選択的除草によるグラウンドカバー
2013年 04月 27日
草取りしてもしても、やっぱり雑草は生えてくる。諸行無常の響きあり。
それは何故かと尋ねたら、土壌の中には色んな植物のタネが眠っていて、草刈りによって空き地ができると「ヤッタ!」とばかりに目を覚ましてぐんぐん伸びるということらしい。
このように、裸地(ギャップ)を埋めるように生えてくる植物のことを、ギャップ依存種という。
なんと!草取りをすることによって、かえって発芽を促す仕組みだったとは……。
なのでここ暫く、邪魔にならない草丈の低い野草は残すような選択的除草を行っている。
できるだけ地面を露出させず、ギャップ依存種に場所を与えないという方法。
その結果、なかなか成功したかもと思うものをメモ。
南の庭は、ヘビイチゴにびっしりと覆われた。
半日陰の東の庭は、ユキノシタに隙間無く覆われた。
それからこの時期は、あっちもこっちもオオアマナ(オーニソガラム)で真っ白になっている。
これはどうやって増えてんだろう?庭仕事で土を運ぶ時に、土に球根が混じってんのかな?
そうして砂利地の上は、ヒメイワダレソウの蔓に覆われている。
ま、ヒメイワダレソウは野草じゃないけど。
日陰には、アジュガがランナーで広がり、春になると紫色の花穂を立ち上げる。
あ、でもこれも野草じゃないか。でも増え方は雑草なみ。
このように自然のグラウンドカバーに地表が覆われると、案外、他の雑草は生えて来にくくなるようだ。
ギャップ依存種の封じ込め成功と言ったところかも。
なんてね。夏の雑草パワーにもかなうかどうかは分からないけど。
とりあえず庭仕事の省力化にはなってると思う。