カテゴリ:【生物】昆虫・その他の生物( 271 )

2017年 11月 17日
森のカモシカ
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登山中、前方にみんなが固まってて、こっちを見て口をパクパクしながら森の中を指しているのが見えた。大きな身振りで声は無く、「可及的速やかに、しかし音を立てずに見においで!」ってメッセージがありあり。そこに何か素敵なものがいるんだということが分かる。

急いでそっと近づいたら、大きな黒っぽい獣がいた。しばらく見つめ合ってわくわくする。

それから獣ふいっと去り、場の空気が急に緩んでみんなが喋り出す。「この間、TVでも瓜坊見たよ、チョー可愛いね」「ああいう野生種を飼いならして家畜にしたんだろうね」「豚の祖先かあ」……そこでワタクシふと疑問に思うが、どうしてみんなイノシシの話をしてるのか?

で、聞いてみた。

−−あのさ、今みたのって鹿的なものってことなかった?

え、鹿じゃないよね、ということで満場一致。そっか、私は目が悪いしなあ。そう言や前に鹿を見た時はもっとスリムだった。全然違うのに、なんで鹿と思い込んだろう?

そして帰り道。いやあ今日は良いもの見た、やっぱり植物より動物の方がドキドキして嬉しいね、野生のイノシシとか見た事なかったね、なんて素人連中で盛り上がって話していたところ、熟練の引率者が忽然と仰られた。

あれはイノシシじゃなくカモシカだけど。

なんと!やはりシカ的なものだったか!そうだよ、変だと思ったんだよ、ぱっと見てシカって言葉が浮かんだんだよー!と悔しがるに、ベテラン重ねて曰く、

カモシカは鹿ではないよ。むしろウシの仲間。

がーん。
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by macchi73 | 2017-11-17 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2017年 11月 05日
キンケハラナガツチバチ(金毛腹長土蜂)
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庭のクジャクアスターに何か大きな蜂の姿が見えた。
寄ってみると、体長ちょうど3cmくらいの蜂だったが、他の大型蜂のようなシャープな印象が全然ない。うわ、なんか腹が長くてノヘッと重そうだな、というのが第一印象。

これは刺さない蜂だろうって見た目なので、近くによってジロジロ見た。鈍重そうな体型に反して、顎はハサミみたいで意外と強そうだ。挟み込んで捕虫するタイプか。

で、調べたら土蜂の仲間だった。
金色の毛が目立つので、たぶんキンケハラナガツチバチかな。やはり命名に使われるほど、腹部の長さは特徴的なようだ。

触覚が短いので、これはメス。
オスの場合は、触覚が長い。また、腹の線がメスは毛帯のみだが、オスの場合は白っぽい帯紋も入る。

ハラナガツチバチのメスは交尾後に土に潜り、コガネムシの幼虫を捕えて産卵する。なので段々フサフサの美しい金色の毛もハゲたり汚れたりしてくるはずだが、この個体の毛はフワフワのサラサラなので、多分まだ産卵してない若い娘かなって思う。
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by macchi73 | 2017-11-05 18:56 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 11月 03日
ツマグロキンバエ(褄黒金蠅)の疑惑
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秋のバラの花の上に、ツマグロキンバエが集まっている。ハエではあるが、成虫の食べ物は花の蜜のみで、腐肉や糞に集まる習性はないクリーンなベジタリアンだ。吸蜜の際には口吻がみよーんと伸びて象みたいな顔になる。

初秋に花の上でしょっちゅう見かけるハエではあるが、その幼虫時代は謎に包まれており、どんな生活をしているか不明らしい。地表を耕すとメスが寄ってくる習性があることから、蟻の巣への寄生が疑われたりもしているようだ。

そんな謎に包まれた過去を持つ普通種のハエだが、今朝はバラの蕾の上で青虫を突いているのを見かけた。たまたま近くで遭遇しちゃっただけかな?と思ったんだけど、嫌がって体を伸縮させる青虫にしつこくちょっかいをかける様子は、何か目的もありそうな……。

君ら花の蜜しか食べないベジタリアンだよな?もしかしたら青虫に産卵しちゃったりするのかな?まさか寄生蝿という一面が見られたりするのでは!?としばらくワクワクして見ていたが、そのうち暴れる青虫の振動で、地面の藪に落ちて見えなくなってしまった。最後まで見届けたく思ったが、出勤前だし朝の会議に遅れそうなので諦めた。

ありふれた蝿ではあるが、もしまた芋虫系にちょっかい出してるの見たら、その菜食主義が本物かどうかも怪しんでみようと思う。
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by macchi73 | 2017-11-03 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 09月 02日
ダイミョウセセリ(大名挵蝶)
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ふわふわと不規則な生活のまま、8月が終わってしまった。

先週から、庭にポツポツと赤い花が咲いてる。

あー、うちの庭でこの彼岸花が咲き始めたら、毎年そっから夏の終わりに一直線なんだよなーと思って見てたら、本当にこの1週間でガクンと涼しくなっちゃった。さすが彼岸花、毎年毎年一足早く秋を知らせてくれるヤツだぜ、頼りになるぜ……と思って信頼の眼差しを向けていたら、黒い蝶がスーッと飛んできて、翅を水平に開いて赤い花の上にとまった。おっ!これまで庭では見たことがない蝶だ。

よく見ようとして近寄るとすぐに飛び立つが、ぐるりと円を描いて、またすぐに彼岸花に戻ってくる。そして、とまるや否や、まるで標本みたいにペタッと平たく翅を開く。
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この蝶は、ダイミョウセセリ。

名前の由来は、諸説あるらしく、次の三つの説をよく見かける。
  1. 黒地に白の紋付姿が、お大名の羽織袴に似てるから
  2. 羽を平たく開いてとまる習性が、大名行列に平伏する民の姿に似てるから
  3. 関ヶ原以東では後翅は無紋、以西では白い紋が出るため、『天下分け目』の関ヶ原を境にして東西で斑紋が変わるのを戦国大名にかけている

三番目の説が一番とんちが効いてて面白いけど、ちょっと後付けっぽいかもな。
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by macchi73 | 2017-09-02 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2017年 08月 21日
テングチョウ(天狗蝶)
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今年の8月は雨続き。降水連続日数21日っていうのは、1977年の8月以来の40年ぶりのことらしい。

毎日毎日、窓の外がずっと雨で、家の中までなんだか妙に静かだ……。

とか思ったが、よく考えたらこの静けさは、長女が末っ子を連れて夏休み旅行に出かけてしまってるせいなのであった。仕事中も時々、姉妹二人でカヤックをしたり夏を満喫している写真が送られてくる。ふーん、そっちは賑やかそうだな。そして長男も、合宿だか試合だかで他県に行ってしまってしばらく不在。

そうやって子どもがいない日が続くと、連日気が向くまま深夜まで仕事してみたり、食事は大人だけで飲み屋で済ませたり、生活がどんどん不規則になって行く。子供たちみんな巣立ったらこんな感じかね、静かだね……なんて夫とボソボソ話したりして。

子供たちがいないって、快適だけど、静か過ぎて少し寂しいね。
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雨上がりの地面で、吸水するテングチョウを見つけた。

長く前方に突き出した下唇髭が天狗の鼻みたいな、変わった顔の蝶だ。末っ子がいたら面白がるだろうになあ。なんかいつもよりちょっとつまんないなあ。

虫を見てもひとり、

……なんてつい詠じちゃうくらいしんみりしてたら、子供たちがぼちぼち戻って来た。
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そしたら急に、今度は賑やか。

夏休みで暇なお友達なんかも遊びに来始めて、ごちゃごちゃ集まって映画をみたりゲームをしたり夜更かししたり結局そのまま泊まっていったり。一時のカサコソした静けさが懐かしい。

……子供たちみんな巣立ってしまったら、静かで少し寂しいかもしれないけど、やっぱり、それはそれで快適か(常に、ないものねだり)。


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by macchi73 | 2017-08-21 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 08月 10日
オーストラリアの蟻・3(マナコオオアリ、アシナガミツアリ、他)
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オーストラリアで見かけた、その他の蟻たち。

正直、アリって地味な見た目だと同定の仕方がよくわからなかったので、以下、テキサスの生物学社Alex Wild氏の写真サイト(http://www.alexanderwild.com/)を元に、「多分これだろ」と思ったものだけメモ。ミツツボ蟻の、膨らんだ姿を見てこなかったのが悔やまれる!!



(1) マナコオオアリ: Opisthopsis

多勢の黒っぽい蟻が行き交っている枝に、一匹だけ黄色くて目玉の大きいアリが混じっていた。

その枝にはカイガラムシがびっしりついていて、黒っぽい蟻たちはそれらを守るために巡回してるように見える。黄色いアリも甘露に与かろうと突進はするんだけど、そのたびに牧場主らしい蟻たちに追い払われていた。でも、諦めずにチョロチョロ歩き回っては、隙を見て突進する黄色いヤツ。
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この黄色いアリは、多分、マナコオオアリ(Opisthopsis)だと思う。
Alex Wild氏のサイトによれば、独特の大きな目を持つインドオーストラリアのヤマアリ亜科の蟻で、熱狂的な動きのために一般に「ストロボ・アリ」と呼ばれているとのこと。

顔が特徴的なので、たぶん黄色いアリの方はそれで間違いないと思うんだけど、牧場主の黒っぽいアリの方は何てアリかな。ちょっとわからず。
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(2) アシナガミツアリ: Leptomyrmex 

ケアンズの西方をドライブ中、バリーン湖の巨大松の上で見つけたアリ。まるで蜘蛛みたいな変な姿にびっくりしたんだけど、動くスピードが速くて、良い写真を撮り損ねた。

ちなみに、このアリだけじゃなく、松の巨大さにもびっくりした。松がこんなに巨大になるなんて、熱帯って怖い。
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こちらもAlex Wild氏のサイトから探してみたところ、アシナガミツアリ(Leptomyrmex)で間違いなさそうに思う。

大きくて脚のひょろ長いアリで、その見た目と動きから蜘蛛蟻(スパイダーアント)と呼ばれたりするらしい。分布はオーストラリア東部、ニューギニア、ニューカレドニアに限られるようだ。このアリの巣には、不毛の時期を乗り切る為、膨らませた腹部に蜜をためて保存することに特化したアリがぶら下がっているとある。

あっ、それって、変わった姿で有名なミツツボアリ(蜜壺蟻)のことじゃないか!?

蜜で丸々膨らんで、アボリジニが甘いオヤツとして食べちゃったりする蟻だ。うわー、知ってた、この蟻、知ってた!!あーあ、追っかけて巣を見れば良かった。残念だ!すごい残念!!

……蜜壺役をしている蟻のユニーク姿が見たかっただけで、別に食べたかったからという訳ではない。念のため。(とか言っても、グリーン・アントも聖堂シロアリも食べちゃった後だと、家族からは疑惑の眼差し)




(3) その他: 同定できなかったもの

道端のオケラの死骸に集っていたアリ。日本にも普通にいそう。
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ジャングルで、カイガラムシを舐めてたアリ。これも日本にもいそうなオーソドックスな見た目。
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ジャングルで、樹の上を忙しそうに行ったり来たりしていた蟻。うちの庭にもいそうな懐かしい見た目。
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宿付近の農場の土を掘っていたアリたち。
これは見た目にちょっと特徴があるので調べられるかなとも思ったけど、写真の写りが悪いこともあって、よくわからなかった。
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by macchi73 | 2017-08-10 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2017年 08月 09日
オーストラリアの蟻・2(聖堂シロアリ)
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オーストラリアの道路をドライブしていると、色んな場所にボコボコと盛り上がった土の塊が見える。蟻塚だ。

大きさは小さいものから大きいものまで様々で、場所も高速道路の脇から人家の納屋の裏まで、至るところで見かける。土を蟻の唾液や排泄物などで固めたものなので、赤土なら真っ赤な塚、白っぽい土なら白っぽい仕上がりになるようだ。触ってみたら、とても固くて頑丈だった。

↓ 宿の敷地内にも蟻塚。後ろには通りがかりのカンガルーも。
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中にいるのは、こんな感じの蟻。
これって蟻か!?形がおかしい……と思うだろうが、蟻塚を作るのはアリとは言ってもシロアリの仲間なのだった。聖堂シロアリ(Cathedral termites)と呼ばれるシロアリで、こんな風に尖ったツノを持つのは兵隊アリ、働きアリはもう少しアリに似た雰囲気の頭部を持っている。
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そういえば日本の西表島のタカサゴシロアリの頭もこんな形で、大きい巣を作るところとか、似ているようだ。あちらは樹上に巣を作るが、どちらもテングシロアリの仲間ということで、多分似たところがあるのかもしれない。『シロアリの事典』(青海社)によれば、テングシロアリの兵隊アリは働きアリよりも小さくて顎も弱いが、この尖った角のようなところからベタベタした液を吹き出して、他のアリやクモを動けなくするという戦い方をするようだ。

←Amazonの「なか見!検索」をクリックすると、記載されている色んな画像が見られて面白い。

ちなみに、前の記事のグリーン・アントと同様、このシロアリも、アボリジニには貴重な栄養源とされるらしい。グリーンアントが酸味とビタミン源で、こちらのシロアリはタンパク源。試しにパクッといってみたが、シロアリはそんなにこれといった味はしなかった。強いて言えば、少し野菜風味かな?

その様子を見て、あっ、また蟻食べてる、人間としての尊厳はどうしたんだ!なんて呆れられてしまったので、「大丈夫です、生物の尊厳とは、食性なんかによって失われるものではないのです……」なんて、厳かに言ってみる。シロアリの聖堂の前で。


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by macchi73 | 2017-08-09 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 08月 07日
オーストラリアの蟻・1(グリーン・アント)
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空港を出るなり、「お母さん!いいもの見つけた!ちょっとおいで!」と娘に腕を引っ張られて、透き通った緑色の蟻を見せられた。綺麗!

この蟻は、現地ではgreen tree ant とか単に green ant と呼ばれて親しまれ、ちょっと煩がられてもいるようだった。とにかくどこにでもいて、今回のオーストラリア旅行で一番よく見かけた生き物だったかも。

和名だとツムギアリ。名前の由来は、樹上に葉っぱを糸で綴った巣を作るから。
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よくお尻を振り上げたポーズをとっていて、娘と一緒に覗き込んでは、ダンスみたいで可愛いねーとか言っていたんだけど……。なんか、足元にお仲間の死体っぽいのが結構転がってないか?
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別のアリのお尻の噛み付いて、汁を吸っているヤツもいる。もしかして襲ってたりしてるのか?それとも、たまたま死んでしまった仲間の栄養分も無駄にすまいとしてるだけ?
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ズームアウト。

うーん……やっぱり襲ってるみたいに見えるかな……。
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出会い頭には触覚でササっとお互いに撫で合ったりしてるから、多分、そうやって匂いを嗅いでみて、巣が違うと小競り合いしたりするのではないかと思う。ちなみに、体が大きいのと小さいのが混じっている時があるが、体の大小は、仲間か敵かの判定には関係ないようだった。
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また、カイガラムシが付いている枝の上に集まっているのもよく見かけた。この辺の習性は、日本でもオーストラリアでも同じっぽい。アリはカイガラムシの甘露が大好き。
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旅行前に蟻の本を読んで、ツムギアリを見てみたいなーと思っていたとこだったから、しょっぱなからラッキーだった。嬉しい。持つべきものは、目の良い子供(虫好きの)。

そういえば、以前ツムギアリに特に興味がなかった時に東南アジア辺りでも見かけたりはしていたんだけど、その時は「ツムギアリって金色だ」と思って眺めていたのだった。体が緑色なのは、オーストラリアのツムギアリだけの特徴っぽい。

e0134713_152255.jpgケアンズ滞在中の宿のご近所のパブ、GREEN ANT CANTINA。お店のモチーフがグリーンアント(だが可愛くない)。

緑色の腹部には、ビタミンたっぷりの酸味のある液が入っていて、アボリジニがレモン代わりに食べると聞いた。

そういえば、東南アジアに行った時にもツムギアリをレモンティーに使うとかなんとか言われていたし、試しにちょっと試してみたら、本当に酸っぱかった。レモンのようなフルーティーな香り高い酸味でなく、ビタミンC剤のような酸味。特に美味しくはない。




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by macchi73 | 2017-08-07 20:50 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2017年 07月 15日
アオバハゴロモ(青葉羽衣)とクサカゲロウ(草蜉蝣)
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最近、庭の色んな植物の茎に、白いフワフワの綿のようなものがついている。

病気か?害虫か?アブラムシで蝋物質出すタイプって多いからなあ……と思って近くでよく見たら、アオバハゴロモが点々と枝の裏にいるのに気づいた。君、足元にそんないかにもベタつきそうな得体の知れない白いフワフワあるところ、よく集えるね、嫌じゃないの、という感じ。

それでもっとよく見たら、フワフワの中に微かに動くものあり。フワフワと見せかけて、虫の隠れ家だったか!
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それでそれで、もっともっとよくよく見たら、アオバハゴロモと謎の白い綿々の虫、顔立ちがそっくりじゃないか!?

……近親者の予感。

で、調べたら、やっぱりアオバハゴロモの幼虫だった。フワフワをまとってフワフワの中に隠れることで、目くらましの効能があるらしい。うーん、遠くからでもフワフワに白く覆われた枝って目立つから、目くらましより目印になっちゃってる気もするが。
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それでそれでそれで、もっともっともっと良く見たら、子である綿虫に小突かれているアオバハゴロモを発見。白いフワフワ虫にお尻をガンガン小突かれて、ヨロヨロと前に進むアオバハゴロモ成虫。うわー、アグレッシブ。反抗期か?それとも虫だとやっぱり、幼虫は成虫を近親関係にある者だとか認識しないのか?
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それでそれでそれでそれで、もっともっともっともっと良く見たら、どうもお尻を小突いてるヤツって、周りのフワフワ幼虫たちと雰囲気も動き方も違う。

下の写真、左がアオバハゴロモの幼虫たちで、右が小突き虫。アオバハゴロモの方がどこかヒツジっぽい雰囲気だとしたら、右のヤツはなんかオオカミっぽい気配がある。背中のフワフワが盛り上がり過ぎてて、アオバハゴロモから剥いだ皮を被って変装しているようにしか見えないんだけど……。
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っていうか、裏側から見たら、胴体が丸見え。二本の鎌のような大顎を持ったこの姿ってよく知ってる。クサカゲロウの幼虫じゃん!

アオバハゴロモは草の汁を吸う虫だけど、クサカゲロウの幼虫って肉食。羊の皮を被った狼。アオバハゴロモの皮を被ったクサカゲロウか。

クサカゲロウの幼虫には、背面に鉤状の毛を持ち、そこに植物や獲物の死骸などを引っ掛けて背負うタイプがいるらしい。Wikipediaによれば、アリなどの攻撃から逃れるためのカムフラージュという説もあるようだが、もしかしたら変装して獲物に近づくためってのもあるんじゃないの?と疑ってみたりして。




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by macchi73 | 2017-07-15 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)
2017年 06月 05日
キアゲハ幼虫、ピクルス
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連日の夏日のせいで、菜園の成長がスピードアップ。毎日ぐんぐん伸びる。

ルッコラ・ゾーンがわさわさ茂った草原になっていて、夫が、俺のルッコラ、とつぶやきながら丁寧に雑草だけを抜いている。夫はルッコラが好物。

たいして大きくも無いパセリには、キアゲハの幼虫が三匹もついている。キアゲハはセリ科が好物。

かわいいツノだせ〜、と娘がためらいなく触ってるのを見て、思い切って私もちょっとだけ触れてみる。ゾワっと一瞬、後頭部から魂が抜けるような気分になって、それから「あ、でも意外と……」と持ち直す。

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アゲハ幼虫が出すオレンジ色の角は臭角といって、中には、鳥や蟻が嫌がる成分が入っている。
普段はしぼんだ風船みたいな感じで体内に収納されているが、その風船の中に液体を送り込むことで、角の形に膨らますようだ。膨らんで飛び出す様子が面白く、何度も試してしまう。

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キアゲハ幼虫のためにパセリはそっとしておいて、菜園からは、二十日大根、キュウリ、セロリ、青いトマトを初収穫。それから、風味付けになりそうな香草なども(タイム、フェンネル、ローズマリー、金蓮花)。

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スパイス棚に見慣れない「ピクリングスパイス」というのがあったので、生ハーブに加えてそちらも入れてピクルスにしてみた。結果、いつものあっさりした味よりお店っぽい味わいかも。
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※注意:ピクルスにキアゲハ幼虫は入っていません


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by macchi73 | 2017-06-05 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)