2014年 12月 02日
あらゆるものが変化する
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日付が変わる頃まで仕事して土日もNO休日で2週目、しかもトラブルの報告続きで焦る。常に気重。
そんな状況なのに新設部門立ち上げ兼任になったとのお知らせを受けた時、あー来年も……と一瞬鼻の奥がツンとして焦った。ニヤッとしてごまかすが、職場で泣きたくなるとは、すごい心が弱ってる人ではないか。やばい。

私が職場で気に入っているのは環境。
散策に来る外来者も多い、ちょっと珍しいくらい綺麗なとこだと思うんだ。今の時期だと紅葉が綺麗だ。

学校が休みの日、紅葉見物をかねて末っ子が初めて一人で職場に遊びにやってきた。
公共交通機関に一人で乗るのは初めてだから緊張したよーという。
いつもお世話になってるセキュリティの方とかに、お子さんですか!と話しかけられて、紹介しつつも何か気恥ずかしい。

広場で遊び飽きたら書店やカフェとかで過ごしてて良いよと伝えてゲストカードを渡し、その日は超特急で仕事を終わらせる。来客があって約束の時間より少し遅くなってしまい、慌てて構内のめぼしい場所を走って探したら、夜の広場に橙色の灯が見えて、ガラス張りのラウンジで娘がお菓子を食べながら電子書籍に熱中しているのが見えた。ちょこんと座ったその姿に笑いがこみ上げて来て、しばらく外から眺めてる。

そう言えば、上の子たちも小学生の頃はたまに職場にやってきて一緒に食事したりしたもんだった。そもそもは双子たちが小学に上がる時、夏休み保育のことなども考えて、バカンスのあるとこに転職したんだよな……。

仕事や生活で改善したいところは山積みだけど、その時その時の解決策で色々と変えて来て、けっこう要望が叶っているところも多いのだから、まだまだ頑張ろうと思ったり。もう少ししたらまた家族の形態なども大きく変わって、そしたらまた次の新しい形があるんだろう。

新設部門も、他メンバーはやる気と理想に満ちた若々しい顔ぶれなんだから、ヨレヨレの私は後方実務に徹してサポートしようと決める。くたびれモードで汚染せずに楽しい仕事にしないとなー。

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トンプソン博士曰く、あらゆるものが変化するーーとくにガーデニングでは。

『自然から学ぶトンプソン博士の英国流ガーデニング』(ケン・トンプソン)

ガーデニングに関する話というよりは、ガーデンで起こっている自然の作用の話。いつも見ている現象の仕組みが説明されていて、「あーなるほど」って腑に落ちる。

● トンプソン博士の教えによると、紅葉ではカロチノイドとアントシアニンが重要な働きをしている。

カロチノイドはあらゆる葉に存在し、秋になって葉緑素の緑が消えると姿を現してくる美しい黄色の素。
アントシアニンは紅〜紫の紅系バリエーションの素で、葉内に糖濃度の高まる秋にだけ大量に生産される。褐色の葉にはタンニンが多い。

今の時期、そういうことを思って葉っぱの変化を見るとなんだか面白い。

そして、何気に私の長年の混乱に答えてくれた一節は次の通り。『軽井沢誘拐案内』の頃から、リトマス紙と反対だなーと、ずっと心にひっかかっていたんだよ〜!
疑い深い性格の人は、そろそろアジサイのことが気になり初めていることでしょう。誰でも知っているように、アジサイの花は土壌のpHに応じて色が変わります。ただしアジサイの花は酸性土壌では青、アルカリ土壌ではピンクになり、先に説明したpHに対する反応とは正反対です。これは、ここで働いているアントシアニンが基本的にはピンク色なのですが、アルミニウムと結合すると青い色素を形成するためです。したがって青い紫陽花にするにはアルミニウムが必要ですが、アルミニウム化合物は酸性土壌でのみ可溶性になります。

● 博士によれば、施肥なんてものは畑以外では必要ない。

よし、博士!来年は全く施肥しないぜ!!と決心した。(←楽なことを決めるのだけ早い)
ちなみに博士は、天然の緑肥としてコンフリーを推しているが、途中までコーンフラワー(矢車菊)と勘違いして「おおっ!うちの庭にもいっぱい生えてんじゃん!」とか思って読んでいた……。
植物が人工肥料なしで何百万年もの間生き延びてきたことを考えると、普通の庭に実際どれくらいの量の肥料が必要なのかという疑問はとても興味深いものです。一言で答えるなら、庭に肥料はまったく必要ないということになるでしょう。
(中略。チッソやリンの話など)
必要ならば、肥料の使用を控えたほうがよい理由をもう1つ挙げましょう。成長が非常に速いとあなたがすでに感じている植物は、今後さらに成長が速まってしまうでしょう。一方、あなたがもう少し速く成長して欲しいと思っている植物には、肥料はほとんど効かないでしょう。

● 博士によれば、芝生だって簡単。

定期的に刈り込むってところを除けば、うちの芝生の方式もまったく一緒。ふふん。
芝の種子を売る業者をはじめ、あまり認める人は少ないでしょうが、管理さえきちんとしていればどんなものでも芝生と呼んで構いません。
(中略)
理由は簡単。たび重なる刈り込みに耐えながら元気に育つことのできる植物はとても少なく、そのほとんどがどこにでもあるイネ科植物だからです。


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by macchi73 | 2014-12-02 23:55 | 面白かった本など | Comments(3)
Commented by tomomonn1028 at 2014-12-03 07:35
なんかとっても深い話でした。
末っ子ちゃんがピノコの庭を作るお話とか、今回の職場見学のお話。
小さいうちから自立しているお子さんたちは、きっとお母さんの背中を見てるんですよね‼︎
我が家も来春から娘が幼稚園に入るので、いろいろ変化するタイミングです。
Commented by こけもも at 2014-12-03 09:41 x
トンプソン博士の本、楽しそう!
まずは、ちょい本屋さんで立ち読みして、それから古本屋めぐりしてみようかな‥。
年末の大掃除で古本出てこないかなぁとちょっと期待。。貧乏性だねーハハ。
美味しい焼き芋でも食べてパワーつけて!(macchiさんの薩摩芋の夢の話が長信太より面白かった。笑)
インフルエンザが流行し始めましたね。風邪ひかないようにね^^
Commented by macchi73 at 2014-12-07 21:34
ともちゃん>
育児中も色々と面白そうな資格とってたりしていてすごい!お子さんが大きくなるステップと一緒に、どんどん変わっていけそうだなーと尊敬します。

私もともちゃんみたいな生き生きしたお母さんになりたいなー。
私の背中はかなり煤けてます…… 。仕事って辛そうとか思われてたらやばいなーとか、子どもにはどう見えてるのか心配です。


こけももさん>
トンプソン博士の本は、なんていうか、園芸家の愛と情熱に満ちた庭本とは違い、面白い感動する本って感じではなかったんですが、書いてある内容は興味深かったです。
ってか、うちの庭と同じことばっかりだった……(世話しない、ただ見てる)。

焼き芋、美味しいですね!
今日のお昼は芋巾着をたべました。冬って美味しいものが多くて楽しいです。


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