カテゴリ:【生物】昆虫・その他の生物( 262 )

2017年 06月 17日
ヤモリ&ホタル&コドモ
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結婚記念日に、家族とちょっと遠出して食事。

気づけば二十余年目の記念日。上の子たちなんか、もう私たちが結婚した時の年とそう変わらない。うへえ。このコドモコドモした様子で結婚なんて冗談か!と思うが、実際、私たちもそんな風に見えたのかもなあ。大人たちが逆上していたのも、今になればちょっと分かるか。

記念日のついでに、昇進祝いもしてもらう。って言っても、部の面々の経験も教育も専門知識も自分より明らかに高かったりで、多少微妙な空気が場を支配しております。分かります、分かります。が、そこを気にせず鈍くふるまう冷や汗、コドモコドモらには分かるまい。サラリーマン道とは気にしないことと見つけたり。

でもどうせならみんながもっと楽しく働けるような環境は作ってみたいかもと思ったり。ただし楽しく働くっていう定義も人それぞれだからな……そこは思い込まずに慎重に。私と全然違う、夫とか見てもそう思う。

正直、今の専門分野に凄い熱意と興味があるか?と言うと、自分はそうとも言えないかもなと思うので、ここらでちょっと毛色を変えて、人が良い感じで働くための工夫も仕事と思えば、それはそれでまた仕事に新しい興味と楽しみを発見できる可能性はあるかもなと期待する。

あーあ。楽しく働きたいもんだ。自分も。それからみんなも。もうすぐ社会人になる子どもたちも。
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窓の外にはホタル。窓を開けて欄干に身を乗り出し、小さな声でうわーうわーと喜ぶ子どもら。ふ。やっぱ、まだまだコドモコドモしいな。私たちみんな、遊びをせんとや生まれけん。

そして窓辺の行灯には怪しい影。怪しいけれど見慣れてもいるその形。

−−あ、ヤモリだ、
−−ホタル食べようって待ってるのかな?

いや、ホタル一匹につきトカゲ一匹くらいは殺せる強い毒があるらしいので、それはナシっぽい。ホタルの赤と黒の警戒色はダテじゃない。でも行灯とは、暖もとれるし、飛んで灯に入る夏の虫たちを待つには格好の餌場だな。ヤモリ賢い。
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by macchi73 | 2017-06-17 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(5)
2017年 06月 05日
キアゲハ幼虫、ピクルス
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連日の夏日のせいで、菜園の成長がスピードアップ。毎日ぐんぐん伸びる。

ルッコラ・ゾーンがわさわさ茂った草原になっていて、夫が、俺のルッコラ、とつぶやきながら丁寧に雑草だけを抜いている。夫はルッコラが好物。

たいして大きくも無いパセリには、キアゲハの幼虫が三匹もついている。キアゲハはセリ科が好物。

かわいいツノだせ〜、と娘がためらいなく触ってるのを見て、思い切って私もちょっとだけ触れてみる。ゾワっと一瞬、後頭部から魂が抜けるような気分になって、それから「あ、でも意外と……」と持ち直す。

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アゲハ幼虫が出すオレンジ色の角は臭角といって、中には、鳥や蟻が嫌がる成分が入っている。
普段はしぼんだ風船みたいな感じで体内に収納されているが、その風船の中に液体を送り込むことで、角の形に膨らますようだ。膨らんで飛び出す様子が面白く、何度も試してしまう。

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キアゲハ幼虫のためにパセリはそっとしておいて、菜園からは、二十日大根、キュウリ、セロリ、青いトマトを初収穫。それから、風味付けになりそうな香草なども(タイム、フェンネル、ローズマリー、金蓮花)。

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スパイス棚に見慣れない「ピクリングスパイス」というのがあったので、生ハーブに加えてそちらも入れてピクルスにしてみた。結果、いつものあっさりした味よりお店っぽい味わいかも。
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※注意:ピクルスにキアゲハ幼虫は入っていません


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by macchi73 | 2017-06-05 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)
2017年 05月 18日
ナカムラオニグモ(中村鬼蜘蛛)
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川辺の草に繭みたいな網を張っている蜘蛛を発見。網越しだとよく見えないが、多分ナカムラオニグモじゃないかと思う。

ナカムラオニグモは北方系の蜘蛛としてよく知られていて、だいたい千葉市〜下関市を結ぶラインの北側にしか生息していない。この「ナカムラオニグモが生息している限界領域」を示す線を「ナカムラオニグモ線」と呼ぶ。このように生物種の分布域を区切る線を分布境界線と言い、様々な種について存在が確認されているようだ。

有名なものだと、ブラキストン線とか。
これは本州と北海道の間の津軽海峡を境目とする動物の分布境界線で、多くの鳥類や哺乳類の生息地の北限かつ南限だったりして、その線を境に生息する生物の顔ぶれがガラッと変わってしまうようだ。
  • ヒグマ→ツキノワグマ
  • キタキツネ→ホンドキツネ、などなど
確かに北海道の寒さってロシア寄りの凍った寒さに近くて、東北地方の湿った寒さとは違うような気もする。極寒仕様の生物でないと、生きられないというか。
本州上に引かれた分布境界線では、ハマユウの分布北限である「ハマオモト線」が有名らしい。

こちらもやはり、ハマユウだけではなく多くの生物の分布境界線と一致する。実は「ナカムラオニグモ線」もハマオモト線とほぼ一致するようだ。

「ハマオモト線」(≒ナカムラオニグモ線)は、気候的には年平均気温が15℃のラインにほぼ一致するというから、それ以北は熱帯系の生物は棲み難く、それより南は北方系の生物には棲み難いラインとなっているのだろう。自身の耐寒・耐暑性の問題もあるだろうし、あとは、食べ物としている植物の分布にも引っぱられるだろうしな。

分布境界線は、このように
  • 生理的なもの(それ以上は寒すぎて生きられない, etc.)
  • 地理的なもの(海で隔離されていて渡れない, etc.)
  • 生態系によるもの(餌がいない、競合生物がいて棲みつけない, etc.)
など、いくつかの原因があるようだ。

関係ないかもしれないが、私も新宿以西だとマイフィールド感があり、新宿~銀座あたりだと仕事気分、それより東だとアウェー感がすごい……。多分、その辺りのラインで、棲息してるものの顔ぶれも変わっている気がする(←単に個人的なイメージ)。
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by macchi73 | 2017-05-18 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2017年 05月 16日
ヤマトシリアゲムシ(大和尻上虫)
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草薮で、サソリみたいな尾を持つ虫を発見。シリアゲムシだ。
先端に黒くて太い二本の線がある翅の模様から判断して、ヤマトシリアゲだと思う。
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このように反り返ったお尻を持つのは、オス。
尾の先端は、サソリにそっくりに見えるけど毒針という訳ではなく、ハサミ状になっている。交尾の際にメスをがっちりホールドするためのものらしい。

前に見かけたメスはこちら。
メスはお尻が反り返っていないが、天狗の鼻みたいに伸びた口吻や翅の感じなど、お尻以外の特徴はオスとそっくり。


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by macchi73 | 2017-05-16 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2017年 05月 11日
アブラムシの天敵(ヒラタアブ、テントウムシ、アブラバチ, etc.)
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ここ数日でバラが一斉に咲き始めた。急にカラフルになる庭。

気づけば3月4月と蕾にびっしり隆盛を誇っていたアブラムシたちが、急速に数を減らしている。どうやら、アブラムシたちに少し遅れて孵化したテントウムシやらヒラタアブやらの幼虫たちに、もりもり食べられてしまったらしい。

「アブラムシは陸のプランクトン」と昔の誰かが言ったようだ。

姿が見えなくなったアブラムシたちの替わりに、成長して庭を飛び回っているたくさんの天敵たちの様子をみて、本当になあ!と思う。君らみんな、早春の庭に満ち満ちてたアブラムシを食べて大きくなったんだな。


ヒラタアブ: 扁虻

アブラムシの群れの近くには、だいたいこのスケルトンの体を持つ幼虫あり。
意外とスピーディーな動きでアブラムシの群れに忍び寄り、見る間に群れを平らげる。
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ヒラタアブはアブラムシの中身だけ吸うらしく、粘着力ありそうな透明ボディに茶色っぽく干からびたアブラムシの骸を沢山くっつけて移動していた。餌場を食べ尽くしたら、また次の餌場へ。
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そんなにスケルトンでないタイプの幼虫もいる。多分、クロヒラタアブの幼虫。
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そうやって2週間くらい、一帯のアブラムシを食べ尽くして丸々と大きく太った頃、貝のような変テコな形の蛹になる。
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2、3週間の蛹の状態を経て、成虫が羽化。これはホソヒラタアブかな。
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成虫はアブラムシではなく花粉や花の蜜を食べて庭を飛び回り、ホバリングしながら交尾を行う。春に花をつける様々な果実の受粉を助けてくれる、庭の益虫だ。

成虫は交尾後、アブラムシが多くいる場所を探して付近に産卵する。卵は3日ほどですぐ孵り、そしてまた最初に戻る。受粉だけじゃなく、アブラムシも減らしてくれるなんて。ガーデナーは須くヒラタアブを讃えるべし。


テントウムシ: 天道虫

アブラムシの天敵といえば、テントウムシ。
どの虫もそうだが、孵化したばかりの幼虫って小さい。赤ちゃんぽくて可愛いものだ。
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しかし小さくても食べ盛り。自分より大きいアブラムシもどんどん捕まえて食べちゃう。
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そして脱皮を繰り返しながら、アブラムシを食べながら、どんどん大きくなる。
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こちらも孵化から3週間くらいで成虫になり、アブラムシの近くにまた産卵する。卵は3日ほどで孵り、幼虫はまたアブラムシ喰いへ。
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と思ったら……右側のは、ヘリグロテントウノミハムシじゃん!長い触覚が目印。騙されたー。


アブラバチ: 油蜂

アブラムシの体内に卵を産みつけ、ミイラ化させてしまう小型の寄生蜂。
ミイラ化したアブラムシをシャーレにとってしばらく観察していたら、お尻のあたりが丸く蓋のように開いて黒い蜂が出てきた。ガラスの厚みが結構あるので、写真では定規よりかなり手前で写ってしまってサイズが大きく見えるが、体長3mmはいかないくらいの小さな蜂だった。
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その他: サシガメ

その他にも、アブラムシを食べる虫は色々いる。下の写真はアブラムシをくわえてトコトコ歩いてたサシガメの幼虫。
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ジューシーで柔らかくて大量にいて捕獲も容易いアブラムシは、きっと色んな虫たちの共通の離乳食(?)みたいなもんなんだと思う。庭の虫たちにとっては、思い出の懐かしい味だったりするのかも。
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by macchi73 | 2017-05-11 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(6)
2017年 05月 09日
カワゲラ2種とカジカガエル@木須川
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GWに木須川沿いを散歩。
前にきた時は透明だった水が、今回は不透明でなにか水量も多い。

岩肌に光の網目を揺らしながら流れるエメラルドグリーンの水面を見ていたら、シャカシャカシャカシャカ〜!という感じで、沖から岸へむかって物凄い勢いで走ってくる黒っぽい大柄な虫を発見。なんだアレは。水の上なのに陸上みたいな動きで走っている。びっくりして凝視していたら、見る間に岸に辿り着き、そのまま岩の上をアッチコッチ走り回って、それから草藪に移動してまた草の上を行ったり来たりしている。狂ったような忙しない動きだ。

近寄ってみたら、黒光りするカワゲラだった。多分、オオヤマカワゲラか。
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いかにも目的がありそうなガツガツした動きなので、何かしでかすのでは!?と期待してしばらく追跡していたが、家族に何度も何度も呼ばれてしまい、仕方ないのでその場を後にした。
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川沿いではずっと、ルルルルルル〜!と、カジカガエルの綺麗な鳴き声が聞こえている。
これカエルの鳴き声なんだよと教えたら、「えっ、鳥じゃなくてカエル!?」と驚く子どもたち&夫実家の面々。そうだよな、とてもカエルの鳴き声には聞こえないよな。



そうして夫と歩いていたら、また草の陰にカワゲラがいた。さっきのカワゲラよりほんの少し小さくてほっそりとした印象で、全体的に色が薄く茶色がかっている。脚も、先端の方が茶色のツートンカラーになっていて、さっきのカワゲラとちょっと違う。

こちらは多分、ウエノカワゲラかな?
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それからカジカガエルを探してみたが、声はすれども姿は見えず。

カジカガエルもカワゲラも、綺麗な水辺にしか棲めないらしい。
環境省の水生生物による水質調査の指標では、カワゲラ、サワガニの棲息が「きれいな水」判定に使われていた。前にここではサワガニも見たし、水が綺麗なところなんだろう。
環境省:
 「水生生物による簡易水質調査」の指標生物と水質階級

その日は雨の気配も全くないカンカン照りだったのに、真っ青な空の向こうに大きく虹がかかっているのが見えた。不思議な感触。川の水量や濁り具合なども考えると、上流では一雨あったのかもしれない。
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by macchi73 | 2017-05-09 21:20 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 05月 05日
ウスイロチャタテの仲間
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庭の何箇所かで葉の裏にいるのを見かけた小さな虫。体長1mmちょっと。

普段なら絶対に気にもとめない、というか正直私の目ではよく見えない。が、今回はちょうど他の虫を探してマクロ撮影のカメラを持っていたので、なんとなく写真をとってみた。

あとで拡大してみると、非常に小さいのに、ちゃんとオーソドックスな虫っぽい姿をしているのが何となく面白い。
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ウスイロチャタテの仲間の餌はカビ(さすが小さいヤツ!)。
「むしナビ」情報によれば、図鑑にはほとんど載っておらず、載っていたとしても和名がない種が多いということだ。ゴミみたいに小さいからな。

それでも気をつけてみれば、なにか寄り添って仲良さ気な夫婦らしきペアも見られた。

人間からは見えないような小さい世界でもそれなりに出会いや生が起こっていると思うと可笑しくなる。それってどこまで小さいスケールまで通用するルールなんだろう。逆に、ウスイロチャタテたちからしたら、人間の世界とか、大きすぎて目に入らないのかもしれないと想像。見えてる景色は全然違うだろうな。
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by macchi73 | 2017-05-05 00:48 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2017年 05月 04日
セアカクロキノコバエ(背赤黒茸蠅)
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メダカ鉢の上にかかったバラの枝に、アブラムシがたくさん付いている。
そう言えば、ブログのコメント欄でアブラムシはメダカの餌になるって教えてもらったな……。落ちていた小枝でアブラムシを水面に撫で落としてみる。

そうして鉢の隣にしゃがみ込んで、メダカが上がってくるのを待っていたところ、睡蓮の葉陰に鮮やかな黄色が見えた。小枝で引っ張り上げてみたら、黄色と赤と黒のカラフルな羽虫だった。前に庭で大発生したメスアカケバエに似てる。

これはキノコバエの仲間で背赤黒茸蠅という虫のようだ。メスアカケバエと同じく、カラフルなのはメスだけで、オスの腹部は黒一色らしい。幼虫が、枯草の堆積に生える茸の菌糸を食べるからキノコバエ。

このところ、2mmくらいの極小の虫ばかり観察していたので妙に巨大に見えて迫力を感じたが、体調は1cmちょっと。まあそれでもハエの仲間としては割と長身。
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by macchi73 | 2017-05-04 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2017年 05月 01日
バラの葉っぱの食べ方いろいろ(シロズヒメヨコバイ、ハモグリバエ、クシヒゲハバチ)
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庭で虫たちを放し飼いしてあげてるので、薔薇の葉っぱがボロボロだ。可愛い食いしん坊たちだなあ!(←嘘、負け惜しみ)

そんな虫たちの食事の様子を観察していたら、虫によって葉っぱの食べ方も違えば食害跡の出方も違うことが分かった。これまでどれもゴッチャになっていたところがあるので、ちょっとメモ。


シロズヒメヨコバイ: 白頭姫横這

シロズヒメヨコバイは、成虫も幼虫も、葉っぱの裏側にとまってチマチマと移動しながら口吻を葉の組織に突き刺し、チュウチュウ吸っているっぽい。葉の表から見ると、汁を吸った跡が非常に細かい点状にプツプツと並んで絣模様みたいになっている(小さい歯型、じゃないんだろうけど)。
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食害跡のある葉っぱを裏返すと、幼虫と成虫が一緒に群れでいることが多いようだ。
成虫でも体長3mm程度と、とても小さくて目立たない虫だけど、間近で注目してみたらかなり綺麗な虫だと知った。白地に黒斑のある透明感のあるボディが美しい。
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ちなみにどうでも良いことだが、白頭大横這(シロズオオヨコバイ)というヨコバイもいるけど、お互いは全然似てないのであった。


ハモグリバエ: 葉潜蠅

ハモグリバエは、葉っぱの中の組織を袋状に食べながら進むので、食害跡は白っぽい模様が描かれたようになる。幼虫の通ったトンネルの中には黒い糞が点々と残っていて、トンネルの最先端には幼虫がいる。
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ハエの子なので、容姿はウジムシっぽい。ただし葉っぱを食べてるせいかな、色はとても綺麗な透明感のある黄色だった。


クシヒゲハバチ: 櫛髭葉蜂

クシヒゲハバチは、葉の裏側から柔らかくて美味しそうな部分だけをムシャムシャ食べていた。葉の表面や葉脈などの硬そうな部分は食べないので、表から見ると白く透けた穴があいているように見える。
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クシヒゲハバチは、成虫もたくさん葉っぱの上をウロウロしていた。
しかし何故か葉っぱの上をうろついているのは全部メスばかりで、名前の由来となっている櫛状の触覚を持つオスは見られなかった。ちなみにオスは触覚がボサついているだけで、あとはメスとそっくりな姿らしい。
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なにをそんなにウロウロしてるんだろう?としばらく見ていたら、薔薇の茎に産卵を始めた。お尻の先を茎に刺して産卵し、また数歩すすんで産卵し……という感じで、点々と茎に卵を産みつけていく。

その動作や雰囲気は、チュウレンジバチにそっくりだ。ま、チュウレンジバチは体が黄色いからすぐ見分けがつくけど、体が黒っぽいという黒いルリチュウレンジなんかだと見間違えちゃうかもしれない。ただし、チュウレンジバチは触覚が三節しかなくて先端の一節だけが長いので、触覚に注目すれば見分けはつくか。
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ちょっと不思議に思ったのは、茎の傷跡からして、もうこの場所って他の蜂(チュウレンジバチ?)が産卵済の場所っぽいんだけど、それは気にしないのかな?

葉っぱの食べ方は、クシヒゲハバチの幼虫は中心部から表面を齧り、チュウレンジバチの幼虫は葉の縁から残さず食べていく感じだから、卵の孵化でも何か競合しない仕組みがあったりするのかな(無さそうだけど……)。ここの茎は覚えておいたので、たまに様子を見てみようと思う。
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by macchi73 | 2017-05-01 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(5)
2017年 04月 29日
シリアゲアリと、モミジニタイケアブラムシ(尻上蟻と、紅葉二態毛油虫)
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朝、リビングの床にごろんと芋虫みたいに転がっていた。仕事行きたくねー。
そしたら足元から「学校行きたくなーい」と声が聞こえて、見たら娘も転がっていた。

なんとなくため息をついて、そのまま棒のように転がり続けていたら、「でも庭が綺麗だね」と娘が言う。転がっているので、頭上にリビングの掃き出し窓があり、緑色の光が差し込んでいる。黙っていたら、娘がまた、特にお日様に透ける緑って綺麗で好きだなー、ともう一度つぶやく。

それで、アオーン!と狼の遠吠えの真似をしたら、クロックロックロックロッ!と蛙の声で応える娘。幼稚園の頃から続く暗号の一つだ。ふふ。

日に透ける緑を見に、庭のモミジの樹の下に立つ。
そして異変に気付いた。カエデの上、生きたアブラムシが壊滅状態だ。
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たまーに葉の裏に一匹二匹ぽつりぽつりと褐色のアブラムシがいるが、それ以外は白金色に光るまんまるのマミーばかりが死屍累々と……。どうやらこのモミジ界隈では、アブラムシより寄生蜂であるアブラバチの方が優勢のようだ。


緑のアブラムシとはだいぶ見た目が違うこのアブラムシは、モミジニタイケアブラムシっていう奴だと思う。翅のあるのと無いのがいて、翅のある方はコバエみたいな雰囲気だ。モミジの上で見られる二つの形態を持つアブラムシだから、紅葉二態毛油虫ということらしい。
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ちなみに、二つの形態というのは翅の有無ではない(それなら他のアブラムシもみんな二態ってことになるし)。

ニタイケアブラムシは、夏には越夏型という平べったい形の幼虫で夏眠状態になり、また秋から活動を始めるらしい。暑いのが苦手なのか?と思ったが、まだ展開しきっていない葉の上で生まれると通常の姿になり、展開しきった葉だと越夏型になるという記事があったので、葉の成分で形態の変化が起こされているのかもしれない。

そしたらもうそろそろ、越夏型の幼虫も見られるのかな?

気になって開いたモミジの葉の上をしばらく探してみたが、見つけられず。そろそろ出勤なので時間切れか。

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カエデの樹上では、アブラムシは(マミー以外)あまり見かけなかったが、小さな蟻がせわしなく行き交っているのを沢山見かけた。大きさは2mmくらいかな。かなり小さい。これまで庭で見てきた蟻たちとはちょっと見た目が違う。

ツヤツヤした尖ったハート型のお尻が目立つので、シリアゲアリではないかと疑う。でも、つついてみたが全然お尻を上げなかったから違うかもしれない。

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それで気になったのは、餌のようなものを運んでいる個体が多いんだけど……運んでいるそれ、ニタイケアブラムシのマミーを解体したものじゃないか?

アリってアブラムシを保護するもんだと思ってたんだけど、マミーになってしまったアブラムシはバラして食料にするんだろうか。中のアブラバチの幼虫を殺すことで、アブラムシ保護になるっていう意図もあるのかな?
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もしこれがシリアゲアリだとすると、蝶の幼虫やツノゼミとも共生してたりするみたいなんだよな。とても巣を探したく思ったけど、出勤時間ももうすっかり過ぎてるので(いつの間に!)、それはまた今度とした。

その身の上で色々楽しいものたちを養っていそうなモミジの木を振り返りつつ、後ろ髪引かれる思いで出勤。

小枝の上では、今まさに孵化したところっぽいテントウムシの幼虫たちも見かけた。
ただでさえ寄生蜂にやられて続々とマミー化されているアブラムシたち、大食漢のテントウムシたちまでやってきて、これから受難が続きそう。
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よーし、この連休はモミジの上を探検だあ!とワクワクしながら仕事をざくざく片付けてたら、緊急ヘルプ!と別部署の同僚が飛び込んできて、週末が吹っ飛ぶ。

あれ、でももうこれ締切だよね、ダメじゃない?と指摘したら、ううん、これは提出先がヨーロッパだから大丈夫なの、あと一日あるの!と言う姿に、不屈の紳士フォッグ卿を見る。おお。ジュール・ヴェルヌ、大好きさ。お伴するさ。

という訳で、今年のゴールデンウィークは、しょっぱなから、なにか世界一周的な。


小さい頃、一番最初に読んだ時は、日付変更線ってのがよく分からなくて、なにそれ、この地上でそんなタイムマシンみたいなことが!?と、ぼんやりした不思議な気持ちが残ったのだった。

その後少ししてから読み返して、「なるほど!」と、やっと納得。

でも、よくわかってなかった時でさえも、とても楽しく読んだ記憶あり。章タイトル面白すぎ。フォッグ卿格好良すぎ。冒険感満々すぎ。

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by macchi73 | 2017-04-29 22:00 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)