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2016年 04月 10日
花筏(はないかだ)
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週末、夫と末っ子と一緒に自転車大会に参加した。
コース沿い、お堀の水面に散った桜の花びらが浮かんで層になって、ピンク色の濃淡で流水紋を描いている。こういうの、花筏って言うんだっけ。

……そういえば、うちの庭のオタマジャクシのプールにも小さな花の筏が浮かんでるなと思い出す。末っ子の自信作だ。でも、こういう筏のことは花筏って名前では呼ばないのな。(そもそも、名付けられるほど見かけないし)

毎日、春風や雨粒の作る波紋で勝手にくるくる回ったり水面を滑ったりしているのを、なんとなく眺めてから出勤してる。そして筏の下には、日に日に丸々してきたオタマジャクシたち。
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で、自転車大会が終わった後。
長女オススメの芝居を二人で一緒に見る約束をしていたので、劇場まで自転車を飛ばす。余裕で着くと思ってたのに、歩行者天国やらなにやらにぶち当たって、ギリギリの到着になってしまった。仕方ないので、着替えもせず、ヘルメットの癖がついた髪型といかにもレーサーな感じの服装のままおしゃれな劇場に入る。ううう。ちょっと恥ずかしいかも……。

そして観劇後は、これまた長女おすすめのお店で、美味しいご飯を食べて帰った(ヘルメット片手に、レーサーな装いで)。

娘は可愛い格好してるのに、一緒で恥ずかしくないのかな?とちょっと気になったが、ニコニコしてよく喋るのを聞いてたら、まあレーサーも結構オシャレと言えるのか!?という気分になってきた(嘘)。いつもよく喋る兄と妹に挟まれて一人だけ静かな娘なので、こういうのも珍しくて良い。二人で二駅、しゃべりながら歩いて帰った。私は自転車を引きながら。

そして帰宅後、やっぱり今日も深夜までPTAの作業。新学期って忙しい。
ただでさえ多くはない自由時間や休日がPTAで更に減ってちょっと残念な気もするが、学校で配るお便りには、我が子には通じるであろう符牒を入れて、暗闇でグフフと笑ったりする。秘密の公私混同。これくらいの楽しみなくっちゃ、やってらんないぜ。仕事自体が面白く思えないときは、イースター・エッグを仕込む。

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自転車大会の賞品でもらった本。短編集っぽい。

e0134713_03815.jpg『フランダースの声 現代ベルギーアンソロジー』

サイクリング後、さっそく末っ子が読んでいたら、一緒に出場していた中学生に、「ねえ、それどんな話?」と聞かれていた。

以下、娘たちの会話による要約。小学生の理解なので、本当にそんな話かどうかは、保証しない。
「えーとね、スキップをやめられない男がいてー。妻に呆れられてもやめられなくって」
−−ええっ、なにそれ。

「そしたらスキップ教室っていうのを見つけるの。それで、そこでスキップ好き同士の友情ができたり……」
−−ハッピーエンド?

「うん、でも今度はスキップの競争で負けたくなくなっちゃって、せっかくできた新しい友情も壊れる」
−−ダメじゃん。

「そう。それで、また一人になったら、月ってさ、重力ないじゃん?」
−−重力はあるよ。小さいだけ

「そうすると、フワフワして普通にあるけないから、スキップで移動するんだって」
−−マジで?

「それで、よし月を目指すぞっていう、そういう話」
−−なにそれ。

「なんだろうね?」

……なんだか、隣で聞いてたら、私もすごく読みたくなってきたんだけど。


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by macchi73 | 2016-04-10 23:55 | 書籍・CD | Comments(0)


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