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2017年 01月 29日
ウスバフユシャク交尾(薄羽冬尺)
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仕事関係で出かけた先が玉川上水の近くだったので、考え事ついでに上水沿いに15kmほど歩いて帰宅してみようと思い立つ。冬の夜に見られるというフユシャクが見られるんではないかとの期待もあってのウォーキング。

しかし歩いてみたら思っていた以上に辺りは暗く、もしフユシャクがいたとしても見つけるのは至難の技っぽい。で、フユシャクのことは早々に諦め、イヤホンを装着して考え事に没頭して歩いていたら、点在する街灯の光の中を、白っぽく反射しながら羽ばたいて横切って行く小さな蛾が見えて、我に返って慌てて追いかけた。光の照らす範囲では白く光って姿が見えやすいが、そこから外れて暗い薮に入られてしまうともうどこに行ったのかわからない。

そんな感じで2匹ほど見失って、3匹目。運良く街灯が届く範囲で柵にとまっているオスを見つけた。それで近くでよくみたら、自らの翅の下にメスを隠している!
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私の小指と並べて、サイズはこれくらい。メスの体長が7-8mmかな。
年末に見かけたチャバネフユシャクに比べて、だいぶ小柄な冬尺だ。
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メスには翅が無く、腹部の先端には毛束が生えているのが見える。
産卵時にこの毛で卵を覆うようにするらしい。毛で覆う理由は、卵を隠すため・防寒・乾燥防止のため等、諸説あるようだ。
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その後も点々と、メスを探し回っているオスを見かけた。たぶん、全部ウスバフユシャク(薄羽冬尺)だと思う。

どれも図鑑に載っているウスバフユシャクよりは白っぽくて黒点の位置や大きさも違うような気がするけど、ウスバフユシャクの色柄にはけっこう変異があるようだから、そのせいかな。
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散歩のお供は、Pixiesの新アルバム "Head Carrier"
ブラック・フランシスの歌声、なんか投げやりで、まあダメなもんはダメなんだから仕方ないなとちょっとヤケクソの気分になるから好きだ。10年以上前の再結成ライブで見たっきりだが、今度また来日するようだから楽しみ。


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by macchi73 | 2017-01-29 23:00 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)
Commented by africaj at 2017-01-30 22:55
久しぶりですー!長く更新がなかったから、薄っぺらくなったから病弱になってしまったかと心配してましたw
寒い中フユシャク追っかけられるくらい元気そうでなによりです(笑)
しかし、よく見つけましたね。
運も良い~。
こんな小さなメスも見られて。
私、山歩きしながらmacchiさんを思い出して、虫を探してみるのに全然見つけられないですもん。昼間なのにー。
Commented by macchi at 2017-01-31 23:20 x
africajさん、
あはは。冬尺、夜行性ですからねー。夜の散歩をお勧めします。

そして残念ながら、薄さは長くは続きませんでした……。
元気になればご馳走の誘惑。やっぱり食べずにスリムってのは難しい。運動してシェイプアップじゃないとダメだなあと。

この時期って遊びと仕事はバタバタしてんですが、庭仕事と自然からは遠ざかってんので、このブログの分野的に書くことがないんですよねー。
結構例年、明けましての後は2、3か月くらい開いてる気が……そして警告付きの広告がトップに表示されるという。
花の咲く頃にはきっとまた!
Commented by 薪の炎 at 2017-02-03 13:30 x
久々の更新ですね。macchiさんブログのテーマとしては分野的に冬はどうしてもネタが少なくなってしまうことは確かに理解できます。体調不良ではないということでなによりです。さて生き物の交尾行動は小さな虫でさえちょっと神聖に感じますよね。私も庭でいくつかの交尾場面に遭遇したことがあり、何枚か写真に収めています。ハエ、ガ、テントウムシ、カナヘビ、メダカ、アメリカザリガニ等です(トンボはありふれていてあまり心が動かない)。それはそうと、真冬の寒空の下、しかも夜の闇の中で小さな命に心を止めるmacchiさんってとても感心しますし、もっと言えばすばらしいです。ところで冬は庭いじりはしないし、観察もあまりしない傾向があります。でもボケやウメのつぼみは12月頃に比べずいぶん大きくなっていますし、鉢植えの紅梅の花は満開は過ぎ、一部の花びらは散り始めています。季節はゆっくりとながら確実に進んでいるんですよね。薪ストーブの世話になるのもあと一か月少々かな。それと前回記事の滝の写真、栃木県在住らしい読者さんが特定されていましたが、かなり昔に私も訪れたことがあります。記憶が薄くなってしまいましたが確かJR烏山線の終点烏山の一つ手前の名前もそのものずばりの滝駅のすぐそばではなかったでしょうか。昔のアルバム開いてみたら77年4月3日付の写真がありました。とにかく若いころから旅はとても好きで一人でよくあちこちに出かけたものです。それではまた。
Commented by macchi73 at 2017-02-06 00:40
薪の炎さん>
77年!私はまだ3,4才の時ですねー。
その頃も同じような景色だったのかなとか、小さい夫がもしかしたら観光に行ってたかもなとか、想像してしまいました……。

梅の花、咲いてるところはもうだいぶ咲いて、いい匂いさせてますね。近所はなぜかみんな白梅なのですが、青空に白梅ってすごく綺麗です。
記事に書くようなことは何もない冬場ですが、冬に小さくぽつぽつ見える自然の息吹みたいなのも、清々しくって良いものですよね。冬の景色って綺麗だなーと毎日思ってます。


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