ヤマイモ(山芋、自然薯)
2010年 11月 21日
ま、山芋ならウチの庭にも生えてるけどね〜(掘ったことはないけど)、なんて思いながら気軽に参加した。
ところが、集合してみると、やたら気合いの入った道具を持っている人々。え?庭仕事用のスコップじゃ駄目だったかな?と怯んだら……やはり、ダメだった。
ムカゴのついた蔓を目印に、太い蔓を探したら、あとは根元をひたすら掘るのみ。末っ子が丸ごと埋まるくらい深く掘って、やっと一本収穫。なんという重労働。スコップではとてもそんなに深く掘れません。しかもポキポキ折れるしね。
結局、苦行の気持ちで一日掘って、末っ子のポッケに入るくらいの小物を収穫できただけだった。大物を得意気にぶらさげて、のっしりのっしり歩く友人たちが羨ましい。
あからさまにションボリしていたら、優しい彼女が収穫物を譲ってくれた。そして、友達皆で我が家で遅い夜ご飯。
まずは大量の芋を綺麗に洗い、表面処理し、カンボジアの友人がくれた深い木鉢で、交替しながらゴチゴチと叩き潰す。手がかゆいと、子供たち大騒ぎ。
うへー、天然物の山芋って粘度が凄いんだな。ネットリモッチリ、美味しそう。そのままで搗きたての餅みたいなので、一部は試しに海苔で巻いて焼いてみた。お、モチモチして、ホントのお餅みたい。
そして残りは、具無しの味噌汁で溶いて麦飯にぶっかける。おかずは刺身。そして熱燗。さすが自然薯。大変な旨味だ。大地の滋養たっぷりって感じ。
こんなに美味しいんだったら、うちの山芋も雑草扱いしないで、ちゃんと栽培してみようかな。庭植えの場合、種芋をパイプ等の中に植えると真っ直ぐ伸びて掘り易いらしい。