キタキチョウ(北黄蝶)、サザナミスズメ(細波雀)、ヤマトシジミ(大和小灰蝶)
2011年 09月 18日
庭の一角を占領して咲き乱れる萩の花(乱れ過ぎ)に、黄色い蝶がとまっている。
今年はモンキチョウを庭でよく見るなーと思って何気なく写真を撮った。
で、写真でよく見たら紋がない(写真はクリックで拡大可)。
調べてみたら、モンキチョウではなくてキチョウの仲間っぽい。
なんだー。黄色い蝶は、今までずっと全部モンキチョウと認識してたや。
図鑑の写真ではツマグロキチョウにも似てるけど、前翅が尖ってないから多分これはキタキチョウの方だろう。
黄蝶の写真を撮りながら、周囲のチラチラする影に気付いてフッと辺りを見回したら、草の間、大小色んな蝶が舞っている。
アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、アゲハチョウ、シジミチョウ、キチョウ、セセリチョウ……。
ええっ凄くないか?と思って、息を飲む。
どれも珍しい蝶って訳ではないけれど、種の違う蝶がすれ違ってヒラヒラしてるところとか、なんか凄い。
へえーと思って日陰に潜んで見ていたら、しばらくしたら皆どこか飛んでいった。
蝶って羽音が無いから、いっぱいいても無音で静かで夢みたいだった。
今日は良いものを見た。まだ10時。洗濯してから出かけよう。
蝶の集会には加わらず、日陰でジッとしているヤツもあり……。
これはサザナミスズメかな。
庭のキンモクセイについてたヤツが、今年は無事に大人になったと見た。
幼虫はこんな感じ。イモムシらしいイモムシだ。
庭で(というより日本で、かな)一番たくさん見かけるのは、ヤマトシジミチョウ。
2cmに満たない小さな蝶だが、ひらひら、ひらひら、あっちにもこっちにも飛んでいる。
止っていると翅の裏しか見えず地味だけど、翅の表は粉をメタリックな粉をふいたような水色だ。
飛翔中は、その水色がほんのり光って綺麗。
同じ空間で何種類もの蝶って・・確かに何だか凄いですね!
綺麗だな~・・と思いしばらくぼーっと見てましたが
蝶のやたらと多かった年の事を思い出しました。
下の子がお腹にいた年、とにかくたくさんのモンシロ蝶がヒラヒラと我が家に。お腹の赤ちゃんが呼んできたのかね~・・なんて、上の子とお腹を一緒にさすってはゆっくりと時は流れ・・・。
そんな時って蝶もヒラヒラではなくキラキラに見えたりして。
でもその次の年の春、悪夢が・・
薔薇に恐ろしい程の青虫の数!!
さすがに虫好きなmacchiさんでも、その量を見たらギョエ!っとなったに違いありません。
間近で見ると怖いんですが、離れて見ると、蝶の群れってすごく綺麗ですよね……。
でもよく考えると、蝶の群れ=(翌年の)青虫の群れ、というのも自然の理。
いま気付きました。がーん!!
でも時は台風で、外は大変なことになっています(今日は会社も早仕舞でした)。
こんな暴風雨では、卵や幼虫も全員生き残るのは難しそうな気もします。
自然に野ざらしで生きるって、大変なことですね。