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2013年 09月 15日
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)
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庭で黒いトンボを捕まえた。カワトンボ科ハグロトンボ。

翅が真っ黒なのが一番目立つ特徴だけど、よく見ると体がメタリックに光っていて格好いい。
蝶のような飛び方でパタパタと羽音をたて、とまる時には翅を閉じる。とてもファンシー。

この個体は、胸部は光ってるけど、腹部はほとんど黒なのでメスかな?
オスだともっと全身がブルーグリーンに光って綺麗なはず。

同じ属のアオハダトンボにも似てるけど、アオハダトンボはかなり自然の豊富な環境でないと見かけないそうだから、こんな住宅地にいるってことはハグロトンボの方だと思う。

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都会の中で見つける、小さな自然つながり。
灰色の労働からの逃避として自然を妄想するマルコヴァルドさんは、ちょっと自分に似てる気がする……がっくし。


へんてこなエピソードが連なる形式は、『ほら吹き男爵の冒険』を思わせる。ただしこちらの主人公のマルコヴァルドさんは、ゴミゴミした都会で働く労働者でかなりしみったれた感じ。男爵の豪快さはない。

難しい漢字にはふりがながふってあって小学生向けなんだけど、この疲れた中年男の逃避的な生き方に、子どもが何か感じることはあるのか?(むしろそのショボさに私は胸がチクチクするくらいだったけど)

……とか思ってたら「ふふ、公園で眠るのってけっこう難しいねえ!」とか、そのまんまの感想を言いながら笑ってた。ま、各エピソードのオチなんかはサザエさん(アニメじゃなくて漫画本の方)に通じる雰囲気もちょっとあるから、意外と子どもにも面白いのかもな。


 マルコヴァルドさんは、しゃがみこんで靴のひもを結びなおすついでに、もっとよく見てみました。それは、キノコでした。こんな都会のどまんなかに、ほんもののキノコが頭を出しているなんて!自分をとりまいていた、みすぼらしい灰色の世の中が、ふいに豊かさを秘めた情けぶかい世界のように、マルコヴァルドさんは思えてきました。そして、人生もまだまだ捨てたものじゃない、決められた時間給や残業手当、家族手当、物価手当のほかにも、なにか期待できるものがあるかもしれないという気がしたのです。

 その日、仕事場でのマルコヴァルドさんは、いつもに輪をかけてぼーっとしていました。こうして自分がいくつもの箱や包みを荷おろししているあいだにも、暗い地面の下では、キノコたちがゆっくりと音も立てずにスポンジみたいな厚ぼったいかさをふくらませ、地下の養分を吸収し、かたい地表を割って出てこようとしている……しかも、その存在を知っているのは自分だけなのです。

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by macchi73 | 2013-09-15 00:30 | 書籍・CD | Comments(6)
Commented by てんほう at 2013-09-15 12:46 x
締まった色合いが綺麗ですね。
でも羽や体が黒いと、赤外線を吸収して暑そう。
基本的には日陰の虫なんだろうなぁ。

以前、シロヘリというザンビアのカナブンを飼っていたことがあるんですが、体色が赤・青・白とすんごいカラフルで、傾向としてはメタリックでした。
太陽光をしっかり跳ね返す感じ。
現地では日なたに居る虫なんだろうなぁと思いながら餌をやってました。

当時は家の中で飼ってたんですけどね。
今では、ひょっとしたら紫外線も必要だったのかも知れないな…なんて思ったりしてます。
虫と紫外線ってあんまり研究されてないような気がする。
Commented by てんほうさん at 2013-09-16 07:50 x
昆虫の目には紫外線が見えるとか。
メタリックカラーの虫は、夏の直射日光の下では保護色になるって読んだことがあります。
それとやっぱり、暑さも跳ね返すんでしょうね。南国の虫、夏の虫って派手なの多いですもんね。

シロヘリって検索してみたら、凄い!
この派手な柄も、ザンビアでは保護色になるのか……。でも確かにアフリカ柄っぽいかも。面白いですね。
Commented by huurinlikesweet at 2013-09-17 20:35
お久しぶりです♪
いやいや 6月まで さかのぼってきましたが
カナちゃん♪ 
ビビりましたが なるほど。。。
わかれは辛いですが
これだけ 一緒だと おぼていらっしゃるのでは?
Commented by macchi at 2013-09-19 07:47 x
風鈴さん、
私も昨日は出勤前にヤセッチョ(多分)に会いました。
こっちは覚えてるけど、でもカナヘビの方はどうかなあ。チョロチョロっと草むらに隠れちゃいました。は虫類にエピソード記憶ってどれくらいあるんですかねえ……。

まあ、人間側としては、朝に夕に「どれどれいるかな?」ってチラッと薮を見る楽しみが増えたんで良い経験でした。
Commented by itotonbosan at 2014-02-05 17:13 x
ハグロトンボ雄もミヤマカワトンボ雄と同じく
腹部が青緑色に光るので暫く見とれてしまいました。
雌には偽縁紋がありませんが,腹部が褐色なので辛うじて分かります。
口元には牙らしいものが見え怖そうです。
Commented by macchi73 at 2014-02-05 21:50
イトトンボさん、
今の時期、虫がいなくてちょっと寂しいですね……。

写真、綺麗に撮られてますね!いいな〜、光るヤツ。
私も次回はオスを撮りたいです!



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