2011年 12月 10日
皆既月食
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土曜の夜の皆既月食。しかも晴天!
庭に望遠鏡を出して、子供たちと観察した。

どんどん欠けていく月。欠けるに従って、赤くなって行く。
皆既状態の時には、まるでレッドタイガーアイみたいな、3Dシールみたいな、不思議な輝きだった。

「あらー!これは良いもの見た!」と、年配者っぽい喜びの台詞を洩らす末っ子。
息子はひたすら天体望遠鏡をセットして、写真撮影したり、他の人たちに覗かせてあげたり、皆既月食の仕組みを滔々と説明したり(でもあまり誰も聞いていない……)。
我が家で一番アウトドアから遠い長女まで、ちょくちょく外に出て来ては観測に参加している。

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月食撮影 by 息子。

肉眼だと、もっとずっと赤いんだけどね。写真って難しい。


ぐんぐん広がる、これが地球の影なんだなーと思ったら、なんだか月の地面に立ってる風景まで想像されてくる。
月から地球を見たら、黒い地球に金環がかかってる様に見えるのかな?
きっと月の空に浮かぶ地球はブヨっと巨大で、もの凄い迫力に違いない。

そうして我が庭を見渡すと、月明かりの中、あちこちに植物のための霜除け透明ドームが建ってるし。
ここは異星で、ドームは星間移民用のドーム型都市で、空に浮かぶのは赤い衛星なんだ……とか想像して遊ぶ。

他の惑星も、こんなに近くで見られたら面白いだろうなあ!

……なんて想像していたら、むかし読んだSF短編を思い出して、ちょっと胸が苦しくなった。
緑と青の地球って、本当、宝石みたいなもんだと思う。
ここに生まれて良かった。

『さあ気ちがいになりなさい』

フレドリック・ブラウンの短編集。
遭難して、風景がオレンジ一色の異星に辿り着いてしまった宇宙飛行士の物語が収録されてる。

その宇宙飛行士は精神的にタフなナイスガイで、オレンジ色の世界でたった一人でも希望を失わず、救助を辛抱強く待ち続けるんだけど……オレンジだらけの風景の中では地球の自然の緑色への渇望がどんどん強くなって行く。で、空中に光線銃を発射するとオレンジの補色としてのグリーンが残像として見えるので、それですこし和んだりしてる。

結末がショッキング。最後まで読んだ時、苦しくてたまらなくなった。

きっと感覚として、「緑色が見たい」は「水が飲みたい」に凄く似ていると思う。


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by macchi73 | 2011-12-10 23:29 | 【その他】日記 | Comments(2)
Commented by Amelia42 at 2011-12-13 06:51
おはようございます。

苗ドーム、近所のHCでも取り扱っていて気になってたんです。
でも、固定のピックがついてたかなぁ~。
今日、おぎはらさんから苗が到着するんですが、今頃頼んでちと失敗。
だって庭に植えたら霜でやられますものね。
なので、真似してぽちっしました! どうですかね、うまく冬越ししてくれないと!

ほんと末っこちゃんは可愛い。その衣装たるや、もうやる気マンマンの様子。
軍手のびろびろ加減も何ともいえずにんまりしてしまいます。
塗り始めてしまえば楽しい作業ですよね。塗装って。
でもそこに行き着くまでが・・

あうっ 今日もちまちまとやらなきゃです。
高所恐怖症なので旦那の手も借りないと。(だから嫌だという話も・・)

この本のタイトル、なんだか凄い!
図書館で探してみます。
Commented by micchi at 2011-12-13 08:04 x
おはようございます。寒いですねー!
朝、植物に霜がついたりしてるのを見ると、うわー冬だと感じます。

苗ドームは初めて使うので、効果のほどは私も興味津々なんですが、これで越冬できれば、かなり便利ですよね。
雨が降った翌日に天気が良いと中に蒸気がついちゃうけど、これは一旦ドームを外して水分開放すべきなのか、そのままで良いのか?とか、今気にしています。ドーム自体を土中に結構埋めちゃえば良いのかな?

そうそう、塗装自体はちょっと楽しいですね。
でもパーゴラは大物だから……大変だ。終わった時の達成感は格別でしょうね。応援してます。

なんか、草ぼうぼうで途方に暮れていた晩夏より、地面に何も無くなって、イメージで最高の庭を描ける今の方が庭が楽しいかも!なんて考えてしまう今日この頃です。
頭の中には、いつも素晴らしい庭が……(まだ実際に見たことはないけど)。

>この本のタイトル、なんだか凄い!
Come on, go crazy! って、英語だと普通に言いそうじゃないですか?
それをこう訳すとは……可笑しみがありますよね。訳者、星新一です。


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