2016年 06月 26日
屋根の上で音楽
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食材を買いに出かけようとしていたら、公園帰りの娘と出くわした。
買い物付き合ってくれる?と誘ったら、オッケー!と言う。手をつないで、お昼の出来事を話しながら歩く。

今日は同学年の子たちで公園に行ったら幼稚園や低学年の子たちも集まって来て、ずっと水鉄砲して遊んでたんだという。いやあ、だんだん全員うまくなって、なかなかの戦いだったよー、でも小さい子には本気だせないけどねー、なんて歯切れ良く話しているのを聞くと、随分お姉さんっぽいじゃんと感じる。家の外では末っ子の顔じゃないんだろうな。

それで買い物を手伝ってもらって(大助かり!)帰宅したら、あ、ピノはこれから屋根で音楽聴くけど、お母さんも一緒に来ない?と、今度は私が誘われた。面白そうなので、ついて行ってみる。
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窓からちょろっと屋根に出るだけかと思ったのに、「ううん、ホントのてっぺんまで行くんだよ」と、空中の細道あり、段差ジャンプあり、よじのぼりありの道中で、けっこうスリリング。屁っぴり腰でついて行く。壁から直接登るルートもあるんだけど、それだとお母さんは無理そうだからねー、ふふふ、と笑われて、ちょっと屈辱だ。
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それで頂を極めて、「どう、この風景?」と、やたら得意そうな娘。

「この高さだと蚊もいないんだよ」なんて言うのには、えーホントか!?いっても10m未満だろ?と眉唾モノの感じもしたが、でもとりあえず今日の様子ではホントに蚊もいなくて、向こうに見えるビル群までは視界を遮る建物もなく、気持ち良い風が吹いていた。これは素敵な場所だ!
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お互いにおすすめの音楽をYoutubeで見せ合いながら、屋根の上を満喫。

そうして暗くなって来た頃、私の携帯に「どこいるんだよう!」と夫から電話があって、家の中に戻る。それで、「みてみて、こんなとこに居た」と屋根からの写真を夫に見せたら、ダメだよ!!危ないでしょう!!と、きつく叱られた。

まあそれは確かにそうだ、と二人で謝って、「今後は(高い方の屋根には、お母さん抜きでは)登らない」と約束。ま、屋根の上で、もうそういう約束はしてたんだけどね。()部分はとりあえずサイレントで。

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娘のおすすめはアニメやボーカロイドのやたらテンポの速い曲が多かった。「お母さんたちがいつもかけてる曲も好きだけどね、友達とはこういうの聴く」と、また娘の外の顔を一つ知る。

屋根の上でダンサブルな曲は、娘が踊り出しそうでヒヤヒヤする。



お母さんは、こっちの方が好き!笑っちゃった。ひろし。

そして、「お小遣い3000円って、少ないの?」と、無邪気な目で訪ねてきた娘がおかしくて、さらに笑う。小学生には、三千円は大金か!?




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今日見た映画 "Mommy" は、画面のアスペクト比で遊んでたりして、ちょっと面白い感じの映画だった。 発達障害の息子が、カラフルに魅力的に表現されている。


発達障害児の親が自分の生活保障のために子の養育を放棄する権利を保障した法律が可決された、架空のカナダでの物語。

綺麗な映像で面白く観たが、テーマは実はピンと来ずにいる。

壊れないために自分の人生を選ぶ母親と、壊れても家族を捨てられない母親の間に通う友情の話かな?どちらの選択でも失われるものと得られるものがあり、自分で選ぶ痛みなら、どちらの選択もありだ、っていう……?まあそりゃそうだよな、って感じ。

子どもを騙して施設に入れるためのドライブ中に、母親の目の前に生き生きと広がった白昼夢ーー子どもが目指していた学校に入学し、すくすく育ち、夢を実現し、素敵なパートナーを得て、晴れの舞台で幸せそうにニッコリ微笑んでいるーーのところで母親が感じる痛みは、ちょっとわかる気がした。

「こうもあれたはず」っていうストーリーを愛着のある人の上に描いて、実際には起こってないことなのに、失われてしまったように感じることってあるのかもしれない。実際は起こってないし、多分起こらないし、失われたと感じられるのは、ただの可能性だけなんだけど。

最後、子どもは駆け出して、そっちはそっちで、母視点とは別の可能性があるかもしれないのは、良かった。母にも自分の人生があるし、子どもにもある。


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by macchi73 | 2016-06-26 23:55 | 【その他】日記 | Comments(6)
Commented by nor at 2016-06-27 09:55 x
 中学の頃、一人屋根に登って星を見ながらラジオを聞いていました。今はスマホなんですね。室内だと電波の入りが悪く屋根の上に登ると良く聞こえたのです。
 トランジスタラジオをイヤホンで聞いていたので結構電池の持ちは良かったのですが、一番安かったナショナルの赤マンガン電池を買ってました。それでも電池代がもったいないので途中で小さめのステレオラジカセ(すでに死語?)を買ってもらい延長コードで屋内から電源を引っ張ってました。
 屋根の上には蚊は確かにいなかったと思います。
Commented at 2016-06-27 10:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by LB15 at 2016-07-04 23:03 x
こんばんは。

屋根の上って高揚感ありますよね。
瓦の熱が妙に気持ち良くて。

ドランの映画は割と見てますが、画の割に内容がヘヴィで個人的には他人事で無いので困ります。
Commented by macchi73 at 2016-07-07 21:26
norさん>
ラジオ、ラジカセ、懐かしい。
ITガジェットを使いこなしている今の子たちを見ると、もっと野暮ったいのが青春だったはずなのに……って気がしますよねー。

あ、そうそう、屋根の上って、蚊、いないもんですね!
快適なもんだと知りました。

鍵コメントさん>
不在が続き、ブログ放置ですみません。後ほど!

LB15さん>
屋根の上、高揚感と開放感に満ち満ちていますねえ!
あれから顔を合わせれば、屋根登る?と、娘に誘われています(お母さんと一緒なら登って良いんでしょ?と)。魅惑の誘いです。

ドランの映画、若い知人に勧められて、私は初めて見ました。
私はヘヴィさよりオシャレさを感じてしまった……。有名な監督なのかな?なんとなく、内容の苦さも、若々しい感じがしました。
お母さんの苦しみをテーマに描いてるようで、多分、子どもの立場かな?と。
Commented at 2016-07-11 21:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by macchi73 at 2016-07-16 23:57
いえいえ、お申し出は大変嬉しく。こちらの都合ですみません!


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