2015年 09月 16日
金木犀の花の時期
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庭を通るとき、微かに甘い香りを嗅いだ。
匂いの元を辿って顔を上げて、今年初めて金木犀の開花に気づく。
それが確か一昨日のこと。

なんだか金木犀が咲くにはまだ随分早い気がして、過去の開花の記録を見てみたら、例年はだいたい10月中旬が花のピークっぽい。それが去年は半月くらい時期が早くて驚いたんだった。それはちょっと覚えてる。今年はどうなることだろう。
我が家の金木犀の記録:

2014年【9/28】 「金木犀ピーク。例年より早い」
2013年【10/14】 「金木犀が暑さでモリモリ返り咲き。ボウル2杯収穫してケーキにした」
2012年【10/21】 「金木犀が満開。花を摘んでジャムにした」
2010年【10/11】 「金木犀が散り始めたので友達みんな呼んで花見。今年は雨と暑さで花の盛りが短い」
2011年【10/8】 「なんだか甘い匂いがする」と娘がいう。それは金木犀の匂いだ。
2009年【10/11】 「金木犀の香りに酔いそう。ジャムとケーキとお酒を仕込む」
2008年【10/11】 「庭で金木犀が満開。桂花陳酒が欲しいと夫に言ったら、ジャムを作ってくれた。桂花醤というらしい」

大学生の時、10才近く年上の社会人の先輩と一緒に古新聞の整理をしていた時のことを思い出す。
その年は観測史上最高気温が記録されるほどの猛暑で、だけど夏前に発行された紙面には、『今年も冷夏の恐れ』という大見出しが踊っていたんだった。そうなんだよ、出来事の前には誰も先のことは分からないんだ、終わってみるとコレしか無かった、理由はこうだって思うけどなあ!と先輩がすっごいウケていつまでも繰り返してて、私はそんなにピンと来なくて、へらへらしていたんだった。

いつの間にか先輩の年を10歳以上追い越して、あーそうだ、その時はその後に続く出来事なんて想像もしてなかった、でも確かに振り返ってみればコレしかない……と思ったり。

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冷夏の件で言えば、違う結果に終われば、「こうなるのは分かってた、予測された冷夏だった」って認識になるんだな……と考えると、なんだかおかしな感じがする。

時間の構造って、そうだよな。
知らないで突入して、初めて知る。でもふり返ってみたからって、実際起こった以外のルートのことなんて知り得ない。善悪とは別に、起こったことが正しいことだ。私は1万年後は人間はいないんじゃないかなって思うけど、夫はそれくらいはまだまだ変わらずいるでしょって言う。どっちが正しいか、結果を絶対に知り得ないのが、残念だ。

『5万年前』(ニコラス・ウェイド)

今の人類は5万年前の祖先集団の旅から始まった、という話。

で、全然、本のテーマとはずれるけど、5万年前の1万年間と、今からの1万年間じゃ、速度が違うと思うんだ。


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by macchi73 | 2015-09-16 22:25 | 【庭】季節の様子・庭仕事 | Comments(2)
Commented by コーイチ at 2015-09-17 22:17 x
こんばんは、僕も1万年後には人間はいない派ですね。
>5万年前の1万年間と、今からの1万年間じゃ、速度が違うと思うんだ。
この部分を読んでブライアン・サイクス著の「アダムの呪い」を思い出しました。
僭越ながらご紹介させていただきます。既読だったらご勘弁を。
現代社会の進歩の速さに関して、
「現代社会に慣れきっている私たちには、約一万三千年前に氷河期が終わってから、ここまで環境が変化した時間の速さを、実感することができない。・・中略・・ごく初期の石器である手斧は、三十万年ものあいだ、そのデザインや製法が変わることはなかったというのに、ほんの二年前に買ったわたしのラップトップ・コンピュータは、すでに時代遅れの代物と化している。」
環境の変化も技術の変化も速すぎて怖いですね。それでは。
Commented by macchi73 at 2015-09-19 11:09
そうそう。速いと事故が怖いですよね。
歴史の年表とか見ても、だんだん細切れになってきてますもんね、現代史の勉強大変です……って、それは別の問題か、近いことほど粒度が細かく認識できるっていう。首相がコロコロ変わるのが、人類の終わりの予兆だったら笑っちゃいますねー。安保案とか笑えないですが。

私が物の移り変わりとしてなんとなくイメージするのは、アロレパシーでぶわーっと広がって隆盛を誇ったセイタカアワダチソウが、もうそればっかに占領されちゃう……とか言われてたのに、縮小しだしたら早かった感じとかですかね。
でも逆に、裸地からぐんぐん段階的に変化して最終的には森になって安定するような植生遷移を見ると、実は今の状態ってのが遷移の行き止まりでこれ以上大きな変化の余地はなく、こっから信じられないくらい長く平衡状態が続くのかな……と思ったり。

まあ、誰もちゃんとシミュレーションして「いる可能性が高い」「いや、いないだろう」とか話せる内容でもなく、なんとなくのイメージの話になっちゃうので、要は1万年っていう時間の量をどう感じるかってだけのことかもですね。
今と地続きの範囲と感じるか、絶対同じではいられないほど先の世界と感じるか。

私は人間には1万年って凄く長いから、もし今が遷移の行き止まりだとしても、その間に種にとって超ビックリレベルの何かが起こらないとは思えないって感じかなー。


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