2003年 10月 01日
水晶さがしにいこう!(探検1回目: 2003年10月)
昔のPCフォルダをみたら、上の子たちと出かけた記録がいっぱい残っていたので懐かしくなってアップ。当時は時間もいっぱいあったので、上の子たちのことはフットワーク軽くいろんな変な場所に連れて行ったなあ……とか懐かしく思い出す。それに比べると、末っ子は手抜き育児で申し訳なし。
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【目的地】
水晶峠(山梨県甲府市黒平あたり。詳しい場所は不明)

【アクセス】
*自宅〜[JR中央線] 八王子 〜[中央本線]〜 甲府 〜[とれん太君]〜 黒平

【目標】
1) 子供が水晶を見つけられる
2)鉱物に関する施設を見学
3)「ほうとう」を食べる
4)温泉に入る

【計画】
⚫︎1日目:現地で観光資料入手 → 水晶峠で水晶探し → 付近の温泉宿で一泊
⚫︎2日目:午前中:鉱物に関する市内施設見学 → 昼:帰る

【参考書籍】



【達成度】
★★★☆☆
なかなか楽しかったが、目的の水晶峠という場所は見つけられなかった。

流れ流れて清里にまで行ってしまうなど、計画とは大違いの旅程になってしまった。計画不足。
また、登山関連の地名や登山ルートは、ツーリングの地図には載ってないのだと知った(尺度も違うし当然か...)。
でも小さなカケラだけど、水晶が見つかって本当に良かった。

【2015追記】
※これは2003年の記録だが、今みたら、水晶峠は2010年秋頃から水晶採掘は禁止になってしまったようだ。現在は「水晶採掘禁止」という看板が出ているらしい。残念だ。

ちなみに、『水晶さがしにいこう』に載っていた「ひけつとこころえ」七か条は:

(1)欲を出さないこと。
(2)見つからなくてもあきらめないこと。
(3)目を一点に集中してできるだけ地面に顔を近づけてあるくこと。
(4)どんな小さな雲母や長石のかけらでも見つけたらまわりを注意してさがすこと。
(5)大きな水晶のがまを見つけたら 次回の楽しみに少しのこしておくこと。
(6)ほった穴は「かならず」土をうめてもとどおりにすること。
(7)水晶に感謝して たまにはピカピカにみがくこと。

息子が『水晶さがしにいこう―ひけつとこころえ』(関屋 敏隆)という本を熱心に読んでいる。 裏表紙に載っている探検地図が本物っぽいのが、心躍らせる本だ。

それで、ウェブで水晶の産地を探してみたところ、甲府市に水晶発掘跡地の水晶峠という場所があるらしい。そう思ってから『水晶さがしにいこう』の裏表紙を見ると、なんとなく、甲府市の山の配置のようにも見えて来る(実は違うと後で知った)。

で、つい、「週末、この地図の山に水晶採りに連れて行ってやろうか」と約束。目を輝かせる息子。
しかし、時間不足で「水晶峠」という地名が載っている地図は入手できず、とりあえず黒平の近くらしいという情報だけで、ツーリングマップルを持って出発!!

1日目(2003/10/12)


⚫︎自宅出発:
どうしても起きない寝坊助1名がいたため、いきなり予定が狂う。ま、適当に出発。

⚫︎12:30 甲府駅到着:
とれん太くんレンタカーで黒平を目指す。
ここで一番安い小型車を借りたことを、後々ずっと悔やむ。

⚫︎14:00 黒平に到着:
しかし水晶峠見つからず。
道で出会う地元のおじさん・おばさんに「水晶に行きたいんですけど...」と尋ねたら、「そんな場所は聞かないなあ」「険しくて、とても入れないよ」などと言われ、いきなりショック。
それでも「って言い間違えたせいかもよ」と思い直し、クリスタル・ラインというルートをウロウロ。

e0134713_004860.jpg予想より険しい山道で、小型車空回り。東京近郊の山とは全然違う。焦る。

道すがら、「別に水晶峠でなくても、こういう山のガレ場で水晶が見つかるらしいよ」とウェブで仕入れた情報を披露したところ、「ガレ場ってどんなの」と言われ、自分が文字情報しかもってないのに気付く。

「でもクリスタルラインって言う位だから、この道できっと峠まで行ける!だってクリスタルって水晶っていう意味なんだよ、大丈夫、大丈夫」と皆に言い聞かせて走る。


⚫︎15:00 みずがき山に入る:

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気分転換に山登り少々。紅葉し始めの景色が綺麗。黒平あたりからずっと、森の良い匂いがしていて気持ち良い。

瑞牆山荘で遅い昼食。ハンバーグがおいしかった。

子供ら、キノコや真ん丸の蜘蛛や、オンブバッタや狼(に似た犬)をみつけてはしゃぐ。上機嫌。

⚫︎17:00 増富ラジウム温泉着:
水晶峠を探して、クリスタルラインを迷走。
段々、車内の空気が重くなって来たところで集落が見えて来た時はホッとした。

が、道中では誰にも会わなかったのに、何故かどの宿も満室。奇怪。

「とりあえずここで温泉入って、あとは車内泊も良いね」と提案してみるも、夫無言。macchiは計画がいつもいい加減過ぎるんではないか……と、押し殺した声で諭される。「元はと言えば、そっちが寝坊したのが悪い!!」と逆切れしてみる。夫婦喧嘩勃発。

⚫︎18:00 黒森通過:
「宿が取れないうちは、温泉に入らない!」と怒りの夫宣言。
宿を求めて、霧のたちこめる真っ暗な山道を走る。
黒森まで行けば...との願いも虚しく、 最後の宿では「ここからなら清里まで行くのが一番近いよ」と教えられる。

子供達は既に眠っている。「まあ、野宿もいいよ、私バックパックで野宿ベテランだから」とか言うも、「俺は嫌」と睨まれて黙るほかない。静かな車の中で大人二人、無言。

⚫︎19:30 清里着:
水晶も採らず/温泉も入らずに、清里まで来てしまう。
旅の目的を見失い、夫婦二人は険悪な雰囲気。何も知らずにすやすや眠る子供たち。

しかしそこで、小作の「名物ほうとう」の看板を発見。
鴨肉ほうとう・猪肉すいとん・おしるこ・馬刺しを食べて、いきなり夫婦とも上機嫌になる。
ついでに、お店のお姉さんに近くの温泉付きの宿を教えてもらう。

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⚫︎20:30 名月館チェックイン:
宿の人達、飛び入りなのに、とても親切。
部屋に子供の温泉浴衣まで備え付けてあって嬉しい。ゆかたを着てはしゃぐ子供たちを見てたら、すっごい楽しい!とか思う(←喧嘩してたくせに、腹くちくなったせい?)。

宿の温泉は癖がなくて拍子抜けの気もしたが、上がってみたら、あら不思議。一晩中体がポカポカしてぐっすり眠れた。

2日目(2003/10/13)


⚫︎7:00 名月館チェックアウト:
前日の教訓を踏まえて、朝食も取らずに早々に出発。
(ここで朝食を取らなかったことを、後々悔やむ。……って、そればっか)

明月館や増富で入手した地元地図で、水晶峠の場所に見当を付けたので「今日は行ける!」と確信。清々しい朝の空気に気持ちも弾む。

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⚫︎8:00 清里から川上牧丘林道に入る:
すごい悪路。

e0134713_0214865.jpg進めば進む程酷くなるが、戻ることも出来ず。車の腹を岩が打つのを何度も感じる。

夫、顔を強張らせて無言で運転。

長女が、「な、七歳で死んだら嫌だな」と吃る。

周囲の山は、見事な紅葉。「すごい綺麗だよ、見てごらん」と促しても、「いくら綺麗だって、ここから落ちたら...」とマイナス思考のことばかり言い続ける長男を叱りつける。

道中、誰にも会わないのが怖い。「もうバックはできないよー!」と、段々ハイになってきた夫が高笑いするのも怖い。


⚫︎9:00 大弛小屋着:
一台の対向車とすれ違う。若者達4人が乗った、普通の乗用車。
「あの車が反対方向からここまで来られたということは...」と希望が湧いてくる。
そこで突然、道が舗装道路になり、間もなく大弛小屋に到着。かなりの車の数に驚く。
何だよー。反対回りで来れば良かったんだ。あの若者達、大丈夫だろうか。

⚫︎10:20 焼山峠→荒川林道:
途中、水晶峠があると思われる山の脇を通るが、入り口が見つけられないで通り過ぎてしまう。

焼山峠の標識発見。
この地名は水晶峠について書かれたサイトに出てたはず。文脈は忘れたが(←全然ダメな人)。

ここ読んだよ、この道を進め!とテキパキ指示してみる。
そして荒川林道に入るが、水晶峠からは遠ざかるばかり。

仕方ないので、子供達には
「ここが水晶川だよ(嘘)」
と言って、水晶峠も通ってきているかもしれない荒川の川原で水晶を探す。
大粒の雨が降ってくる。

⚫︎10:45 水晶発見!
息子と娘、一つずつ。信じられない。神様仏様に感謝。
雨が酷くなりそうなので、クリスタルラインで再度増富に向かう。

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⚫︎11:00 再び増富ラジウム鉱泉:
土砂降りになってくる。
朝から何も食べていないため、娘が気分悪くなる。車を降りて少々吐く。 だましだまし優しく運転して、やっと辿り着いた増富の「かもしか」で昼食。 私の服にモゴモゴ潜って、娘回復。二人羽織のような格好でしばらく過ごす。前日入れなかった恨みを晴らすために、温泉入りまくり。 源泉浴は腑抜けたぬるさ。子供らには好評。薬湯は臭い。

⚫︎13:00 山を下りて甲府に向かう。天気回復。

⚫︎15:00 甲府駅着:
駅に人だかり。下界では前日から大雨で、電車が止まったらしい。 レンタカーを2時間遅れで返したが、大雨の影響と思ったのか「今回は大変でしたよねー」と追徴金を免除してくれる。

⚫︎15:30 宝石博物館:
電車も止まっているし、のんびりすることにした。
駅からすぐの宝石博物館を見学。
大きな水晶が沢山展示されている。「次はこんなのを採るぞ!」と子供ら興奮。そのガッツや良し!

荒川で拾った透明な石を「ガラスだったりして...」とドキドキしつつ館員さんに見せてみた。
「これは水晶ですね」と言われ、心置きなく喜ぶ。

博物館の売店で、記念の白水晶(息子)と紫水晶(娘)を買う。
『水晶さがしにいこう』では、最後に主人公の少年が大水晶を発見して博物館に寄付するくだりがある。
そのせいか、息子も「僕の拾った石みたいなのは置いてないみたいだから寄付する」と大騒ぎ。
それは普通の石だからわざわざ置いて無いだけなのだ。

⚫︎16:30 甲府駅発:
電車、運転再開。

⚫︎自宅着:
駅前のスパゲッティ屋さんで夕食。ワインとジュースで乾杯する。
自宅に帰って来てから、もう一度今回のルートを調べ直したら、情報が色々出てきた。
次回はもっとスマートに行けるはず。

子供らは拾った石を並べて鑑賞。
楽しかったねと言って、すぐ眠ってしまう。お母さんも(たぶんお父さんも)とっても楽しかった!

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* おまけ *

その後、今回の失敗点を元に、2回目の水晶探しにトライしたら、今度は成功だった。
失敗は成功のもと!

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by macchi73 | 2003-10-01 23:00 | 【こども】自然学習、自由研究 | Comments(2)
Commented by Like a Rolling Stone at 2015-05-15 19:51 x
おもしろい ホントにおもしろい
macchiさんが本を書いてくれるのを心待ちにする
冒険小説がいいな 恋愛小説でもいいけど
Commented by macchi73 at 2015-05-16 15:50
庭ブログ的・恋愛小説……。
ヒロインは、花咲き乱れる秘密の庭園で、グリーンフィンガーの恋人が熟成した豊穣な堆肥にウットリ酔ってしまったりするんでしょうね。む、ロマンチックかも。


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