春の庭のパレード
2016年 05月 06日
連休明けだし、仕事を少し早めに切り上げて帰った。
細かい雨がしとしと降ってるけど、まだほんのり明るくて、空気が薄青く染まって見える。
庭に入ると、鬱蒼とし始めた気配のある緑の中で、あちこちに色んな花の色がチラチラしていた。
なんか最近、楽しいお出かけばかりで庭の記録を全然書いてないが、4〜5月の花は溢れるように咲いて散っちゃうからな。去年の冬に増やした植物に関しては、栽培結果は記録しておきたいなあ。
そんな風に思いながら、あちこちの花を一つ一つ見て回りながら庭を巡回したら、頭の上の方から優しい甘い匂いがした。金木犀の大木を覆う羽衣ジャスミンの花の香りだ。咲いては散って、咲いては散って、もうだいぶ花の時期は終わりに近い気はするけど、それでもいまだ濃厚に甘く香る。
それから奥に進むと、納屋の前あたりでレモンの花が満開だった。
木が白っぽく見えるくらい沢山の花を咲かせて、辺り一帯を柑橘系の爽やかな香りで包んでいる。その隣に咲いているオレンジの大輪の薔薇はジャストジョーイ。こちらもフルーツ香と呼ばれる、柑橘類に似た強い香りを放っている。
夕方の庭を堪能して、家に入ろうとすると、今年は玄関を囲むようにゼフィリーヌ・ドルーアンが蔓をのばして沢山の花をつけている。いかにも薔薇っぽい少し青っぽいすっきりした香り。見た目も香りも透明感のある薔薇だ。
以上、本当はしばらく虫の記事が続くはずだったが、夕方の春雨に濡れた庭があんまり風情があったので、庭の記録とした。明日からは、虫情報だけでなく、ここ最近の庭の様子もアップしようっと。
春って、花も虫も次々どんどん発生しては消えていくから、全部覚えて記録しておきたくなる。
小さいものがみんなで一斉にブワーッと噴出する様子は、冬の間ずっと力を貯めて待ってたんだなあって感じで感動するけど、一方で、花も虫も、短いピークを迎えた後は散るばかりって予兆もありありと見えるから、なんだか複雑だ。樹木なんかは何年もかけてじわじわ育つから、若木の時期も大木の時期も悠々としていて安心感があるんだけどなあ。花と虫ってせわしない。小さいものはだいたいせわしない。
春の歌。死んでも死んでも生き返る命、そこいら中、いたるところに結ばれたリボン。
Apple Venus Vol.1 (XTC)
花の香も漂って来る様です。
うちの庭では、GW前半に娘と一緒に播いた種(秋に撒き忘れたジャーマンカモミール、サンチェ、茶豆と落花生)がポロポロと目を出し始めました。明日は昨年夏に購入した変化朝顔のたねと、いくつかの野菜種を播きたいと思ってます。モミジイチゴが食べごろなので忘れずに食べないと。うちの子たちはあまり興味がないみたいで庭でとれたものも一人で片づけています。モッタイナイですねぇ。
今の時期、本当に庭が良い香りで。
雑草がどんどん伸びて鬱蒼として来たのにはドキドキしつつ、庭に出るたび、藪の中で深呼吸してしまいます。
私は見る庭より、嗅ぐ庭の方が好きかもです。
norさん>
うん、春のピークって植物の移り変わり早いですよねえ……。ため息がでます。
写真だけ撮ってても、記事にしないうちに時期が過ぎちゃって、あーもう遅いよなーとアップできない写真の多いこと。
そうだ、春も種まき・苗植え時期ですもんね。ぼーっとしてるとタイミングを逃しそうだから、私も心しなくては!茶豆、いいですねえ。うちも豆植えたいんだよなー。
うちも、3人兄妹のうちで庭に興味あるのは末っ子だけですよ。子どもたちは興味のあることが外にいっぱいありますもんね。