2017年 10月 17日
揚げカスタードの金木犀餡かけ
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雨ざあざあで部屋が真っ暗な週末。私は仕事。

夜に帰宅したら、大学生が末っ子に見せたいドラマがあるといって、リビングに布団を敷いてビデオナイトになっていた。ビデオのお供に長女が紅茶を沸かして来たのを見て、今こそ夫と私の金木犀シロップ対決の時だ!と二つの瓶を並べ、「どっちが美味しい?」とブラインドテイスティングを試す。

大学生は「こっちの方がスッキリしてて美味しい。紅茶に合うね」と私が仕込んだシロップを選択。「もう一つの方は、少しエグみがある気がする」と言う。そうでしょうとも、そうでしょうとも!が、末っ子は「でも、こっちの方が金木犀の香りと特徴を活かしている気がするな」と夫のシロップを選択。くそう。本当か!?

それで私もテイスティングしてみたが、うーん、どうかな、悔しいけれど確かに花の特徴は夫のレシピの方が出ていると感じた。甘ったるいくらいが金木犀らしい。

翌朝、朝食の一品に玫瑰鍋炸を作った。
カスタードを冷やし固めてから衣をつけて揚げる中国のお菓子だ。最後に浜茄子や金木犀のシロップをかけて食べる。だいぶ前に『沈夫人の料理人』っていう漫画で読んで、金木犀の時期になったら作ってみようと思っていたんだ。
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レシピを検索して、少し固めのカスタードクリームを作って熱々に揚げる。それから夫のシロップをかける。

漫画では、カスタードクリームに砂糖は入れてなかったんだけど、ウェブのレシピでは砂糖の入った普通のカスタードクリームを作っていたので、そのようにしてみた。「プリンみたいで美味しい」と娘。でも、なんか普通のデザートっぽい味だなー。ちょっと漫画で読んでイメージしていたものと違う。中華を感じない。

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それで夜に再度トライ。
今度はカスタードに砂糖は入れずに作った。中華風の演出として、バニラエッセンスの替わりにアーモンドエッセンスを入れてみる。また、Youtubeの料理動画を参考にして、金木犀シロップは片栗粉でとろみをつけた餡にしてかけてみた。結果、中はトロッとして外はサクサク、だいぶ美味しく改良された。
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しかし正直、漫画で想像していた美味しさには届かず。というか、どんな味か想像できないけどなんか美味しそう!という、漠然とした期待だけで作っちゃったしな。でもやっぱり一度は本物を食べてみないと工夫する方向も分からない。今度、お店に本物を食べに行ってみよう。

ちなみに、カスタード揚げ本体は「こんなもんなのかな、普通だな」っていう感想だったが、金木犀餡は透明なオレンジ色が綺麗でかなり美味しかった。良い匂いの透明でキラキラする餡の中だと、ぷちぷちした花までジューシーに美味しさを増す感じで、これはオススメ。他の料理にも使えそうだし、むしろ金木犀餡だけで独立したデザートとしてもいけると思う。

夫がやってきて、あれー俺のシロップの方が多く減ってるね?なんでかな、はてはてフッフーン、とニヤニヤするのは悔しかった。お菓子には夫シロップが美味しい。でも、お茶に入れるのなら私のだって美味しい。

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『沈夫人の料理人』(深巳 琳子)

夢のように美味しそうな料理が次々出てくる漫画。

どの料理も、シンプルにではあるが、料理人・李三の手際が最初から最後まで描写されるので、そのまま真似すれば自分でも本当に作れるのかな?って想像が膨らむ。


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# by macchi73 | 2017-10-17 00:28 | Comments(0)
2017年 10月 09日
金木犀のシロップ
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朝、大きなシーツを干すために屋根に上ったら、巨木になった金木犀が豪華で圧倒された。庭から見上げるのと全然違う。視界全部がオレンジ色だ。濃厚な甘い香りは今がピークかもしれない。屋根の上で、甘い空気を目一杯吸い込む。うっはー。ウキウキする。

それで夜、屋根の上での月見がてらに花の盛りの金木犀を摘んで、夫と一緒にシロップを仕込むことにした。
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しかしそこで夫婦の意見が食い違う。

ウェブのレシピにちゃんと従って砂糖とリキュールだけで作ろう、と主張する夫。いやいや薔薇シロップなど色々なシロップを作ってきた経験から言わせてもらえば、やはり一振りの酸味は加えたいところですよ、とレモン果汁を足そうとする私。更に言うと、花は煮込まずに生花に熱いシロップを注いで密封してシロップに香りが移るのを待つだけで良いと思うのです、私は。花のシロップを作り続けてきた私としては。

議論は決裂し、それぞれ一瓶ずつのシロップを仕込むこととなった。では来週末にでも味比べしましょうと言ったところ、いや完成は一ヶ月後でしょうと、ここでも意見が分かれる。ハッ、船頭多くして船山に登るだねえ、と私。あーあ、macchiは夫唱婦随の理を知らずだな、ってな夫。

でもまあ、とりあえず私は来週末には味見するつもり。だいぶ前に本で読んだ、作りたい金木犀料理があるんだよね。ふふふ。楽しみ。
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# by macchi73 | 2017-10-09 22:10 | 【庭】収穫、料理 | Comments(3)
2017年 10月 08日
仮想現実と子どもの空想
大学生の長女が、友達と行ったヴァーチャルリアリティ(VR)体験が凄く面白かったから末っ子にも見せたい!絶対喜ぶと思う!と強く誘って来たので、その場でウェブ前売り券を購入して翌日の朝イチで遊びに出かけた。

が、窓口にチケットを出したら「館内には13歳未満も体験できるアクティビティはありますが、VR体験はできない規則です」と言われて愕然。がーん……。注意書きを読んでなかった自分たちの不注意だ、仕方ない。払い戻しはできないが、チケットは各VRブースの回数券になっており、末っ子の分は別の同行者が使っても良いのことだったので、とりあえずみんなで中に入る。

結果、VR体験は面白かった!(←娘のチケットもらって楽しんだ人)

おそらく今後一層のVR普及があるとして、今はまだ初代ファミコン的な黎明期かもなっていう感触はあったが、それでも十分楽しかった。私は仮想スキーと、仮想空間への立体お絵かきソフトが気に入った。お絵描きソフトはgoogle製だったので、今後はイラストの公開や楽しみ方も段々と3D化していくのかもしれない。

また、館内にはVR以外の遊べる仕組みもちょこちょこと施されていて、末っ子も「楽しかったー!」と帰り道はご機嫌であった。とは言え、VRできない小学生をわざわざ連れて行くのは、コスパ的にもオススメはしないけど。

小学生も遊べる仕組みの一つは、館内のいろんな場所に仕掛けられたプロジェクションマッピング。インタラクティブな仕組みになっていて、映像に触れると色々な反応が起こる。

例えばカフェには白砂が敷き詰められたエリアがあり、海辺の風景や生物が投影されていた。食事しながら色んな海洋生物がやって来たりするのを眺めたり、投影された水辺を実際に歩き回れば波紋が広がるし、動き回る生物を掬い上げて捕まえたり、ひっくり返したりすることもできる。その他にも、館内各所のテーブルや壁や床など、数カ所で映像の遊びは見られた。
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しかし、家族で一番盛り上がったのはボルダリングだった。全くヴァーチャルではなく、実際に壁をよじ登るコーナーだけど。仮想現実よりも、やはり現実が結局は五感をフルに使えて面白いってことか。ひいては、遠い未来には一般ピープルはVRで遊び、リッチな方々はRで遊ぶということが起こるのかもしれないな……なんて想像してしまったり。

ちなみに、何故13歳未満はVR禁止なのかということを調べてみたら、立体視の発達期にある6歳までの子がVRなどの立体視を行うと急性斜視になる恐れがあり、13歳くらいまでは発達期が完全には終わっていないからというVR業界の見解があるからのようだ。知らなかった。知れて良かった。ま、小6ともなれば、家庭の判断で休日のお出かけで数回の体験くらいはさせても良いのかなって個人的には思うけど。家庭へのVR本格導入は、まだもう少しの間は控えとくかと思い直したのであった。

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ところでボルダリング後、夫がスタミナ切れでベンチで一人不動状態になったのを、運動不足だなー、ケケケ、と笑っていたら、翌日は自分も体が痛くて普通に動けなくなってしまった。でも家族みんな3連休なのに、自分は日曜以外は仕事なのが残念でもあったんで、どうせ動けないなら全てデスクワークに捧げるのも良いかなんて、全身の痛みに逆に変な満足感を覚えたり。

一方、子どもたちは全然平気らしく、3連休を満喫していた。

末っ子は、この休みでお気に入りのファンタジーのシリーズ最終巻を読み終わってしまい、「長い話が終わるのって寂しい。終わりを知りたいのと、ずっとこの世界にいたいっていう気持ちとの板ばさみだよ……」と溜息をついていた。名残惜しさの余り、終わってしまった物語の中に自分の居場所を作って、そこで暮らす想像を続けたりもすると言う。

その気持ち分かるよ、もしかしたらその辺りにも今後のVRの発展の可能性はあるかもね。でも人間の自由な想像力に匹敵するVRもなかなか難しいかもね。というか、なんとなく、そうあって欲しいような気もするね。広大で綺麗で物凄い夢のようなVRも、いつか体験してみたいけど。


この頃の子どものお気に入り、レッドウォール伝説シリーズ




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# by macchi73 | 2017-10-08 23:55 | 【その他】日記 | Comments(1)