2016年 03月 08日
春の芳香さんぽ(早く帰った日の夕方の)
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6時前に帰宅したら、まだ明るい。庭でボール遊びしている小学生たちが、薄着で「あ、おかえりー」と言う。気づけば夕方なのに全然肌寒さもない。この夕べのほの明るさ、暖かさ、もう春だ。

花の良い匂いがする。見たら、ローマンヒヤシンスの花で庭の地面が点々と青い。深呼吸して、肺いっぱいに香りの空気を吸い込む。ヒヤシンスだけじゃない、足元には水仙、少し先のお家の梅の大木、沈丁花の生垣、裏庭の白木蓮、色々な花が香っているようだ。うっとりする。
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ねえ、いま、色んないい匂いの花の時期だから、一緒にニオイ嗅ぎ散歩に行かないか?と小学生たちを誘う。そしたら、「うーん、行かない!ボールしてるから!」と元気いっぱいの返答。即答。なんとハキハキした子たちだ。了解。

それでその場を去ろうとしたら、末っ子が、「あ、きょう、生垣のとこのフキノトウ摘んだよー、友達とも分けたから少しだけど、今日食べようね!」と言う。キッチンのテーブルの上には、丸々したフキノトウがポツンと3つ。なんだか、何もかもが春を指し示している。
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そしてリビングへ行ったら、部屋じゅうピカピカで、夫が寛いでいた。うへー、どうしちゃったんだよ〜、すごいじゃん!と驚いたら、得意そうな顔で、まあねと言う。その澄まし顔にグッと来て、まだ明るいから二人で散歩に行かないかと誘ったら、「うーん、行かない…晩御飯の買い物してきて……」と、ここでも即答された。了解。

よし。だったら、距離を気にせずぶらついて来よう。
自転車で、お気に入りポイントの郊外の土手まで来て、上着を脱いで「シャツ一枚なのに寒くない!」と感動しながら、空が薄灰色になって、オレンジと青になって、藍色になるのを見た。頭の中で音楽を鳴らして、しばらくボーッとする。そして、やば、いつの間にか遅くなった……と、慌てて晩御飯を買いに、またチャリを飛ばす。

郊外の、木々と空の広々した感じって気持ち良い。で、そっから街へ繋がる黒くて滑らかな新品のアスファルトの道を自転車で滑るのも好きだ。それで、街に入ってからの、細かい路地にいっぱいお店や家が並んでキラキラ光ってて、雑多な人がざわざわ行き来してて、小さい子が駄々こねたりお母さんが怒ったりしてる声を聞くのも楽しい。
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晩御飯は、ゴロゴロした硬い肉がいっぱいのカレーにした。家族は柔らかいお肉が好きだけど、お母さんは硬い肉をチューイングするのが好きなんだ!そして、なぜかさっきより数が増えているフキノトウ−−「これ、美味しいんだよって話したんだけど、友達がやっぱりイイやって置いてったー」(by 娘)−−は、天ぷらにして食べた。ほろ苦くって美味しい、春の味。

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今日の散歩BGMは、末っ子と一緒に弾ける簡単で良い曲ないかなーと思って、一昨日に楽譜を買って練習し始めた曲。CDはまだ届いてないから、本当にこういう曲かはよくわからないけど(楽譜よめない母子……)、すっかり親子の鼻歌ソング。



同じ作曲家の方の楽曲が、こちらのショップサイトでいろいろと試聴できた。トイピアノ用の曲、鍵盤が少ない分、子供と並んで弾けて楽しいかも。

『TOY MONEY & A GUEST AT TABLE NO.3』(木太聡)

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by macchi73 | 2016-03-08 23:55 | 【その他】日記 | Comments(7)
Commented by watmooi at 2016-03-09 22:51
春近い夕方、
みんながのびのびしていていいですね。
Commented by みう at 2016-03-10 10:02 x
macchiさんのニュウトラルな感じとてもいいです。ありがとう。元気が出てきました。
Commented by 薪の炎 at 2016-03-10 11:55 x
前回、そして今回の記事とも家族のことを主とした話題でした。あたたかい家庭の様子がよく伝わってきました。子供の個性を認めつつ、程よい距離を保ちながら家庭生活をおくっているmacchiさん御一家、ある意味理想に近いのかな。私は人として生まれてきたのに子供を育て、遺伝子を繋いでいく、生物としても当たり前のことをすることもなく人生を終わろうとしています。誰のせいでもなく身から出た錆です。今の自分に係わりのある子供といえば甥や姪の子供(姪孫(てっそん)と言うようですが)が何人かいます。ただ年賀状の写真で見ただけで実際に会っていません。自分からは血縁的にかなり離れているもののけっこうかわいいんですよね。物心つかないうちに別れた姉二人とはある理由で(色々な経緯があり最終的に言われたある言葉に怒りと絶望を感じ)特に一人とは私の方から絶縁宣言をしたため一切の連絡を絶っています。記事とはぜんぜん関係のない話をしてしまいすみません。愚痴だと思って聞き流してください。さて以前の返信の中に授粉樹が必要な白加賀が数少ないながら実をつけたという話がありましたが今回の記事にあったご近所の梅が授粉樹になっていたのかも知れませんね。それではまた。
Commented by macchi73 at 2016-03-11 08:20
watmooiさん>
暖かいと思ったら、翌日からまた冷たい雨でした。
調子に乗って薄い上着に切り替えて出勤してしまったせいで、かなり震えました。ううーさむい。春が完全に定着するのは、もうちょっと先ですかね。

みうさん>
ニュウトラルですかね?
家のこと、あんまりやってないので、家だと何となくフワフワしてしまいます……。
たまに早く帰ると、今日は何しようかなーって一々考えて、多少所在ない風になってしまうというか(って、洗濯物とか溜めてないで、どんどんルーチンの家事片付けろ!って感じですね)。はは。
でも、早く帰るの、楽しいもんです。元気でますね。

薪の炎さん>
そうですね、ウチはその辺に沢山ある普通の家庭だと思いますが、自分にとっては充分良い体験をできたかなと思います。一人じゃないせいでの心配事もあるんですけどね。心配事があるから、普通の日のちょっとしたことが急に意識されて見えたりするというか、これは覚えておこう……って思えたりするのかもなーと思ったり。

お姉さんたちのこと、もし気掛かりなら、人生一回きりだし何事も経験なので、毒を喰らわばの精神で会いに行って、怒りとか絶望の関係も試しに最後まで行ってみるのも体験としてアリかなーとも思いますが(人ごとだと思ってすみません……でも意外と過去と現在って思ったように繋がってないことありますし)。
でも一時の気分の高まりで手を出して、面白くもないことに長い時間を使うより、最後まで無事に逃げ切ろうってのも、色んな場面で思いますね。私も(って、大した場面ではないですが)。
どっちが良いか両方は試せないから、迷いますよね。
Commented at 2016-03-12 14:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by コーイチ at 2016-03-12 22:06 x
こんばんは。
そうそう、山で暮らして出来なくなった事。
夜の散歩、自転車での買物、街探検。
住んでいる土地には満足しているけれど、時々街が恋しくなりますね。
僕は昔、東京に住んでいましたが、macchiさんの住む町は自然と街のバランスが凄く良いように感じます。
こうゆう街は、なかなか無い様に思うのですが。
お嬢さん、元気一杯ですね。
寒暖の差が激しい今日この頃、お体に気をつけて。それでは。
Commented by macchi73 at 2016-03-13 01:39
鍵コメントさん>
ふさわしくなくないですよ。
何でもアリです、人も自分も何でも自由にやって良いと思います(そうすると、たまにケンカにはなりますが ←私&夫)。
結果はどうでも、自由にやったことが楽しいことだと思います。なんて言うか、笑えるような楽しさではなくても。

コーイチさん>
そうですね。良い場所だと思います……。
まあ私自身は仕事と家の往復でそれほど街に出ないので、地の利は活用してるかわからないですが。庭は、本当に広くて良かったなと。
今日も夕方まで娘たちがずっと庭で遊んでるのを聴きながら、よく遊具も何もないとこで飽きないよなあ!と、子供と庭の組み合わせの妙にちょっと感動してました。見たら、なんかぬいぐるみ背負ってボール遊びしてるし。そのシチュエーションは何なんだ……でも良い絵だ……と、笑っちゃいました。

でも、子供がみんな巣立ったら、もう少し自然寄りの環境でも良いかな?って実は思ってます。コーイチさんの山の上のお家、良い感じですよね。


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