手作りヘチマ石けん
2010年 10月 10日
●材料は下記のようにした。分量が明記されているレシピを見つけられず、当てずっぽう。
・純石けん2個(190g*2)
・砂糖シロップ 100cc程(黒糖60g+水50gで加熱)
・グリセリン 200cc弱
・アルコール 200cc弱
(1) 純石けんを金槌で細かく砕き、精製水200ccを加えて湯煎で溶かす。
(2) (1)に砂糖シロップとグリセリンを加える。更に、今回はヘチマ液も加える。
(3) 湯煎を止め、アルコールを加えてしばらく置く。
(4) 液が透明になって来たら型に流し込んで冷ます。
ヘチマタワシをお裾分けした近所の方が、まだ残ってましたよと若いへちまの実を届けてくれた。
どうも蔓が敷地を抜け出して、裏の露地の方まで伸びていたようだ。すみません……。
実の切り口からは、透明なジェル状の果汁が滴っている。
ヘチマ水は諦めたけど、この果汁を使って、何か日用品を作れないだろうか。
色々考えた末、ヘチマの石けんを作ってみることにした。
苛性ソーダ等を使う本格手作り石けんは敷居が高いが、市販の石けんを材料に使うリバッチなら簡単そうだ。
元にする「純せっけん」には、普段使いの洗濯石けんを使ってみる(大丈夫か!?)。
一応「純せっけん」という商品名だし、純石けん分98%以上とか書いてあるし。
砂糖シロップは、粘度を高めるために入れるらしい。
なんとなく肌に良さそうな気がするので、今回は黒糖を使ってみよう。
アルコールは、度数が高いお酒(ウォッカ)で良いらしい。
手拭いにヘチマを乱切りにして入れて、果汁を絞る。
果汁は透明でとろとろしていて、ヘチマ一本でも結構な量が出て来る。
触った後の手肌は、しっとりツルツルしてていい感じ。これは効き目がありそうだ。
ラップを敷いた容器に(4)を入れて2時間ほど置いておいたら、固まった。
長女に見せたら、「あ、羊羹!?」と一瞬喜ぶ。
できたての石けんは、柔らかくて簡単に切れる。
適当な厚さに切り分けていたら、夫が「奈良漬けみたいだねー」と寄って来た。
羊羹の次は奈良漬けか……。
手に持ってみると、透明感があってなかなか綺麗だ。
色が茶色なのは、黒糖を使ったため。
普通に白い砂糖を使って、無色透明にした方が綺麗だったかもなー。
溶け切らなかった石けんが半透明のジェル状になって浮かんでいたのを、濾して捨てるのは勿体無い気がして、ハンパなヘチマタワシに染み込ませて固めてみた。
こちらは冷めるにつれてクリーム色になってしまったが、石けん兼タワシで、もしかしたら使い勝手が良いかもしれない。
透明な石けん液の方で作ったら、繊維が見えて綺麗だったかもなあ!
初めて作った石けんだが、お手軽で楽しいものだ。
ハーブティーや蜂蜜などを使っても面白いかもしれない。
また、今回は分量が当てずっぽうだったが、アルコールとグリセリンはもっと少なくても良かった気がする。
鼻をくっつけて嗅ぐと微かにアルコールの香りがするのと、手触りが心無しか油っこい感じがするので……。
あとは、無臭ってのも寂しいので、何かで香り付けをしても良かったかなあ。
ただ、石けん作りのサイトを見ると、このまま10日以上乾燥させてから使うようだ。
その頃にはアルコールも油も飛んで、ちょうど良い感じになるのかな?
2010/10/16
なんだー。不透明になっちゃった。
表面のべとべとは収まった。香りは、アルコールが飛んだ後に、微かな良い香り。
2010/10/26
結局、いい感じに硬くなるまでに2週間以上かかった。
なんだか不透明だし、とけきらなかった部分は白く残ってるし、いかにもヘタクソが作った感じだなあ。
ま、仕方が無い。お風呂で使ってみる。
あれ?グリセリン効果かヘチマ効果か、見た目は悪いが肌には良い感触かも……!
ヘチマ繊維に染み込ませた方も、なかなかの使い勝手。
お風呂上がりには嬉しい気分になった。
残念ながら、人にはあげられない見た目だが、自宅で使うなら申し分無し。
今年いっぱい分の石けんストックができちゃった。
次回は、もっとちゃんと濾して、見た目にも綺麗な石けんを作ろうっと。
ヘチマで充実してますねー。
ヘチマ水は残念。抜き取ってしまっては、ヘチマ水はできませぬものね。
以前、雑誌で読んだんですが、自家製ヘチマ水を化粧水にして使い続けていたら、クリーム入らずの綺麗な肌になったとか。
それを取材していたスマップの中居君が、その肌の綺麗さにびっくりしていましたっけ。
石鹸は私も羊羹に見えます。どうでしょうね 使い心地。
10日後が楽しみです。
グッジョブ!!!
ヘチマ化粧水、作ってみたかった〜。
幻の美肌が惜しまれます……。
石けんは、油がしみ出して、表面が不透明に固くなってきた気がします。
どんな風になるのか予想できませんが、良い出来だったらお知らせしますね。
沙汰が無ければ、それなりの結果だったということで……。
実験手順やレシピを活用し,発表の参考文献として載せてもよろしいでしょうか?
可否のコメントをよろしくお願いします。また,アドバイス等も頂ければと思っております。なにとぞよろしくお願いします。
今年の春、観光に行きました。十和田湖、現代美術館などなど、すごく良いところですね。
うちにも中学生の子供たちがいますが、理科の実験は心躍るようです。
記事がお役に立てれば幸いです。ご利用できる部分があればどうぞお使いください。
アドバイスは……石けんのリバッチは最初にいかに細かく砕くかが成功の鍵のようです。
ナイフで削れば一番良いかもしれません。湯煎より、レンジで溶かすのが簡単みたいです。
それと、「これで固まるの?」って不安になるくらいチャプチャプの液状からでも充分固まることが分かりました。
私は水分過多で失敗しちゃったなーと思って、半分諦めて放置してしまったんですが……。
しばらくして見たら、固まっていたので驚きました。
途中で投げずにちゃんと濾してから固めれば、もっと仕上がりが綺麗だったろうにと残念です。
また、タワシはかなり大きい実でも包丁がスッと入るうちは煮ると繊維が溶けてしまいます。
スッと切れてしまったら食材にし、切る時にメリメリって感じがあったらタワシにすると失敗しないと思います。
生徒さんたち、楽しい研究ができますよう!
ただ,ヘチマのほうが熟しすぎてましたので,果汁を上手く絞れず,石けんは煮だし汁みたいなもの(とろみはありましたけど)を活用しました。
生徒を使って試用させていますが(人体実験!?)使い心地,泡立ちは良さそうです。石けんはやはり材料を合わせた段階では,固まるか不安でしたが,信じて待つことが大事ですね☆
是非,生徒たちに食させたい気持ちもあったのですが,ヘチマの状態が,もはやタワシ一直線だったので,またの機会にでも挑戦したいと思います。
アドバイスも大変参考になりました,機会がありましたらまた参考にさせてください。
サイトとお庭がますます発展していくことを祈念して,感謝のコメントとさせていただきたいと思います。