タデアイ(蓼藍)
2010年 08月 25日
●種まきは5月。
●花期は9月。花穂をそのままにしておくと、秋に種を採取できる。
●7〜11月くらいまでに、繁った葉を収穫して染料に使う。
●乾燥を嫌う。日光を好むが、半日陰で育てた方が発色は良いらしい。
●防虫効果があるので、鑑賞目的の花などのコンパニオンプランツなどに良さそう。
藍染め工房を見学。
玄関に放置されているプランターにイヌタデが蔓延っているのを見て、「放置鉢には雑草が繁る。分かります、分かります、最近暑いですしね……うちの庭も同じですよ……」なんて密かに共感を覚えて親し気な視線を投げかけたら、「これが藍染めの原料になるタデアイです」とのこと。なんだ。
よくよく見ると、イヌタデにそっくりだけど葉の感じが少し違うかな。
以前、山歩き中に見かけたハナタデにも良く似ている。
これ、栽培したら自宅で藍染めができますかね?と聞いてみたが、タデアイはそのままで染料になる訳では無いので、本格的な藍染めは難しいとのこと。
ただし、生の葉で染める「生葉染め」というものもあるらしい。それ楽しそう。
うちの東側の庭なんて、いつもイヌタデに覆い尽くされてるからなー。どうせなら、イヌタデの替わりにタデアイを蔓延らせることができたら面白いんだけど。
工房の広い土間には、タデアイの仕込まれた壷が地中に埋められて並んでいた。独特の香りがする。発酵臭かな。
周りの物干竿には、様々な度合いに染まった反物が干されていて、薄青から濃藍までの綺麗なグラデーションを作っていて綺麗。
一度染めただけでは薄青色にしか染まらず、それを何度か重ねて濃い藍色を作るそうだ。
2010/9/28
近所の花屋さんで、タデアイが売られていた。
葉っぱが少し丸くて工房で見た株とは少し雰囲気がちがうんだけど、ものは試しで二株購入。
花が沢山咲いている。イヌタデと混ざらないようにプランターで育てて、今年の冬には種を収穫しよう。
以前、イヌタデとタデアイを間違えて、染物に使えるんじゃないかとワクワクしたときがあったのですが、やっぱり難しいんですね。
タデアイで染めたものをいくつか見たことがあるのですが、本当に綺麗ですよね。
手っ取り早く、ストールとかハンカチとか簡単なもので染物ってやってみたいなー。
ブログ放置(=庭放置)でお恥ずかしいです……。
今うちの庭は荒野のようで、Ameliaさんの庭写真など見ながら、必死に草刈り意欲を呼び起こそうとしているところです。
それはさておき、染め物楽しいですよね。
一時、子どもたちとタマネギの皮で絞り染めするのにハマってました。
タマネギの外側のペラペラした茶色い皮、あれの煮汁に布をひたしてミョウバンで色留めすると、綺麗な黄色に染まるんですよね。