2017年 05月 18日
ナカムラオニグモ(中村鬼蜘蛛)
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川辺の草に繭みたいな網を張っている蜘蛛を発見。網越しだとよく見えないが、多分ナカムラオニグモじゃないかと思う。

ナカムラオニグモは北方系の蜘蛛としてよく知られていて、だいたい千葉市〜下関市を結ぶラインの北側にしか生息していない。この「ナカムラオニグモが生息している限界領域」を示す線を「ナカムラオニグモ線」と呼ぶ。このように生物種の分布域を区切る線を分布境界線と言い、様々な種について存在が確認されているようだ。

有名なものだと、ブラキストン線とか。
これは本州と北海道の間の津軽海峡を境目とする動物の分布境界線で、多くの鳥類や哺乳類の生息地の北限かつ南限だったりして、その線を境に生息する生物の顔ぶれがガラッと変わってしまうようだ。
  • ヒグマ→ツキノワグマ
  • キタキツネ→ホンドキツネ、などなど
確かに北海道の寒さってロシア寄りの凍った寒さに近くて、東北地方の湿った寒さとは違うような気もする。極寒仕様の生物でないと、生きられないというか。
本州上に引かれた分布境界線では、ハマユウの分布北限である「ハマオモト線」が有名らしい。

こちらもやはり、ハマユウだけではなく多くの生物の分布境界線と一致する。実は「ナカムラオニグモ線」もハマオモト線とほぼ一致するようだ。

「ハマオモト線」(≒ナカムラオニグモ線)は、気候的には年平均気温が15℃のラインにほぼ一致するというから、それ以北は熱帯系の生物は棲み難く、それより南は北方系の生物には棲み難いラインとなっているのだろう。自身の耐寒・耐暑性の問題もあるだろうし、あとは、食べ物としている植物の分布にも引っぱられるだろうしな。

分布境界線は、このように
  • 生理的なもの(それ以上は寒すぎて生きられない, etc.)
  • 地理的なもの(海で隔離されていて渡れない, etc.)
  • 生態系によるもの(餌がいない、競合生物がいて棲みつけない, etc.)
など、いくつかの原因があるようだ。

関係ないかもしれないが、私も新宿以西だとマイフィールド感があり、新宿~銀座あたりだと仕事気分、それより東だとアウェー感がすごい……。多分、その辺りのラインで、棲息してるものの顔ぶれも変わっている気がする(←単に個人的なイメージ)。
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by macchi73 | 2017-05-18 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
Commented by コーイチ at 2017-05-19 23:57 x
こんばんは~
僕は葛飾の生まれなので、
飯田橋ー西日暮里ー神田ラインより北東がマイフィールド、
新宿までがお仕事ライン。
新宿以西はアウェー感、バシバシです。
都内で乗ってて一番嫌いな電車の区間が中央線の新宿-国分寺位までかな。
棲息しているものの顔ぶれも明らかに違いますよ。多分、民族的に別です。
足立の友人も同意見でした。なんか、我々には落ち着かないんですよね。
何でしょうか、あの居心地の悪い違和感は?
足立区とか台東区とかホッとします。
それでは、
Commented by africaj at 2017-05-20 15:34
私、macchiラインと完全重なりますわw
江戸っ子生息地帯に敬意を表しつつ荒川、江戸川完全アウェー。
多摩川沿いなら、行ったことない町でもマイフィールド気分。
Commented by macchi at 2017-05-21 12:00 x
はは。やっぱり東の人は逆に感じるんだ。
西と東の出身が結婚して、「落ち着かない」という理由で西と東を何回か移動して、最終的に奥さんが覇権を握って落ち着いたなという知り合いもいたなー。

私はコーイチさんが一番嫌いな新宿-国分寺位が一番落ち着くんで、嫌いなのってどういうとこなのか興味あります。
私は東はほとんど知らず、たまに仕事でお台場・有明あたりしか行く機会がないので、すごい偏ったイメージなんだろうと思いますが、東って無機質で不思議な感じだなーってよく思います。高層マンションとか見えるのに、生活に必要なものがどこにあるか見えなくて、なんかSFっぽい風景というか。

都心は、やはり仕事イベント多いし、みんなのTOKYO、首都っぽいですよね。外国行っても、大雑把なとこ、首都はまあ似てるなって思ったり。グローバル化によるフラット化なんでしょうか。緑もお店も通りも大きくて綺麗に整備されてて便利で楽しいですけどね。

東で感じるアウェー感はすごいけど、一方で、行くと同じ東京内でも小さい旅っぽく感じたりするのは楽しいので、アウェー感、ずっとあって欲しい。お店もチェーンとかグループ店で均一化されないで特色残していてほしいなー。


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