注いで、滑らかなとろりとしたクリーム状に伸ばして完成!


この冬休み中は、ぐうたら防止策のために「早起きして、温かい朝食を毎朝作ろう」と決心した。決心したけど、なかなか毎日は早起きできない。

そんな時でも、簡単なのが、りんごのポタージュ。
味付けなど一切不要で、バターと牛乳と小麦粉だけあれば熱々の一皿がすぐできるので、最近ちょくちょく作ってしまう。
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十代の頃、リンゴだけは貰い物でいっぱいあるけどお金が全然無くて、でも油は摂取したくてバターだけ買いこんで「でもコレを直接齧ったら、ちょっと人としてお終いだよな……」と考えたレシピだ。

当時はいつもお腹ペコペコだったので、「温かいミルクって、バターって、なんて美味しいんだ!」とか思って鍋一杯食べたりしてたため、私にとってはすごく美味しいものとして刷り込まれてしまった……が、冷静に考えると、本当に美味しいのかどうかは、分からない。トンデモ料理の気もしないでもない。もう私には判断できないんだ。そういう食べ物って、無いか?……家族は何でも美味しいよって言うしなー。

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私の朝食作りに付き合ってか、毎朝一緒に台所に立って、「ピノコカフェでーす。飲みたいものありませんか〜?」と、みんなのお茶を入れてくれるようになった末っ子。紅茶もハーブティーも、ドリップコーヒーもエスプレッソも、どれを注文しても、なかなかのもの。私と違って、食に対して手順がきっちりしていてマメだ。夫に似たんだな。
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by macchi73 | 2015-12-31 23:55 | 【庭】収穫、料理 | Comments(2)
2015年 10月 29日
ハロウィンのお菓子
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いいもの作ったから見て〜!と子供に呼ばれて行ったら、夏みかんで作ったジャック・オー・ランタンが暗闇で光っていた。上手でしょー、ナイフで自分で作ったんだよ!とコッチを見る目が、なんだかソワソワしている。浮かれている。そうか、今年ももうこの時期が来てしまったか。早いな。
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今週はハロウィンだよ、カボチャのご馳走作ってね、友達とお菓子交換会する約束だから怖いお菓子のアイデア一緒に練ろうね、と非常にワクワクした面持ちで言う。明日は早く帰って来てお菓子作りだよ!約束ね!と、盛り上がっている。

しかし、結局、早くは帰れなかった。
ってかさ、無理なんだよ、忙しいんだから。毎日見てりゃわかるじゃん、約束とか無理なんだよ、もう何にもできないよ……と、開き直る私はチキン。帰ってきたね〜、よーし、じゃあ今から作るかーと、動じない娘はタフガイ(ガイなのか?)。

それで、ずいぶん夜遅くになってから、一緒にグロテスクなクッキーを作ることになった。
こちらのレシピを参考に(→ハロウィン☆目玉スノーボールクッキー)、アーモンドブードルの白いクッキー生地を作って、ココア生地で瞳孔を、自家製ベリージャム生地で虹彩を作る。余った生地は、指にしちゃおうか。うわっ、作ってみたら、予想以上に気持ちワルっ。

夜、怖いクッキーの焼き上がり状態を確認しながら、二人で大きなオーブンを覗き込んでると、なんだか魔女になったみたいな気分だ。

オーブンの炎に横顔を照らされながら、「えーと、目玉が……じゅうく、にじゅう、にじゅういち……これって何人分だろう……」って、独り言こわいよ。

あした友達びっくりするぞ〜と嬉しそうな娘の傍で、ふと「ご家庭で親御さんに引かれたらどうしよう……」なんて心配になったりもして、「やっぱ指は二人で食べちゃおうよ」とか提案するワタクシ。ワンモアチキン。
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by macchi73 | 2015-10-29 23:55 | 【庭】収穫、料理 | Comments(6)
2015年 10月 17日
アロニアのヨーグルトチーズケーキの作り方
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アロニアとは、別名チョークベリー(たまにチョコベリー、チョコレートベリーとも)。
アントシアニンをはじめとするポリフェノールやカロテノイドを非常に多く蓄えていて、とっても栄養価が高い果実らしい。

−−ただ、苦くてとてもそのままでは食べられないのだけどね

と仰ったのは娘の華道の先生。
お花の活け方だけでなく、植物談義があるのが楽しい教室だ。
でもピノコちゃん、こういうの好きそうだからお料理に試してみる?と、ホホホと笑って、沢山の果実がついた枝をくれた。娘、嬉しそう。

それで試しに洗って一粒食べてみたら、グワッ!シブい!口中に強烈な渋々の膜がこびりついた。これは確かにとてもじゃないけど食べられないや。見た目はジューンベリーにも似て、美味しそうなんだけどなあ。

アロニアを食草とするムラサキイラガの幼虫だけが、モクモクと美味しそうに枝の上で食事中。
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食べられるものが目の前にあるのに、食べられない。悔しいことです。つまらないことです。

で、webで食べ方を調べたら、「冷凍→解凍」を4, 5回繰り返すことで渋抜きができるらしい。

それは試してみるしかあるまいな……と食い意地のままにスックと立ち上がり、アロニアは花瓶から台所に移された。実を毟る。そして冷凍。
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時々思い出したように常温で解凍して、一粒食べてみる。
が、いつまでたっても苦い。これはダメだ……。

そのうち、アロニアは冷凍庫の隅で忘れられた。そして数ヶ月。


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土曜出勤した今日、帰宅したらもう真っ暗だった。
すっかり日が短くなったなあ。このごろ休みがとれないなあ。

せめて何か一つでも休日っぽいことをしたくて、良いものはないかと、家の中の色んな扉をガタガタ開ける。そして冷凍庫の中に、忘れられたアロニアを発見。

試しに一粒かじったら、渋くない!!遂にやった!

これは何回も凍らせ、解凍し、また凍らせた結果なのか?それとも、ずっと凍らせっぱなしだった結果なのか?

渋味が抜けたからと言って、ぜんぜん美味しい果実でもなかったという事実は少しひっかかるが(まあ、ウリは栄養価だからな……)、それでもなんだか嬉しい。今日の休日の証にコレを使わない手はない。

休日の遅い夕食までは、あと2, 3時間ある。
夜のデザートに、チョークベリーのケーキを作ることにした。

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時間をかけずに、夕食の準備の邪魔にもならずに作れるデザートってなんだ?と考えれば、レアチーズケーキしかない。レシピは3ステップ。火もほとんど使わないし、とっても簡単。助手ピノコよ、手を綺麗に洗ってこっちおいで。

【ステップ1:タルト型を作る】

ダイジェスティブビスケットを砕き、バターと捏ね合わせて、タルト型に敷き詰める。
材料の量は、タルト型の全体に行き渡るくらいの枚数を、目分量で。

「うわー、手がバターでヌルヌルするよ〜」と娘。

綺麗に砕いて型の縁までぴっちり敷き詰めたら、ラップして冷凍庫で寝かせておいてちょうだいね。まかせたよ。

その間に、お母さんは次のステップの材料準備をするね。
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【ステップ2:フィリングを作る】

ヨーグルトとクリームチーズと砂糖をざっと混ぜる。
量はだいたい、ヨーグルト:クリームチーズ:砂糖=1.5:1:0.3(150g:100g:30g)くらいかな。
今回は、手元にあった、水切りヨーグルトときび砂糖を使った。普通のヨーグルトと砂糖でもOK。

「うわー、手が冷たくてしびれるよ〜」と娘。

ダマを潰して滑らかにしたら、大さじ2の水でふやかしておいたゼラチン1袋(5g)を湯煎して、混ぜるからね。そしたら、ステップ1で作った型に流し込んで冷蔵庫で冷やし固めておいてちょうだいね。たのんだよ。

その間に、お母さんは次のステップの材料準備をするね。
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【ステップ3:トッピングを作る】

チーズケーキが冷蔵庫で固まる間に、トッピングを作ろう。
渋抜きの済んだチョークベリーに洋酒と砂糖を振りかけて、小鍋で煮る。

「うわー、お酒の匂いで酔っ払うよ〜」と娘。

このまま焦がさないようにかき混ぜて、お酒が蒸発してイイ感じになったら、ケーキの上に飾り付けてちょうだいね。その間に、お母さんは、後片付けするね。よろしくね。

ハイ、それで完成だよ! 簡単レシピでしょ?

…… そしたら、娘が顔をあげてニヤッとして、

「うん、デザートの時には『企画・お母さん、お料理・ピノコ』ってみんなに言ってね」

と言った。確かに。
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なにかブラッディな仕上がり……

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夕食後。
家族みんな分の紅茶を沸かし、「ピノが作ったケーキですよー」と、デザートをサーブするために飛び回っている末っ子、得意そう。

「ん。アロニア、薬っぽい味がする」「いや杏仁豆腐の風味が微かに」「うーん、この味はどこかで知ってる……」などの感想が飛び交う。チーズケーキ美味しい、アロニアは微妙、というのが家族の総意か。

可笑しく思いながら、お皿にせっけん洗剤(弱アルカリ性)をかけたら、赤っぽかったアロニアの汁が青黒く変色した。おー、アントシアニンだな、疲れ目に効くかもな、って思ったり。



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by macchi73 | 2015-10-17 22:29 | 【庭】収穫、料理 | Comments(2)