2012年 11月 10日
夜毎に石の橋の下で
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秋晴れの休日。
庭に出てみると、案外花が多くて賑やかな感じだ。
夏の花殻がつきっぱなしだったのを切り戻し剪定したら、また秋の薔薇が咲き出してる。
ちょっと風邪っぴきで鼻水すすりながら日向ぼっこしてたら、体が暖まって元気になった。

午前中は子供の劇を観に行く。
お、この間染めた水色のシャツ、他の衣装小物と色合いが似合っててとっても良い!
劇の間ずっと、どの場面でも我が子にガッツリ焦点が合ってしまって、なんか可笑しく思う。
普段観る舞台とはまったく異なる鑑賞法だよな。ふふ。
他の親御さんたちも多分そうなんだろう。

夜には街に出て、久しぶりの友人たちと飲み会。
海外にいる人たちにはTV通信で繋げて、あたかも一緒のテーブルについているように会話したりして。
出会ってから20年になるんだねと言われて、我々もインターネットも、あの頃からずいぶん遠くに来たもんだなあと感慨深く。みんなそれぞれ元気で嬉しい。
これからも元気で会えるように、体に気をつけて(と考えるようになったところが20年の歳月だなあ……)頑張ろうと思う。

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どんどん花を咲かせるウィンターコスモス。

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野路菊も今週からポツポツ咲き出した。

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パイナップルセージは良い香り。

寒さに少し弱いらしいが、2010年に植えてからずっと露地で越冬して、年ごとに大株化している。


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庭で光ってる薔薇とセージを眺めていたら、ちょっと前に読んだ本を思い出した。
中世プラハ、バラとセージの呪(まじない)の物語。

『夜毎に石の橋の下で』(レオ・ペルッツ)

狂王と偉大なラビと麗しき人妻と黄金に愛された豪商の物語。
それから時々、食いしん坊とか不運な男とか天使とか犬とか。

冒頭の一遍『ユダヤ人街のペスト禍』、ラビ登場がやたら大げさで重々しくて微かに可笑しい感じがガルシア・マルケスっぽくて凄く好きだったので、一気に引き込まれた。

連作短編集っていう形式って面白いなあ!!と満足の一冊だ。
一遍ずつも幻想的だったりオチがあったりして面白いが、最後に全体が繋がった時も快感だ。一度読み終わってから、多分もう一回、最初の方を読み直してしまうタイプの本だと思う。

読んでる途中で、この王様って澁澤龍彦が書いてたあの人じゃん……って思い出したら、二重写しで何となく切ない気分になった。
後で知ったが、ラビも豪商も実在の人物らしい。
最初からそっちの知識もあれば、もしかしたらもっと面白く読めるのかもしれない(知識無しでも充分面白いけど)。


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by macchi73 | 2012-11-10 23:58 | 面白かった本など | Comments(0)


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