オーストラリアの蟻・3(マナコオオアリ、アシナガミツアリ、他)
2017年 08月 10日
正直、アリって地味な見た目だと同定の仕方がよくわからなかったので、以下、テキサスの生物学社Alex Wild氏の写真サイト(http://www.alexanderwild.com/)を元に、「多分これだろ」と思ったものだけメモ。ミツツボ蟻の、膨らんだ姿を見てこなかったのが悔やまれる!!
(1) マナコオオアリ: Opisthopsis
多勢の黒っぽい蟻が行き交っている枝に、一匹だけ黄色くて目玉の大きいアリが混じっていた。
Alex Wild氏のサイトによれば、独特の大きな目を持つインドオーストラリアのヤマアリ亜科の蟻で、熱狂的な動きのために一般に「ストロボ・アリ」と呼ばれているとのこと。
顔が特徴的なので、たぶん黄色いアリの方はそれで間違いないと思うんだけど、牧場主の黒っぽいアリの方は何てアリかな。ちょっとわからず。
(2) アシナガミツアリ: Leptomyrmex
ケアンズの西方をドライブ中、バリーン湖の巨大松の上で見つけたアリ。まるで蜘蛛みたいな変な姿にびっくりしたんだけど、動くスピードが速くて、良い写真を撮り損ねた。
ちなみに、このアリだけじゃなく、松の巨大さにもびっくりした。松がこんなに巨大になるなんて、熱帯って怖い。
大きくて脚のひょろ長いアリで、その見た目と動きから蜘蛛蟻(スパイダーアント)と呼ばれたりするらしい。分布はオーストラリア東部、ニューギニア、ニューカレドニアに限られるようだ。このアリの巣には、不毛の時期を乗り切る為、膨らませた腹部に蜜をためて保存することに特化したアリがぶら下がっているとある。
あっ、それって、変わった姿で有名なミツツボアリ(蜜壺蟻)のことじゃないか!?
蜜で丸々膨らんで、アボリジニが甘いオヤツとして食べちゃったりする蟻だ。うわー、知ってた、この蟻、知ってた!!あーあ、追っかけて巣を見れば良かった。残念だ!すごい残念!!
……蜜壺役をしている蟻のユニーク姿が見たかっただけで、別に食べたかったからという訳ではない。念のため。(とか言っても、グリーン・アントも聖堂シロアリも食べちゃった後だと、家族からは疑惑の眼差し)
(3) その他: 同定できなかったもの
道端のオケラの死骸に集っていたアリ。日本にも普通にいそう。
ジャングルで、カイガラムシを舐めてたアリ。これも日本にもいそうなオーソドックスな見た目。
ジャングルで、樹の上を忙しそうに行ったり来たりしていた蟻。うちの庭にもいそうな懐かしい見た目。
宿付近の農場の土を掘っていたアリたち。
これは見た目にちょっと特徴があるので調べられるかなとも思ったけど、写真の写りが悪いこともあって、よくわからなかった。
macchiさん、あれ食ってこれ食って、ミツツボアリだけ見るだけなわけないっしょw絶対食べる方に1万円!
アリって全体的に酸っぱいと聞きますが、レモンティーがわりってすごい。
シロアリってアリじゃなくゴキブリの仲間なのでしょう?だからタンパク源になるのか。
私、口に入れられないだろうな。尊敬〜。
今回の旅行は、色んな虫など見たものの、カメラは小さいものしか持っていかなかったので、そんなに良い写真は残せなかったのが悔やまれます。
一眼、持っていくのは重くて大変かなとためらっちゃいますが、持っていかないと、それはそれで「あればよかったなー」と思いますね。
アリの話、面白いです。
私も子どもの頃、映画館に行ったら「新巨大生物の島」というSFホラーが同時上映されて、巨大アリが出てきました。多少、トラウマです。
テレビを共同利用していた話は、上の世代からは聞くことがありますが、実体験は無いな……。
映画は同時上映式で2本で1500円くらいだった気がしますが、それも今の子たちには信じられないのかもですね。
africajさん、
シロアリ、ゴキブリの仲間というのはよく言われますね。
食べる時も、チラッと思いましたよ……。
でもafricajさんは引くのではなく、尊敬してくれるのですね。はは。安堵。
はい。ミツツボアリ、もし本当に出会ってしまったら、たぶん1万円お支払いすることになるでしょう。