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2012年 05月 12日
すごく小さい緑の虫 → ミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫、成虫)
庭にいる害虫と呼ばれる虫を観察し始めたら、思っていたより色んな種類が見つかって、ちょっと楽しくなってきている。これまでずっと無視していたような小さな虫でも、調べるとちゃんと名前や素性が分かるのが驚きだ。
これって一々、ファーブルとかそういう人たちが地道に調べたんだろな。凄い。

どんな小さい虫でも、一度は誰かの興味を引いて、名前をつけられてるのが普通なのか?
それとも、その辺をウロチョロしてる虫でも、つまらな過ぎて未だ誰の注意も引かず、名前が全然無いヤツってのもいるのかな?どうなんだろう。

今日見つけた、まだ名前が判明していない虫。
透き通った緑色の体で、小さい小さいバッタのような姿。体調1,2mmくらい。
バラの葉っぱの裏に隠れていた。探すと結構あっちにもこっちにも居る。
君の名前は何だ。

すごく小さい緑の虫 → ミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫、成虫)_e0134713_038928.jpg

今の時期、色んな昆虫の幼虫が沢山いるから、きっと何かの子ども時代だと思うんだけど……。
こういうオーソドックスな姿って、かえって何の虫なのか見つけにくいな。

ヨコバイの幼虫かなーとも思ったけど、それにしては顔が出っ張ってないし。
バッタとかコオロギとかの幼虫にしては、後脚に筋肉が少ない気がする。
お腹の質感はスリップスにも似てる気がするけど、スリップスはもっと細長くて尖ってるよな?
眼の付き方は、ちょっとハエっぽいかな?

すごく小さい緑の虫 → ミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫、成虫)_e0134713_0445139.jpg結局、深夜まで調べても何だか見当もつかなかった。

ありふれ過ぎてて、わざわざどっかに載ったりしてないってことなんだと思うんだけど。

でもこんなに小さい虫でも、育てば(多分)ちゃんと名のある虫になると思うと、何となく神妙な気分になる。



* * * * * * * * *

やっと発見!
チャミドリヒメヨコバイの老齢幼虫が、そっくりな見た目だ!
「埼玉の農作物病害虫写真集」
 → チャミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫)

「農業ガイド」
 →チャミドリヒメヨコバイ(幼虫)

うちに茶は植えて無いから、ただのミドリヒメヨコバイ(緑姫横這)っぽいな。
そっかー。ヨコバイの幼虫はひし形の顔をしているのに、ヒメヨコバイの幼虫の顔は平らなんだ……。

そう判明してから、再度じっくり庭を探してみると、若い成虫も見つけることができた。
お腹の質感、足の付き方とかに、幼虫時の面影がある。

幼虫の時も小さかった(1mm程度)けど、成虫でも3mmくらいかな。
凄く小さくって透明感のある雰囲気のヨコバイだ。

すごく小さい緑の虫 → ミドリヒメヨコバイ(老齢幼虫、成虫)_e0134713_22371784.jpg


by macchi73 | 2012-05-12 00:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
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