人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イタドリ(虎杖、痛取)

イタドリ(虎杖、痛取)_e0134713_21242686.jpg

川原沿いのコンクリートの路面を割ってぼこぼこ新芽を出している赤い草を見て、春の力を感じる。

この力強い草は、タデ科のイタドリ(痛取)。
名前の由来は、若葉を揉んで傷に当てると止血と鎮痛の作用があるため。

若い芽は濃い暗赤色だが、育つと普通に緑色の大柄な草になる。
茎は太く中空で節があり、竹のような構造をしている。たまに摘んでいる人を見かけるので、山菜として食べることもできるようだ。

確かスカンポとか呼ばれてて、食べると酸っぱいんじゃなかったっけ?と、何かの記事で読んだ朧な記憶があったが、スカンポという呼び名はスイバを指すこともあるらしいので、私の中では両者がごっちゃになっている気もする。イタドリもスイバも、どちらもタデ科の仲間ではあるから、似たような味なのかもしれない。

ちなみに、Wikipediaによれば、旺盛な繁殖力で在来種を脅かし、コンクリやアスファルトを突き破るなどの被害も出す「世界の侵略的外来種ワースト100」選定種の一つだそうだ。

……そう読んでしまったからには、収穫して駆除に協力しないとなるまいな。
にがり(=マグネシウム)で揉むと、えぐみ(=シュウ酸)を除去して、さわやかな酸味(=有機酸)だけを残せるそうなので、今度やってみよう。


Commented by agiri at 2016-03-31 13:26 x
こんにちは!

正式名称はじめてしりました!
私はスッポンとよんでました^^
高校時代、帰り道にたくさん生えていたので
水分補給に食べながら帰ってました!

いただいたユスラウメの種がそろそろ発芽する時期だと
思うので、ドキドキワクワクです^^
実生方法がネットでもあまり載っていなかったので
育て方が正しいのか不安ですが
芽がでるのを祈るのみです(><)
Commented by atelier-kirara at 2016-03-31 14:25
「スカンポ」とお聞きして昔、通学路で摘んでいたのを思い出しました。
苦酸っぱさが美味しくて、畦道に生えているのをいただいていました(*^^*)
鎮痛効果もあるんですね。どんなお料理になるのでしょう^^
楽しみにしています。
Commented by 薪の炎 at 2016-03-31 17:17 x
イタドリは私にとってなつかしい植物、と言うより食べ物です。昔、仕事の関係で秋田県の沿岸地方によく出かけました。一時期はそこで少し暮らしたこともあります。ある時小さな居酒屋に入ったところ確かお通しだったか、独特の味と香りがする山菜のおひたしのようなものを出されたことがあります。山菜の名前を訊いたらイタドリとは違う名前を言われました。それがイタドリのこととはのちに知りました。でも今回最初名前を思い出せず、イタドリをウィキペディアで調べてみたらその名前(秋田県の沿岸地方で呼ばれている別名)が載っていてすぐに思い出しました。それは「さしぼ」もしくは親しみをこめて「さしぼっこ」と言います。随分前のことになるので味の記憶も薄れていますが、独特な味と香りでした。もし今食べてみたら「そう、これこれ」と思い出すに違いありません。食べ時は葉が展開する前の芽の状態に限るようです。味噌等で確か味をつけていたかなあ。良くも悪くもくせのある味だった記憶があります。でも私はほとんど好き嫌いはないので残すことはなかったと思います。同じ秋田でも内陸のほうではほとんど食べないと言っていたような。イタドリと言う事から秋田での生活、懐かしく思い出しました。それではまた。
Commented by macchi at 2016-03-31 23:31 x
うわっ、スカンポ食が、予想外にメジャーであることに驚きました。皆さん、そんなに食べてるとは……。
これは私も、ぜひいい感じのレシピで食べてみなくては。

agiriさん>
ユスラウメ、うまく発芽するのを祈ってます!!
親である我が庭のユスラウメは今週満開を迎え、今はいい感じに散り始めてますよ。綺麗なもんです。
名前
URL
削除用パスワード
by macchi73 | 2016-03-30 23:55 | 【自然】雑草、野草 | Comments(4)

庭ブログのはずだった。なのに昆虫の記事がダントツで多い。虫 & 植物 & 子供の記録。日常読む本はほとんどブログのアフィリエイトポイントで買わせてもらってます。感謝。


by macchi73