キアゲハ羽化と、カナヘビ孵化
2013年 08月 18日
一泊二日で夫実家に帰省しようとしていた朝。
家のコルクボードに止められていたキアゲハの蛹が羽化した。
ゆっくりと伸ばして乾かし中の新品の翅がうっとりするほど綺麗……。
しばし家族で眺める。ほー。
あ、でもそろそろ出かけないとだよ!遅くなっちゃうよ〜!と、蝶をそっと庭に見送って車を発車したら、なんと今度は、ツルン!と卵からチビカナヘビが飛び出した(そろそろ生まれそうなので、心配で車に乗せてた)。
なんてタイミング!
どうする?どうする?出先には餌が無いよ!?まずくない?と慌てて車をUターン。家に戻る。
で、web検索などして「カナヘビベビーは一日目は卵の栄養でOK、二日目からよく食べ出すらしい」「餌になるのは微小な虫!あ、テラリウムで繁殖しているコオロギの赤ちゃんがちょうど良さそう!」などと調べ、ベビーをテラリウムに放って家を出た。
そして翌日、飛ぶように帰宅。
部屋に入るなり、テラリウムに直行すると、元気にウロチョロしてるチビカナヘビを見つけた。
ええ〜可愛い〜!!と、虫嫌いの長女までがうっとりして「ちょっと触らせて」とか言う(ってカナヘビは虫じゃないけど)。
なんでも赤ちゃんって可愛くできてんだな〜。赤ちゃんパワー凄い。
親カナヘビたちは親コオロギを食べ、子カナヘビは子コオロギを食べている模様。
たった一日見なかっただけで、ずいぶんとしっかりした姿になったことよ。子どもの成長は早いねえ!
つぶらな瞳がいかにも純真そうで、子どもらしい顔立ち。
末っ子の観察によれば、「カナヘビの子どもはオスだった。大人より柔らかい体をしている」とのこと。
名前は「チビッチョ」となった。
チビッチョを見てから大人たち(デブッチョとヤセッチョ)を見ると、でかい!そして大人っぽい!と思う。
表情も、なんかこう、純真というより企みがありそうな……。
で、今日見てみると二つともパックリと奇麗に割れていたので、うちでも小さいカナヘビ、見られるとイイなぁ〜なんて思っています。
今迄、蝶や蛾、蝉なんかの羽化する姿を見ましたが、一番印象に残っているのは、小さい頃に見たカブトムシの羽化でした。
幼稚園くらいの頃、人形焼きみたいな蛹からじわじわ出てくるのを兄姉と一緒にじっと見ていた記憶があります。
あんなに固い鎧を着たカブトムシなのに、出てきた時はふにゃふにゃなのが衝撃でした!(田舎の知り合いのお兄さんは羽化したてのカブトの角を曲げたりしていた!四角いすいかじゃあるまいし…子供って残酷ですねー)
翅の白さも異様に感じたなー。
うちの方ではチッチゼミが鳴き始めていて、雨上がりの涼しさも手伝って、何となく夏の終わりが始まった感じです。
天気予報見ると、まだまだ30度オーバーが続くようですが。。。
うちの庭も、今の時期、若いカナヘビをよく見ます。よくこんなにいるなーって感じです。
カブトムシの羽化!
きっとあのまんまの形で白いんでしょうね。面白そう。見てみたい。
漫画好きなmuさんだったらもしかしたら知ってるかもですが、私は杉浦日向子の『合葬』っていう漫画の中に出て来た蝉の羽化のエピソードが忘れられません。
武家の兄弟が庭で蝉の羽化を見て、弟は学問に進もうとするも……っていう話なんですが、静かな雰囲気で良かったな。
本当に、急に過ごしやすくなりましたねー。
ホッとした気持ちと、夏が終わる〜子どもに何もしてあげないで夏休みも終わる〜と、悶々とする気持ちが半々です……。