2011年 05月 29日
雨の夜:カズオ・イシグロ、pinback
小雨が降り続く週末。
洗濯物を外でパリッと干せないのは嫌だけど、薄暗い部屋でのんびりしてるのも、充電って感じで悪く無い。
でも、家の中で気力体力を持て余し気味の末っ子の遊びに付き合うのが、ちょっと面倒くさい。
一緒に絵を描いたりダンスしたりしてみるが、正直、一人で本でも読んでたい。
ボーッと考えたいこともある。
はー。やっぱり疲れてるのかな。中年の衰えってヤツか。

で、ごめんね、とも思いながら、「ほら、早寝早起きだよ!」なんつって早目に子供たちを2階に追いやり、大人は階下でコーヒー飲みつつ静かに過ごす。宵っ張り両親。

今晩(ってかもう日付変わってるけど)好きなように過ごしたら、明日は絶対、思いっきり一日子どもに捧げよう。
ただでさえ、平日一緒に過ごす時間が少ないんだから。

「週末しか休めない」というのは、スケールの小さい考え。
「子供時代しか一緒に遊べない」というのは、スケールの大きい考え。
大は小を兼ねるはず(違うか……)。

 Offline P.K. (by pinback)

 雨の日のBGM。
 ジャケット買いしたら、中身もすごく良かった。
 アルバム全体が、静かでぼんやりした夢の中の景色っぽい。


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わたしを離さないで(by カズオ イシグロ)

カズオ・イシグロの小説で、一番好き。
SF設定かとも思ったけど、全体的には幻想文学風味だった。
なんだか夢の話みたいで、ぼんやり懐かしい。雨の夜にぴったり。

感覚は生々しいけど、状況は妙に曖昧でリアルさが感じられないのが、カズオ・イシグロの特徴だと思う。個人的には、カフカを読んだ時の読後感にも似てる感じ。

同著者では、『日の名残り』の方が有名かもだけど、そっちはあんまり。
精一杯やった人生にも漂う失敗感と、それに対する態度の話であれば、もっと現実感ありまくりのタイプの作家の方が良いや……。(ちょうど息子の本が目の前にあるんだけど)パールバックの『大地』とか、色々あるし。

探偵小説のようでそうじゃない『わたしたちが孤児だったころ』は、カオスというか何というか、小説の面白さ的には失敗作ではないか?と思いつつ、著者の特徴が露わな感じなのは面白かった。


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by macchi73 | 2011-05-29 01:36 | 書籍など | Comments(3)
Commented by amelia42 at 2011-05-30 21:58
今日、無事に到着してます!
ほんとにありがとう!
夕方からパソコンが不調なので、明日朝イチでメールさせてもらいますね。
取り急ぎ、ご報告まで。
すみません!
Commented by マーサ at 2011-05-31 17:27 x
イシグロさんの本は気になりながら、まだ一冊も読んでいません。
でも、こちらのご紹介を読ませていただいたら、自分も好きな本になりそうです。今度図書館で探して見ます。
Commented by macchi73 at 2011-06-01 08:17
Ameliaさん、
了解です!色々とありがとうございました。

マーサさん、
カズオ・イシグロは読み易かったです。
物語を面白がるんじゃなくて、「(本の中の)私の感覚」を辿る本という感じでしょうか……。
私は基本的には三人称で面白いストーリーがぐんぐん進む本の方が好きで良く読むのですが、こういう一人称が強いお話も、案外良いものですね。


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