薔薇ジュースの作り方ポイント(閲覧注意、かも)
2017年 05月 17日
久々に早めに職場を出たら、空の西側半分が鮮やかなバラ色だった。光も濃いピンク色で、通りの家や人々の表面も、ローズピンクの光を反射している。ちょっと不思議な物凄いような光だ。子どもと一緒に屋根に登って見物しようと思って、すっ飛ばして帰る。
帰路を急ぐ間にもどんどんピンク色は西の隅に追いやられ、東の藍色の方が優勢に……。
玄関に飛び込むなり、空すごいよ!見てごらん!と子どもを呼び、それから急いでへっぴり腰で屋根によじ上る(危ない)。それで、屋根の上でぐんぐんと西に追いやられて縮んでいくピンク色の光を見た。「すごいスピード」と娘。高架の上、窓を黄色く光らせながら通り過ぎる電車に手を振ってみる。
しばらくしたら、「あ、やばい!」と娘。見たら、眼下に見える通りを夫が通るところだった。こっちに気づいて、心なしか叱責するような雰囲気で睨んでいる。「うわ」と慌てて、でも慎重に、瓦や壁を伝って戻った。
屋根を下りたら光はすっかり藍色で、太陽が沈むスピードの速さを実感する。「つまりこの体感速度が、地球の自転ってことだね」−−その通り。
藍色の空気の中、点々と光っているバラがさっきの夕焼けの名残みたいだ。「バラジュース、友達も美味しいって。また飲みたい」というので、ボウルに摘んで、1.5Lのボトルいっぱいの今年何度目かのバラジュースを作る。
ま、漬け終わって花びらを取り除いた後、更に仕上げとしてコーヒーフィルターで漉せば、多少の虫が入ってても問題ないかな?と私なんかは思うが。
ただし、日々花を食用に収穫することには、思わぬメリットもあることを発見。当然といえば当然だが、花殻摘みを小まめにしてるのと同じ効果があるようで、花がシーズン中次々どんどん咲き続けるという副次的効果があるのは嬉しいことだ。