ミニクグロフのアイシングパウンドケーキ
2010年 12月 16日
仕事を8時に終えて、すっとんで帰る。
今日は家に新しいケーキ型があるんだよな〜。
お楽しみがあると、寒い夜道も足取り軽く、顔がにやける。
なんだろう、この気持ちは。今は大きくなってしまった双子たちを保育園に迎えに行っていた頃の気分に通じるかもしれない。
クグロフ型と呼ばれるこの形は、アルザス地方由来のものらしい。
クラシックな姿に一目惚れした。
で、玄関を入るや否や、そのまま台所に直行。
冷や飯をちゃちゃっとかきこんで、いきなりケーキ作り。
お風呂も済んで寛いでいる子供たちが「何作ってるの?」と興味津々で寄って来る。
そして毎回のことだが、「これ舐めてもいい?」と、テーブルの上に並べたバターやらココアやら砂糖やらに目を輝かしている。なんで子供って、お菓子の材料を舐めるのが好きなんだ。
1時間後には、ココアのパウンドケーキが焼けた。
ただのパウンドケーキなのに、形が違うだけで何だか豪華。
しかも中心部が抜けて、つまみ喰いパーツまで自動生成される。
なんと便利な。
思い返すに、ここで止めておけば良かったのかもしれない。
が、さらにクラシックな感じにしてみたく、インターネットの画像検索でひっかかったアイシングデコレーションを試してみようなんて思ってみたりして。
今日はじめて知ったが、アイシングって殆ど材料が要らないんだよな。
粉砂糖を卵白で溶かすだけ。風味が欲しければ、レモンをちょっと加えるくらい。
5分くらいでできる。で、それをケーキにかけるだけ。
そんなレシピを読んで、なんて簡単なデコレーションだ!と思ったんだけど。
やってみると、思ったように美味しそうに垂れてくれない。
で、アレー?アレー?と重ねがけしているうちに、なんだか段々と悲惨な感じの見た目になってしまったのであった。
トップに飾ったのは、ピスタチオとクランベリー。
イメージとしては、ヘンゼルとグレーテルに出て来るような、懐かしのお菓子っぽくしたかったんだけどなー。
コツを掴むまで、デコレーションは何回かやってみないとダメかもだ。