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2016年 12月 15日
冬の公園散歩
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平日休みをとって、冬の公園散歩。
今年は久々に仕事を綺麗に片付けて、気がかりなく冬休みに入れそう。嬉しい。

森の中に時々ある食堂で、ホットワイン飲んだりして温まりながらぶらぶらする。
なんか昼間の屋外って良いよなあ……。毎日お昼に自由に歩き回れるだけで、人間の幸福度って飛躍的に上がるんではないか?とか思ってしまう。

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サクサク落葉を踏みながら歩き回ったら、色んな鳥や虫が、色んな場所に潜んでいた。
キジバトが半分落葉に埋まるようにして座りこんでいることが多く(布団みたいで暖かいのかな?)、気づかず歩いていると足元から慌てて移動するのが可笑しくって、ちょっと申し訳ない感じ。

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ウラギンシジミの越冬が見られないかなーと思って、大きな椿の茂みの中を探して歩いたけど見つからず。
なんか首がチクチクするなと思ったら、頭上には毛虫の抜け殻がいっぱいだった。あらま。チャドクガか。

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それから読みたかった本を探したりして、家に帰る。
ぼちぼちとカードやプレゼントが届きだし、家の中にクリスマスの浮き足立った雰囲気が漂ってきたのを感じる。
これから楽しい時期がやってくる。

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フユシャクについて調べていた時に読んだ記事に何かフックがあったので、一冊読んでみた。面白い!

『裏山の奇人:野にたゆたう博物学』(小松貴)

著者が多少暑苦しい感はあるが(奇人だから?)、一人の生物好きの子供がそのまま好きでかつ得意な道に進んで大人になって、なんて幸せな話だろうと思った。わくわくする観察エピソードがいっぱい。社会的、職業的には大変そうな話もあったけど、自由な仕事をするなら、まあ若い時ってそうかもなって思ったり。

好蟻性の生物の研究が専門のようで、それらの記述も面白く、ウェルベルの『蟻』の世界を思い出しちゃった。蟻に関する図鑑や本も共著で色々出してるようなので、そっちも読んでみようっと。

それと、著者に倣って、この冬休みは私も庭のヒミズとネズミをじっくり待ち伏せ観察してみよう!と決心。

虫だけでなく、色んな動物を見るのも好きな著者が、テンに出会って最初は楽しく見てたのに、途中でふとビビりが入るところとか、すごく想像できて笑った。一人で何かしてる時って、そういうことままあるかも。でも一人じゃないと経験したり感じられないことって多いから、一人って怖くて楽しい。
目の前で普通に振る舞うテンを見るうち、私はだんだん恐ろしさを覚えはじめた。もともと、テンは古くから毛皮をとる目的で人間に撃ち殺されてきた動物である。そのため、野生のテンなら、普通人間を避けて行動するはずだ。なのに、この個体は私を見てもまったく恐る様子がなく、すぐ吐息がかかりそうな距離で当然のように振る舞っている。もしかしたら、こいつは私に襲いかかる用意があるのではないかと思えてきた。
...(中略)...
この一件で、私は餌など使わなくても、動かないことと音を出さないことを徹底すれば、まったく人慣れしないてい野生生物さえ至近で観察できるというのを学んだのだった。
あと、著者がスズメバチを手懐ける方法を読んで、前にシダクロスズメにソーセージをあげた時のことを思い出した。鷹匠ならぬ蜂匠、いかす!

昆虫絡みのエピソードではないが、著者とカラスの群れとのエピソードも笑った。
そういえば私が子どもの頃に仔ガラスを拾って庭隅で育ててた時、ピョコピョコ跳ねる仔ガラスをひざに乗せて餌を与えていると、大人のカラスが近くの木にたくさん集まってきてコッチを見てて面白かったんだよなー。あれ、仔ガラスがぐったりしてたら、敵と見なされて攻撃されたりもしたのかな。

ちなみに、その仔ガラスはとても懐き、私の肩にガッシリ爪をたてて留まるようになって(痛い)、鷹匠ならぬ蜂匠ならぬ烏匠の気分を味わわせてくれた。そして無事に飛べるようになって林に帰って行ったが、その後もかなりの間、呼べば応えてくれたものだった。だから今でも私はカラスは特別に好きだ。餌を見せればカア!と口をあけて赤いV字型の舌を丸見えにさせてたこと、嘴の側面についてた斜めの傷を撫でたときの手触り、ピョンピョンと庭の柿の木で飛行訓練してた姿、そんなことも思い出してみたりして。

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by macchi73 | 2016-12-15 21:00 | 書籍・CD | Comments(4)
Commented by 薪の炎 at 2016-12-17 02:37 x
冬の公園の散策ですか。ほとんどしていませんね。今回の記事を見て突然思いついたように私も車で10分ほどのところにある公園に出かけてみました。工業団地の中の、遊具もほとんどないほぼ樹木だけの小さな公園です。ここ数年銀杏拾いをした場所でもあります(誰も拾わないようでほぼ毎年拾える)。平日の昼間、人っ子一人いない公園は寒風に常緑樹の葉擦れの音だけがひびいていました。この公園、別名結婚の森と呼ばれ、結婚カップルが記念植樹をする公園で昭和61年から平成2年まで百数十組のカップルが植樹をしたようです(現存樹木とカップル数が違いすぎる気もするのですが)。ただ植樹時、自分たちの樹を後々特定するために針金を輪にして樹脂製のNoプレートを枝や幹に首輪のようにはめ込んだようです。でも今では針金が食い込んで、それに伴いプレートも外れてしまいなくなっているものも目立ちました。また植樹した樹木のそばには大きく結婚の森と書かれた看板があり、裏側には各年毎にカップルの氏名が記されています。でも看板を支える二本の丸太のうちの一本は朽ちてしまっていて看板部が脱落しかかり傾いていました。幹が針金を飲み込んでいる様子と、傾いた看板、最後の植樹からすでに26年が経過し、時の流れをしみじみ感じる光景でした。ちなみに樹種はカエデ、ツバキ、キンモクセイ、トチノキ、モチノキ、カシ等、たまたまなのか常緑樹が多いような気がします。ところで私の観察眼が鈍いんだと思いますがこの公園では生き物の気配は感じられませんでした。それより今回の紅葉落ち葉の写真は見事だと思いました。それではまた。 
Commented by macchi73 at 2016-12-17 09:50
結婚の森って、ところどころにあるみたいですね。なんかすごく昭和っぽい。
植樹して何十年、放置されたプレートの様子とか想像できます。寂しいけれどしみじみしますね……。

虫は、私も探しにかかると意外と見つけられません。
思わぬ時に、アレッ、これなんだ!?とか、あっ、図鑑で知ってるヤツだ!ってことの方が多いです。

公園は落葉がフカフカで、散歩、楽しい季節ですよね(と、春夏秋冬いつも言ってる気がするけど)。
Commented at 2016-12-21 11:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by macchi73 at 2016-12-22 22:08
ご連絡ありがとうございます。
はい、使っていただいて全然構いませんよ。


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