チョウトンボ(蝶蜻蛉)
2016年 07月 26日
チョウトンボを見に、水場のある公園までサイクリングに出かけた。
チョウトンボは、チョウのような色のついた幅広の翅を持つトンボ。
光の当たり方によって黒〜青〜虹色に見える翅の色は、色素ではなく、輝く昆虫によくある構造色だ。
遠目で見ても黒かったり青かったりで面白いので、キャッチ&リリースして、いろんな角度から観察してみた。
構造色にも、薄膜干渉やら多層膜干渉やら回折格子型やら色々あるようだけど、チョウトンボの色はどんな仕組みによるんだろう?翅の場所によって左右対称に色味が違うところを見ると、基本は多層膜による構造色で、それに加えて、入り組んだ翅脈の凹凸による光の干渉で、更に場所ごとの色を生み出してるって感じっぽいかな?
水生植物の多い広い溜池のような場所に生息し、姿が見られるのは6-9月。
特に珍しい種でもないようだが、他のトンボとはちょっと違った見た目でゴージャスな雰囲気なので、夏休みの小学生なんかは見つけたら喜ぶと思う。
私が子どものころ、栃木県では、なかなか出会えない憧れのトンボでした。最近増えているようで、あちこちの調整池などで見られるようになってきました。
この間は、川沿いを散歩してたら、ハグロトンボばかりいっぱいいる一帯を見つけました。
あんなにいっぱいいるということは、たぶん全然珍しくはないんでしょうが、でもやっぱり黒い羽のトンボがいっぱいヒラヒラ飛んでいる景色は、自分的には珍しく幻想的な感じがして、しばらく見とれてしまいました。